ふと手にとった本のふと開いた箇所が、自分の現状に必要な言葉を述べてくれることがある。
今朝、ベッドに寝転がって、以前紹介したヘンリー・ナーウェンの著書を手にしていた。
開いたページの記載を通して、改めていろいろと考えさせられた。
ナーウェンは言う。
結果を重んじる現代社会。
誰かの役に立ちたいという願望は、精神の「健全なしるし」とみなされる。
しかしそれは、自分が成したことの結果を自分の価値を計る「ものさし」にしてしまう。
そうなると、「自分の成し遂げたこと=自分自身」と思いこむようになる。
「誰かが高く評価してくれるので、自分はできる人間だ。」
「誰かが自分を好んでくれるので、自分は人に好かれる人間だ。」
自分がいろんな点で成功しているから、価値のある人間だと思いこむ。
けれども、自分の業績や結果を自分の価値を計る「ものさし」にすればするほど、
いつもびくびくして暮らすようになる。
成功で作られてきた周囲の期待を裏切らないかと心配しはじめるから。
つまり、成功するにつれて思い煩いが増えるという悪循環に陥る。
このダークな連鎖で、多くの偉大な芸術家は自己破滅に追いやられてしまった。
はなばなしく見える活躍の裏で、常に苦しんでいる自分がいる。
自分の「虚像」をはぎ取ったられたときの恐怖。
世の中に思われているほど、頭もよくなく、善良でもなく、愛されるに値しない自分。
それがあらわになることを恐れる。
これが競争社会の中での葛藤。
自分の弱さ、無力さを謙虚に認め、受け入れることができない。
それを隠すために、ますます高い評価や評判を得ようとする。
「本当の自分」を多くの仮面で覆い隠すことで、ますます堪え難い孤独感に思い悩む。
しかし、友情や愛は、傷つきやすい心をお互いにさらさずには経験できないものなのだ。
僕たちはココロの奥底で求めているものとは正反対のことをしているんだよね。
だから、いくら追い求めても手にすることはできない。
自分が「方向転換」しないといけないと痛感させられた。
taddy
ブログランキングに登録してみています。クリックお願いします♪
>> kaorunさん
ほんと、堅ちゃんの歌詞、ぴったんこですね!
息苦しい生き方をわざわざ選んで、自分の首を自分で閉めながら、いろいろ不平をいう僕たち。
少しづつしがみついているいろんな体裁から手を離していって、自由で本質的な生き方ができるようになりたいものです!
>> hacoさん
そうですよね。hacoさんの言うように慌ただしくモノにも溢れた現代社会においては、特に「強い意志」が必要のように感じますね。
「自分の幸せのためだ」と思いつつ、実は自分を追いつめている生活を僕たちは送っているように思うんですよね。
これまた先日の記事「 b u s y 」に通じるように思うんですが、忙しい日々に流されていると、このことに気付かなくなってしまう。で、どれだけ頑張っても上っ面だけの人生を送ってしまう。これまでの忙しさも何もかも最終的には「意味がなかった!何も満たされなかった!」となってしまうわけです。
自分も偉そうなことは言える身分ではありませんが、「本質はなにか?」だけを見つめて生きていきたいと思ってます。
>> k-manさん
そうそう、k-manさんもかっこいいスポーツウーマンでしたねー。歌舞伎町で客引きに会うくらいの(^,^)
結果を求められること自体は悪いことでもなんでもないと思います。が、それがすべてになったりそれに引きずられるようになると、本当の自分を見失って本末転倒になってしまうんだろうなと思います。
そうそう、昨日の継続で書くつもりじゃなかったんですけど、開いた本の開いた箇所に昨日と同じ「ものさし」という言葉があったりとで僕もびっくり!
Welcome! の部分、なかなかいいでしょ?左バーの自己紹介部分は文字数制限があるから、もう少し書きたいなと思ってたところにこの案を思い付きました(^_^) 今後もうすこし紹介文を充実させていこうと思ってまーす♪
特に会社やスポーツでは、結果で評価されますよね。
私もスキーやっていて、実力以上の成績を運良く出してしまうと、『私にも出来るじゃん♪』と嬉しく思って自信が出る反面、『次もこれぐらいの成績出せるかもしれない!』と、それがプレッシャーになって、いつも以上に固くなって緊張したりします。
そして、おっしゃる通り、ビクビクして暮らす事が多い毎日です。(汗)
ピュアな心を持ち、マインドコントロールの出来る人間になりたいです。。
ところで、先頭の『Welcome!』の自己紹介、なるほど~、考えましたね~♪(^○^)