乾坤

Win書道による書と雑感を書いています。書と雑感を併せて一つの作品となればと思います。

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2 コメント

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放つ (JIRO16)
2005-04-19 09:18:37
左から右、上から下、という「書」の一画目の仕草は、遠い点から、自分に引き寄せる。

或いは、自分の心臓に近づける意識が働いているように思えてきました。



それに対して、右から左、下から上は、手元、心臓から放つような意識が働く気がします。



(いつもの思い込みが始まったと思ってください。)



何かを放つ。手放す。離れる。



その行為に対する不安があるとすれば、いつもの習慣と違うおぼつかなさと共に、放つ、離れる、無くなる事への不安を連想させるのかもしれません。



それでも、その意識が習慣化されて、解き放つ事に不安を覚えなくなったら、何か今までの自分と少し違う存在が見つかるかもしれない、、、等と、私もその意識に期待してしまうのでした。
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側刻 (lazy_yoshi)
2005-04-19 12:14:05
そういえば、篆刻の落款を刻むときは、普段と逆向きの方向に線を刻んで行きます。印刀で、横画を刻むときは、右から左、縦画は、下から上です。私はこのことを知らずに、落款を刻んでいたのですが、上手く行きませんでした。



ある本を読んでから、そのことを知り、それからは、それなりに刻めることも多くなっていました。とはいえ、不器用なので、篆刻は上手く行きません。



私は、どちらかと言うと、建設的なものよりも流動的なものの方があっているようです。
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