きゅうちゃん出たとこブログ

行きあたりばったりの人生、そして愉快な仲間達との日々をちらほらと・・・

年忘れ、高岡『おでん福家』からのハシゴ酒。

2015-12-29 19:12:07 | 外呑み

P&Gのパンテーンを使うと髪のボリュームがハンパ無いという話を聞き

美容師泣かせの髪の量ながら、若かりし頃のようなパーンとしたハリが無くなってきたと感じていたアタシは

早速購入し使用してみた。

ナ、ナンジャコリャ.......

洗っているそばから髪が鉄板の様にカッチカチで

シャワーで濯ぐも ゆ、ゆびが入らない!?

なんとかトリートメントでしなやかさを取り戻し、髪を乾かすと

ナルホド、糊付け並みのハリとコシ。

毎日使ってたらトンデモナイ事になりそうだ。

きゅうです、ども。






さあ、今年もあと残り2日。

おかげ様で、大きな病気もせず楽しく食べ呑んだ一年でありまして

そんな幸せな一年の締めくくりには、我らが地元で飲み歩き。

まず一軒目は、タカマチが誇るディープなおでんの老舗 福家

ご覧あれ! このカオスなおでん種の数々を。



メニューはこの “おでん” のみの潔さ。

おまけに激安!庶民の味方。

店に集うおじさま方のアイドル、福家のお母さんの経験がものを言うウイットに富んだ会話で

ベロンベロンになりながら絡む客のあしらいなぞお手の物。

そして、ここに来たなら絶対食べておきたい



とろっとろに溶けた 昆布

これをチビチビやりながら、燗酒呑むのがいいんだな~。

と、あったかいおでんを食べた後は 知り合いのお店にお届け物をし、ついでに数杯ハイボール飲んで....

さて、次いってみよー! まさかの居酒屋リターンズ。

瓶ビールでリセットさせてお刺身つまむ、そこは



ほいきた! たかまさ

ちょっと用事があったので寄らせていただきまして、

サクっと呑んで来年のお話をしましたら、はい!

次のお店へレッツラゴー。 なんて忙しないとお思いでしょうが、いつもこんなカンジですが何か?

東京での土産話を引っ提げて、訪れるは Bar 正太郎

入っていきなりホットカクテルをお願いする。



あーでもないこーでもないと話てるうちに、貸し切りだった店内にお客さんがワラワラと来られたので

我々は退散という事で。

で、実はこの後もう一軒お邪魔したBarがあったのだけど散々呑んだ後なので

無理やりホットコーヒーを淹れてもらい、そして帰った。

これでタカマチ表側には年末のご挨拶ができたかしら?

裏側へは年が明けてから.....かな。

あーそれにしてもはっやいわー1年。













米に飽きたら、砺波『パン工房 Bit』

2015-12-27 00:01:09 | 旨いもん

あーカラオケ行きてえ!

ひとり紅白でフリードリンク飲みまくりてえ。

やっとこさ全ての年賀状を投函し終えただけで、

今年には何の未練も無くなったぞ。

ばっちこい、2016年。

きゅうです、ども。






和食が大好きなアタシは、主食は殆どがご飯。

パンは月に一度か二度あるかどうか。(おやつパンは別ね)

そんな出番の少ないパン食だからこそ、とびきり美味しいパンで楽しみたい。

偶々、そっちの方面へ行ったので妹から美味しいと聞いていたパン屋へ寄ってみた。

砺波にある 『パン工房 Bit』 さん。

こじんまりとした店内にあるショーウインドーには、パリッと焼かれた数々のハード系のパンが

「食べて!」と言わんばかりにこっちを向いて並んでいた。

うむむむむ、目移りするぞ....。

お腹は二つしかないので買い過ぎてもダメだし、吟味して吟味して

カンパーニュバケットをはじめ、数種類を購入。

帰りの道中、アタシの車の中は香ばしい小麦の香りで充満し、

家に辿りつく前にかぶりつきたい気持ちを抑えるのに必死。

イカの黒作りと釜揚げしらすで作ったアヒージョや、今が旬の真鱈でアクアパッツアを拵えて

お供はもちろんBitさんのパン!

外はカリッカリ、中はしっとりなカンパーニュは大変美味しゅうございました。

まあ、パンもそれぞれ好みがあるのでアレだけどさ、

豚骨ラーメンでは “粉落とし” 、蕎麦は “十割の田舎” と、

果てしなく “粉感” を追い求める旦那くんは、

「もっと鼻から抜ける小麦感がほしい」 と言っていたけど。 (欲しがるよね~)

スイーツ系では、ザマンドが美味しかったかな。

子供にも好まれるタイプのあま~いザマンド。

紅茶のお供に是非どうぞ。









ドゥドゥビ ドゥビドゥビドゥビ ドゥバー伊勢左木町BARACCA(バラッカ)に灯がともる。

2015-12-24 19:25:23 | 旅行

珍しく雪も降らないし

今日がクリスマスイブだなんて全く実感がわかないし、

しかも一週間後には今年も終わってるだなんて

なんかの冗談ですよね?

きゅうです、ども。






さあ、旅もいよいよ最後の夜となりまして

横アリでのBABYMETALのLIVEを楽しみ、山下公園まで来たものの

お目当てのBarに振られ、一路宿泊先である関内まで戻ったはいいが

全くのノープランだったのでどの店がいいのやら見当もつかない。

時間もとうに午後の9時を軽くまわっていたので食事をするにも限られてくる。

パンパンになった脚を引きずりながらあてもなく彷徨う事数十分。

ここ関内 伊勢左木町、表通りは賑やかな繁華街なのだが、少し外れるとそれは色街ピンク街という顔を持っており

やたら呼び込みのお兄さんやら、肩でもぶつかるとマカオにでも売り飛ばされそうな一見紳士風な893系の方々がウヨウヨ。

もうどこでもいいから適当にお店に入ろう、と ふと表通り沿いに大勢の外人さん達で一際賑わうお店発見!

すかさず飛び込むそこは BARACCA(バラッカ)

カジュアルでこじんまりとしたテラスのある開放的なオープンスタイルバール。

早速空いていた雰囲気の良いカウンターに座りビールをオーダー。

久しぶりに飲んだキリンブラウマイスターは、バーテンダーの職人技で注がれたきめ細かい泡が驚くほど美味しかった。



既に午後の10時を回っているのにお腹がペコッペコな我々夫婦はメニューお勧めを上から順番にどんどんとオーダー。

ほんの一部だけど、どれを食べても旨かった~。自家製ソーセージは肉々しくて食べ応え抜群。



胃袋も舌も満足してきた頃、同じカウンターにいたそれはもう苦み走ったオーランド・ブルーム!!のような

ちょーカッコイイお兄さんが (実は入店した時からカッコ良すぎてガン見してた。旦那くんの次に。え?笑) 若いバーテンダー君をつかまえて

アイリッシュコーヒーを指南しながら作らせていたんだ。

アイリッシュコーヒー用の耐熱グラスの中側面に砂糖をまぶし、グラスをゆっくりとバーナーの火でしばらく焙ると

フツフツと砂糖がカラメル状に変化し、辺りは甘く香ばしい匂いに包まれる。

そこにアイリッシュウイスキーを入れ火をつける。

青い炎と共にアルコールを飛ばすのだが、それはそれは幻想的なパフォーマンス。

妖艶な青い炎とバーテンダーのしなやかな指使いが美しく、男の色気を感じる暫しの時間。

炎が消えると、その為にわざわざ淹れた香り高いコーヒーを半分ほどグラスに注ぎ、

その上からそーっと静かにホイップした生クリームを落とす。

そしてトップ画像にあるような綺麗な2層になれば完成なんだけど、そう簡単じゃないんだなこれが。

若いバーテンダーくん、常連のオーランド・ブルームに(勝手に命名)アドバイスされながら一生懸命作っていたけど

最後コーヒー牛乳のような仕上がりになってしまい、我々含めてみんなで失笑。

その後オーランド・ブルーム(しつこい?)とアイリッシュコーヒーの話なんかで(目がハートになりながら)会話をさせていただきながら

我々夫婦も作ってもらう事に。

但し、ひとつは師匠に ひとつはもう一度若いバーテンダーくんに。

もうね、緊張して手が震えているのが可愛らしくてね、ってこんなところでドM発揮(笑)。

途中何度も手を止め深呼吸しながら作ってくれたアイリッシュコーヒーは、

残念ながらオーランド・ブルームや師匠に言わせたら 「まだまだ」 だそうだが、心がこもってて美味しかったよ。

師匠のは流石の出来栄えで、素材は同じものを使っているのに味は別物! 師匠もお若いのにがーさず。

愉しいひとときにお別れをし、通りを歩いていたら後ろを追いかけてくる若者ひとり。

BARACCAのバーテンくんではないか!

「ありがとうございました!」 とわざわざ挨拶をしに来てくれたのだ。

その気持ちが嬉しくってさ、 「頑張ってね!」 と熱い握手を交わし、大きく手を振って別れた。

当初抱いていた “伊勢佐木町” という土地のイメージを大きく変え

実に爽やかな気分にさせてくれた旅最後の夜だった。


翌日は昼の新幹線に乗るために東京駅へと移動し、三菱一号館美術館に向かうも

あまりゆっくりした時間もとれないので断念。

     

ちょっとしたオードブルとワインやビールを購入し、新幹線の中で食べたらいつの間にか眠ってた。



気が付けば、其処はどんよりとした雲が待つ富山県。

ドッと疲れが押し寄せてきたが、思えば今回も素敵な出会いありの印象深い旅となり

いろんなエネルギーをもらって帰って来られた。

また会おうぜ! tokyo & yokohama!!!






おしまい











BABYMETALで兵どもが夢の跡。

2015-12-23 21:23:30 | 旅行

田舎のくせに、最終電車が通勤ラッシュ並みの劇混み具合で

皆一様に忘年会帰りと一目でわかる魂の抜けた顔。

おつかれっす! 飲み会も仕事の内な企業戦士たちよ。

きゅうです、ども。




旅の舞台を横浜に移した2日目は、「太田なわのれん」 の牛鍋でお昼をとり

あまりのボリュームに抱えきれなくなった重い胃袋を休めるため

ひとまずホテルへと戻る。

この日の宿泊ホテルは、 ダイワロイネットホテル横浜関内



まーーーー週末のホテル、どこも満室なのと価格がアホみたいに高いやらで

別にホテルライフが目的ではないので、ブランドに拘らず取れるところを探したら此処になった。

少し横になり、夜に向けて力を蓄える。

そう、世界を席巻するメタルダンスユニット BABY METAL のライヴへ行く為に。

ポップでキャッチーな歌詞にゴリゴリなヘヴィメタルサウンド。

それを圧倒的な歌唱力とキレッキレのダンスで観る者の度肝を抜く破壊力。

これは音源聴くより何よりも、ライヴを体感してなんぼのBABY METAL。

ベビメタTシャツに着替えていざ横アリ出陣。



毎回感じるけど、ファンの年齢層がカオス。

会場は興奮と熱狂でお祭り状態DEATH。

内容は色んな方々のレポがUPされているので興味がある方はご自分でお探しになって♪

終始ヘドバン&キツネジャンプでくったくた。

終わってからも、今起こってたのって夢だったのでは?と、若干放心状態。

そんな状態で旦那くんが行きたいと願っていた山下公園近くの

Bar スリーマティーニ へと向かった。

    

しかし残念ながら満席で入れず。

夜の山下公園で時間を潰してみる。



なんだよ、海がどんだけオシャレなんだよ!

日本海と全然ちげーわ! なんか腹立ってきた。(笑)

スリーマティーニも、座れなかったけど店の中に入った事でコンプリートされた気になり

ホテル周辺で食事にしようと、関内へと帰る事にした。

ライヴの興奮でうっかり忘れていたが、時計の針は午後の9時を回っており

牛鍋以後何も口にしていなかった我々は、猛烈にお腹が空いてきたのであった。







つづく











『横浜牛鍋元祖・太田なわのれん』 文明開化に耳を澄ます。

2015-12-21 16:36:02 | 旅行

昨日のFIFAクラブワールド カップ ジャパン 2015でのサンフレッチェ広島の活躍ぶりや

全国高校駅伝の広島県立世羅高等学校男女ともに大健闘な走りだった事や

なんかもうね、


すげーな広島。



きゅうです、ども。





さて、東京旅の2日目はあるLIVEに参加する為

場所を横浜へと移します。

午前中早々に横浜入りをし、この日の宿泊地である関内にてブラ歩き。

我々夫婦、土日に遠出する事は滅多になく殆どが平日なものだから

週末の日中、都会の人の多さにクラクラしてくる。

そんなもんだから、さっさと予約しておいたお店へとランチをいただきに向かいます。

明治元年創業、「すき焼き」の元祖、  太田なわのれん へ。

北陸人には馴染み深い “日本酒「福正宗」”のCMキャラクター 『フクちゃん』 に迎えられ気軽にあみ暖簾をくぐると

玄関ロビーには旅館の如くズラリと仲居さんのお出迎えで、入店初っ端ちびりそうになる。



おずおずと恐縮しながら大きめの広間に通されるも、予約順がそうさせたのか まさかの上座で

他の5テーブル程を上から見下ろす殿様席。

手入れの行き届いた中庭には池があり、それはそれはお高そうな錦鯉がうじゃうじゃ。

そしてオーダーするのはこれ。

    


山椒の効いた牛肉のしぐれ煮をチコリーに乗せて食べるんだぜぇ。(なぜかスギちゃん降臨)

茶碗蒸しも蟹の餡が上品だぜぇ~、白味噌仕立ての吸い物には

じゃが芋が衣の白身のすり身揚げを絡めると一層コクが出て旨かったぜぇ。



これらを前に、真昼間から瓶ビールをクイックイ。

その間に我々の担当のおねえさんが着々と牛鍋の準備に入る。

丸々とした白ネギや椎茸などのお野菜グループ。



そして今回のメイン、牛鍋 カッカと燃える七輪の上にライドオン!



ビジュアルとして、中央頂点に君臨する白ネギは一体どんな意味があるのか

摩訶不思議な光景にも、鮮やかなぶつ切り牛肉に目がヤラレ う、ううっ....ま、まぶしい.....。

我々夫婦の挙動不審なリアクションにも目もくれず、テキパキと牛鍋を形作るお給仕のおねえさん。

グツグツと味噌が溢れんばかりの浅鍋から、ネギを向こうにやったり肉をひっくり返したり、隙間に椎茸を潜り込ませたりと

それはもう絶妙な加減で具材と味噌が絡み合い、その焼けた味噌の香りがまた香ばしくてモーたまらん。

最後に春菊を波平ヘアー風にちょこんと乗っけてフィニーーーーーーーッシュ!!!!



おねえさんが溶いてくれた生卵に絡めて.....




Oh! NIKU!!


色とは対照的で、甘味は控えめ 意外とあっさりとした、牛肉を引き立てるに適した塩梅の味噌タレである。

味は全く違うが富山のブラックラーメンにも通ずるものがあるな。(同列で語るかっ!?)

お肉は極端に柔らかすぎもせず、ぶつ切りならではの弾力が感じられ味噌との相性もばっちり。

そしてこの煮詰まった味噌をご飯にのっけて食べるんだが




nnn MY!!!


ビールを少々飲み過ぎたのもあるが、後半お腹がはち切れんばかりのボリュームだった。

最後に酒粕のシャーベットで口直しをし、

   

重いお腹を抱え、ひとまず宿泊先のホテルへと向かうのであった。

あ~満足、満足。

ごっつあんでした!



つづく










神田の粋な酒場 『赤津加』

2015-12-20 15:40:41 | 旅行

料理愛好家の平野レミさんが1日で何品おせち料理が作れるのかに挑戦する特番
「おせち家族に福来たる!~平野レミの早わざレシピ(目標)17品~」
が、NHK総合で12月29日8時から9時30分に生放送されます。これは何か起きそうな予感!


「周りが暗くなるほど明るい」という代名詞がピッタリな平野レミ氏の事だから

“これは何か起きそうな予感!” どころかヤな予感しかしないんスけど。

きゅうです、ども。




さあさあさあ、東京旅初日編がやっとこ終わりだよ!寄っといで見ておいで!

初日の夜は、三丁目の夕日を彷彿させる 十条・斉藤酒場 から始まり

2軒目は 大人の居酒屋 湯島・シンスケ へと訪れた。

これでいそいそホテルに戻るアタイらじゃねぇってもんでぇ!てやんで~(気分だけは完全に江戸っ子な富山っ子)

前回東京入りした際に、夜の時間が都合付かずランチでお邪魔した、あの 赤津加 へ。

秋葉原という電気街のネオンと喧騒の只中ににひっそりと佇む老舗居酒屋。

昭和29年創業という赤津加に漂う空気からは、此処がゴミゴミした電気街だったという事を

綺麗に忘れさせてくれる浄化力。

3軒目という事で、すっかり時間も午後の9時をまわっていたけど、それでもまだ午後の9時。

呑ん兵衛夫婦、何軒目であろうが常に1軒目の気持ちで呑めマスのよ。おほほのほ。

コの字カウンター、お燗場の傍に席をとり

お通しと瓶ビールでリセットさせた後、じゃが芋がこっくりと炊けた肉じゃがでお燗を愉しむ。



たっぷりの出汁で作った出汁巻き卵、お店のおねえさんに 「おいしいよ!」 と言われたのでオーダーする。

すごいボリュームだったけど、香りがよく身はふんわり、口の中でじゅわりと出汁に変わるので

それはスイスイとお腹の中に吸い込まれていった。

本当、夜の赤津加に来る事が出来て心から嬉しい。

どこもかしこも古いけど、ひとつひとつに手が施されていて

お店への愛情と心意気がひしひしと伝わってくる。

だから呑んでいても落ち着くしあったかい。

お客はみんな笑顔だ。

こういう酒場こそ時代が変わってもずっと残り続けてほしいと願う。

しっかりとこの昭和の空気を取り込み、我らがホームの上野へと戻る。

ちょっこりいつものガード下、『大統領』へと顔を出すも超満員!

路地から大統領のお兄ちゃんへ、大きなジェスチャーで 「2人 入れる?」 と聞いたけど

返ってきたのは申し訳なさそうな「バツ」のジェスチャー。

残念だけどまた今度、って事でホテルへと帰る。

今回の宿泊先は、ホテルサンルート“ステラ”上野。


                                                          (とっ散らかっててスンマセン)

週末という事もあって、ホテルというホテルに振られ続けてやっとこリザーブできた宿泊ホテル。

少々狭いが角部屋だったし、つか寝るだけだからなんでもいいんだけどね。上等だよ。

そして翌日の横浜編へと つづく。
















居酒屋の美学 湯島 『シンスケ』

2015-12-19 22:07:28 | 旅行

きゅう母が、

「年の瀬ともなるとひっきりなしに救急車やパトカーの
       ピーポコ ピーポコって音が聞こえてくるからアンタも気をつけなさい。」

と、わざわざ電話をくれたのですが、



ピー...........ポ.....コ?



きゅうです、ども。






東京旅ハシゴ酒、十条の名居酒屋 『斉藤酒場』 を出て次の目的地へと向かうわけなのだが 時計の針は19時半を回ってる。

そしてこの日は師走の花の金曜日。

アタシ達が店を出る頃の斉藤酒場は見事に満席だった様に、これから行く店もその確率高し。

素早く電話を入れて席の空き具合を尋ねると、予約を受けない1F席ならば今の時点で空いているとの事。

ならば!と車をとっ捕まえてかっ飛ばしてもらう。

そう、此処は


大塚の『江戸一』、根岸の『鍵屋』、湯島の『シンスケ』 といえば東京を代表する「居酒屋御三家」。

前回、鍵屋にお邪魔させてもらえたので、今回は此処

湯島の シンスケへ。

丁度お客さんが引いていった後だったのか 1Fはカウンターとテーブル席に数名のみの静かな店内だった。

さて、このシンスケ 居酒屋の名店中の名店で、

あのミシュランが掲載したいとの申し出をきっぱり断ったお店だけあって(と、断ったにも載せられたそうだが)

さすが、出るもの全てパーフェクト。

富山県に住み、旦那くんが釣り師という、魚にかけてはそこそこの舌を持っていると自負する我々が食べても

美味しいと思える真鯛のお造り。(他の魚はわかりませんが....)

油揚げにラクレットチーズを挟んでパリリと焼いた 名物「きつねラクレット」 にお燗をひとつ。



上品で誠実な肴の数々。

そして日本酒は秋田の「両関」のみという潔さ。

板場から店内すべてより醸し出される風格と美学。

この圧倒的な大人の社交場に、ひよっ子の我々なんぞ場違いも甚だしい。(笑)

まるで遠足で工場見学に来たハナタレ小学生の気分です。

きっとこれから何年経っても、シンスケで盃を傾けるに相応しい大人になれるとは思えませんが

それでも今日この日に旨いお酒が呑めた事に感謝して

またいつの日か、それなりに背筋をピリッと伸ばし網暖簾をくぐれたらと思った次第でアリマス。

ところで、アタクシうっかりしておりましたが こちらのお店

お品書きをよーく見たら、隅っこにカメラマークにバッテン印が書かれておりました。

基本、画像を撮りたい時は必ずお店の方に一言お伺いをたてるのですが

あまりの大人な雰囲気に負けて言いだせず、お客様が消えた時にそっと数枚テーブル上を撮り、

事後報告しようと思った後に気が付きましてね、ええ。(非常に言い訳がましい....)

ブログにUPしようかどうかと考えたのだけど、人物を入れていないのでお願い 許して♪ (カワイコぶってみる) と。

そんなこんなでエンジンも全開バリバリになってきたところで憧れのシンスケにお別れをし

次の店へと旅立つのであった。



つづく











十条の名居酒屋 『斉藤酒場』

2015-12-17 16:17:25 | 旅行

永谷園のCMで、遠藤関が歌う

「だっこだっこだっこだっこだっこちゃ~ん♪」

の、盛大な外れっぷりに

お茶の間の三半規管がおかしな事に。

CMが流れる度に平衡感覚がヤラレるの、どうしてくれよう。

きゅうです、ども。





さあ、東京入り初日の晩はお決まりのハシゴ酒。

まず一軒目に選んだのは、我らが師匠太田和彦氏が 

大阪の『明治屋』、 東京の『斎藤酒場』、 名古屋の『大甚』 

総じて「日本三大酒場」

と評する酒場のうちのひとつ、

斉藤酒場



開店は5時ごろなのだが、アタシ達は早めに到着したので店の前で暫し待機。

そうこうしてる内、振り返れば結構な人数が並んでた。

看板に灯りがともり 「創業昭和3年」 と書かれた店の暖簾が掛けられ、

“お待たせしました”の笑顔と共に温かい店内へと一組ずつ案内される。

一瞬で昭和30年代へとタイムスリップ!

年季の入った舟底天井に天然木をスライスした不規則なテーブル。

どこを見渡してもその時代の香りが漂ってくる。すんばらしい!!!

飾らない素朴な酒の肴にコップ酒。 愉しくて愉しくてワクワクが止まりません。



相席となったご常連の赤羽マダムと意気投合し、色々なお話を聞かせていただいた。

さすがご常連だけあって、お給仕のお姉さんや 代替わりした現在の女将さんも集まってきて

「富山」話で大盛り上がり。

聞けば皆さん、新幹線が開通したおかげで富山にいらした方ばかり。

がーさす、北陸新幹線。

女将さんはついこの間、立山に登ったそうで 

お店のお手洗いには見事に紅葉した室堂の写真が飾られていた。

それにしても、ざっくばらんでオープンな店内だが、きちんと秩序が保たれており

各々お客が気持ちのいい距離感をもって酒を愉しんでいる。

それもこれも、この斉藤酒場が作り上げた歴史と懐の深さなんだろな。

と、丁度いい塩梅であっためられたお燗を呑みながら思った。

さあ、そろそろ次へと向かう時間となりまして、ご一緒していただいた赤羽マダムと固い握手を交わし

戸口までわざわざ女将さんにお見送りもしてもらい

笑顔でお店を後にした。

すてきな酒場には、必ずと言っていいほど素敵な出会いがある。

ありがとう!斉藤酒場。





つづく










西銀座の7番窓口の夢。

2015-12-16 15:28:34 | 旅行

政府が言ってる軽減税率の対象品目が何が何だかだし、

環境性能課税って い、いつの間に?なレベルだし

きゅう母の言う 「X JAPANのトシキ」 もアレだし

今になって全部がジワジワきてんだけど、

一体どうなるのかサルでも解る様にペーパーで出してくれよ、

つか、エックスジャパンのトシキって誰だよ!

きゅうです、ども。







さて、東京旅 午前の部 巣鴨編 を終え

夕方予定している居酒屋巡りまで時間がたんまりとある事から

日本人ならば一度は参拝しておかねばと常々思っていた 靖国神社 へと向かう。

九段下で下車し、歩くこと数分。



何かの亡霊の様にしか見えない国家権力の方々を横目に

おびたたしい銀杏臭香る銀杏並木を抜け、拝殿に到着。

爆弾騒ぎがあったものの、観光客も多く普通の日常を醸し出していた。



しみじみと、そして心から、世界の平和と平穏を祈り靖国神社を後にする。

まだまだ時間があるのを確認し、旦那くんの軌跡を辿ろうと、東西線に飛び乗って早稲田駅へ。

行ったはいいけど、なんせ二十数年前。

住宅街などはすっかり昔の面影はなく、残念がってはいたけど

「早稲田軒」はいまだ健在、この地の空気を感じただけでも収穫だったらしい。

で、それでも時間があるのだな。

こうなったら銀座まで行っちゃえ!

と、目を爛々と輝かせ、脚の疲れもなんのその向かった先は

宝くじ西銀座チャンスセンター



日本一の宝くじ売り場と言われるだけあって1番窓口は3時間待ちの行列。

「当たる時はどの窓口であろうと当たる」 と言いながらも

わざわざ銀座くんだりまで来て宝くじを買うという矛盾には目を瞑り

15分待ちの一番空いてる窓口で30枚購入してみる。

ぬはっはっはっはー

これで年末まで10億円で妄想の日々が楽しめるぞ。

ひゃっほーい。


..........。








つづく











一か八かなNoodlesよりも、確かな1杯、すがも園。

2015-12-15 22:34:11 | 旅行

泥沼化している日本舞踊のお家騒動、

2時間ドラマだったら

人ひとり殺されてもおかしくない話だわ。

きゅうです、ども。






さて、師走のこのクソ忙しい時期にちょっくら東京さ行っとりまして

プロの呑ん兵衛は、またしてもヘドバンしながら下町を荒らしまくり

富山に帰った途端、熱にうなされ伏せっておりました。

人生なんてケセラセラなんて言いながらプリン体を摂取しまくっていたので

きっとバチがあたったのだと思います。

神様ごめんなさい、10億円当ててくれたら

心に余裕も出来て、もっと上品に呑めるようになると思いますのでどうかひとつ.....。

と、反省はすれど後悔はせず、常に前だけを見続け47年。

そんなアタシが今回向かった先は、


巣鴨。


午前10時前に上野に降り立ち、目を血走らせながら向かった

Japanese Soba Noodles 蔦

ええ、ミーハーで悪かったね。

そうだよ、あのラーメン界で世界初のミシュラン一つ星を獲得したお店だよ。

混乱を避け、開店前に整理券を配ってる事は調査済みで

しかもその整理券を求めて朝の5時から人が来るという話も調査済み。

なので間違いなく無理だろうとは思っていたけど、完膚無きまでに終了してて清々しさすら感じる。

折角来たので店撮りして帰る。



さあ、こうなったら巣鴨るしかないっしょ。

巣鴨は全くのノープランだったので、取り敢えずあの有名なとげぬき地蔵様がいらっしゃる “ 高岩寺” へと足を運ぶ。



お参りをし、洗い観音様をピッカピカに洗いあげ、特に頭と肝臓部分はしっかりと

これからの旅の無事を願う。

「たくさん呑めて二日酔いにはなりませんように。」

さあ、お参りも無事済んだし(?)心置きなく昼酒するぞーーーい!

と、お店を物色するも 正直よくわからん。

しかし、ここは巣鴨、辛酸甘苦それ相応の人生経験をつまれた諸先輩方が集う街。

恐らく味にもコスパにも厳しい目を持った方々が店を育ててきたに違いない。

そう考えると、古くから創業している店にれっつらごー。

と、言いましてもなんせこの日は日本列島異常な暑さに見舞われた日でありまして

12月の中旬午前10時ですでに気温25度。

富山のイモっ子、もとい、イモBBAは首元ファーだらけのポッカポカなモッズコートを着込んでいったので

早くルービーが呑みたくて堪らなかったのです。

で、パッと入った すがも園

銭湯の番台の如く、入口でご主人が食券を販売しており

お勧めは “広東麺” だそうだが

そこは 「タンメン&中華そば ビール速攻で」 でオーダーする。



ばあちゃん達が好きそうな、塩分控えめの優しい味わい。

店頭で売られてた 塩大福が目茶苦茶旨そうだったけど

結構なボリュームだったタンメンのおかげでたどり着けず。残念。

これより、夜のはしご酒に備えカロリー消費とウォーミングアップを兼ねて

歩いて歩いて歩きまくるのだった。



つづく