静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

少しだけ帰宅していました

2018年04月15日 06時57分50秒 | Dialy
 一昨日の夕食後から昨日の午後8時30分まで「外泊」で帰宅していました。

 金曜日の午後7時に弟に迎えに来てもらい、昨夜、また送ってもらって病院に戻りました。
 帰着後、すぐに消灯時刻になりました(笑)。

 やはり家はいいけど、今の体調では、やはり疲れますね。病院で過ごしている方が体は楽です。
 なるべく省エネで動いて、そして、ほとんどの時間、奥の院で音楽を聴いたり録画した番組を観たりして過ごしていました。

 二日間で3週分溜まっていた「西郷どん」(特番含む)を見終えました。
 これで、今日の夜、病室で観れます。

 金曜夜の「らららクラシック」はムラヴィンスキーを採り上げていましたので、珍しくリアルタイムで観ました。
 彼の来日公演は77年、79年で計3回聴きましたが、それらは、いまだに私の全コンサート体験中で屈指のインパクトをうけたものとして脳裏に刻まれています。
 懐かしい思いに浸らせてくれた番組でしたね。
 ただ番組で最も多く使われた演奏シーンが83年のタコ5で、椅子に座っての指揮は、記憶にある彼の毅然とした立ち振る舞いとはやや違って、あの独特のオーラは後退し、代わりに細やかな面が出ているものでした。それでもすごかったですけど・・・。

 あとは、座椅子に体を預けて、久しぶりにスピーカーを鳴らしての音楽鑑賞でした。
 いろいろ聴きましたが、クナッパーツブッシュのブルックナー9番とシューベルト「未完成」はひときわ強烈でした。
 この5枚組には、同プログラムで2種(2日違い)の演奏が収められていますが、昨日聴いたのは「聴衆無し」と言われている方です。
(ライヴの方は、入院前に聴いています。)



 クナのブル9は、使われている版がふだんあまり耳にしない「レーヴェ版」ということで、むかし初めて聴いた時は、それこそ、スピーカーの前でのけ反ったり思わずプっと吹き出したりと、驚きの連続でしたが、久しく聴いていなかったものですから、今回またも、けっこう驚かされました。
 しかし、なんとも言えない純粋さを感じさせたり、たとえようもなく美しい箇所もあったりと、これはやはり名演奏であると思いました。
「未完成」の方も、楽団員が心を込め切って奏でている姿が目に浮かんでくるような、切々とした演奏でした。
 クナッパーツブッシュは「怪物」とか「怪演」とか言われていた印象がありますが、私は全然違うと思います。彼は極めて純真無垢で、ただ思うがままに音楽を創り出しているだけですね。

 
 今日は日曜日。
 ゆったりと過ごせそうですが、明日は検査が二つ入っています。その結果次第では新たな検査が追加されるかもしれないということです。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿