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どこから雨漏りしているか調べたい

2016年02月18日 10時43分30秒 | 市場動向チェックメモ
http://sumai.nikkei.co.jp/edit/soudan/house/detail/MMSUq2000010022016/

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どこから雨漏りしているか調べたい

(東京都 50歳代 主婦)
 数年前から、大雨や大雪が降った後、一階の居間の天井から雨漏りがします。先日の雪でも雨漏りが発生しました。

 5年前に屋根をふき替えたうえに、昨年外壁も塗り替えたのですが、それでも雨漏りは止まりません。どこから漏れてくるのかが分かれば対処できると思うのですが、場所を把握できず困っています。

ANSWER
原因箇所の特定方法

(住宅ねっと相談室カウンセラー 一級建築士 伊丹 弘美)
 近年、今までになかった“想定外”の大雨や大雪が降るため、室内に雨水が侵入する危険性は高まっていることは事実です。雨漏りは建物の寿命を短くするだけでなく、カビなどが健康被害にもつながります。漏水によって電子機器への二次被害も考えられるので、早期解決が望まれます。

 そうは言うものの、なかなか原因箇所が特定しにくいのが現実ですよね。お気持ちお察しします。

 雨漏りの原因箇所は、大きく分けて「屋根」「外壁」、窓などの「開口部廻り」などが考えられます。そして、その原因は、「老朽化」「ひび割れ」「防水破損」、外壁に取り付けた窓や設備の「取り付けの不良」などです。原因箇所を特定するには、「目視」「散水試験」「赤外線利用」などの方法があげられますが、一般の方でも簡単に調べられるのは「目視」と「散水試験」だと思います。

 <目視> 雨水が漏れている箇所を推測して屋根に上ってみたり、天井裏を確認してみたり、漏れそうな箇所を目で確認します。あくまでも見当調査になります。原因が複数存在する可能性もあります。一般の方にとっては、屋根に上がることは難しいかもしれません。その場合は、大工さん等にお願いしましょう。

 <散水試験> 家屋や外壁にホースなどで散水して、水の侵入経路や道筋、出口を確認します。また、雨樋の詰まりや破損、脱落も確認してください。雨樋は雨水の侵入で建物が腐食することを防ぐ役割があり、放置しておくと建物老朽を早めます。さらに、エアコンの室外機やベランダの取付箇所、太陽光発電や地デジ取付箇所から雨水が侵入する場合もあります。屋根と外壁の間から侵入する場合もあります。この方法は内部を濡らしてしまうことになりますが、調査費用をかけたくない場合は有効だと思います。

 以上が私自身、現場で行っている簡易的な雨漏り調査方法です。「目視試験」だけでなく「散水試験」を合わせて時間をかけて丁寧に調査し、原因の究明だけではなく、漏水による被害範囲・箇所をしっかり確認していきます。

 それでも特定できない場合は、専門業者へ依頼しましょう。「赤外線サーモグラフィ」や「ファイバースコープ」といった機材を使用して調査します。

 <赤外線> 建築物診断用赤外線カメラを使用して調査対象の温度差を熱画像から診断します。原因究明が困難な場合でも修復箇所を特定しやすいです。補修後にもう一度、漏水箇所を撮影する事で、完全に漏水が止まっているか画像で確認することができます。

 <ファイバースコープ> 超小型カメラを使用して目視確認できない箇所に投入し、液晶ディスプレイの映像から雨水侵入経路を探します。解体をせずに原因箇所を目視できるため応急処置など素早い対応が可能です。

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