静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

バーンスタイン指揮 ボイト/『メフィストーフェレ』より「天上のプロローグ」

2007年08月23日 00時09分03秒 | バーンスタイン(仏、その周辺や南欧の音楽)
高校野球も終わりましたね。結局、地元高校を引き分け再試合の後に破った佐賀北高校がその後勝ち進んで優勝でしたか。
って、試合、全然見てなかったんですけどね。
今日も1日暑かったです。そして、私は、仕事、家事、子どもの相手、自分の世界などで忙しかったです~~。
ということで、「とりあえずシリーズ」その3です。



ボイト/歌劇『メフィストーフェレ』~「天上のプロローグ」
 ニコライ・ギャウロフ(バス)
 ウィーン国立歌劇場合唱団、グンポルト教会聖歌隊
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:レナード・バーンスタイン

 1977年録音




ボイトの「メフィストフェレ」は全曲のレコードを持っているんですが、まだ未聴です。
数年前に某オークションでオペラの全曲盤レコードを何組かまとめて入手したうちの一つにあったのですが、ターンテーブルに乗ることなく今日まで来ています。
今回、採り上げたのは、そのオペラの開始部分(プロローグ)のみをバーンスタインがギャウロフ、ウィーン・フィルその他と録音したものです。

プロローグと言っても25分間たいへん壮麗な音楽が続きます。
よく知りませんが、幕開け部分がこれほど重厚なオペラって少ないのではないでしょうか?

効果音が使われているのかどうかイマイチよく分からないのですが、打楽器群と雷音の強烈なアタックは録音レベル・オーバーの音割れ状態です。
そして、バンダ(場外の別働ブラス隊)や天上から降り注ぐ合唱は(HMVのレビューにもありましたが)ベルリオーズのレクィエムやマーラーの「一千人」を思わせます。
いやはや、まことにダイナミックかつ荘厳で気持ちいいですね。
(当曲はかなりワーグナーの影響が色濃く、そのためか初演時は大変不評だったとのこと。)
「ファウスト」を題材にした音楽は多いですが、私の知っている限り(歌曲などを除いて)では重厚・長大なものが多いですね。
作曲家にとって、それほど「構えてしまう」作品だということなのでしょうか?

この曲もプロローグだけでこんな具合ですから、全曲通して聴いたらどんなのでしょうね?

77年頃のバーンスタインは何かと微妙な時期であったと思いますが、この大河のような音楽に丸ごと没頭することで彼自身何かを「乗り越えよう」としていたのかも知れません。


リストの「ファウスト交響曲」(ボストン響)とカップリングされた2枚組のレコードです。








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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうなんです、雷鳴が・・・ (謙一)
2007-08-26 22:24:09
この曲、リストのファウスト交響曲の余白のための録音なのでしょうか?
初めて、聴いたとき、雷鳴の音が割れているのか家のデッキでは音が割れてしまうのか…と悩みました。
良いとこで現実に戻される雷鳴…。
>謙一さん (親父りゅう)
2007-08-27 19:57:37
>余白のための録音・・・そんな感じですね。はんぱな長さだし、オリジナルはそういう組み合わせでしたし。

なかなか、面白い曲ではありますね。

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