きゅう母が、
「年の瀬ともなるとひっきりなしに救急車やパトカーの
ピーポコ ピーポコって音が聞こえてくるからアンタも気をつけなさい。」
と、わざわざ電話をくれたのですが、
ピー...........ポ.....コ?
きゅうです、ども。
東京旅ハシゴ酒、十条の名居酒屋 『斉藤酒場』 を出て次の目的地へと向かうわけなのだが 時計の針は19時半を回ってる。
そしてこの日は師走の花の金曜日。
アタシ達が店を出る頃の斉藤酒場は見事に満席だった様に、これから行く店もその確率高し。
素早く電話を入れて席の空き具合を尋ねると、予約を受けない1F席ならば今の時点で空いているとの事。
ならば!と車をとっ捕まえてかっ飛ばしてもらう。
そう、此処は
大塚の『江戸一』、根岸の『鍵屋』、湯島の『シンスケ』 といえば東京を代表する「居酒屋御三家」。
前回、鍵屋にお邪魔させてもらえたので、今回は此処
湯島の シンスケへ。
丁度お客さんが引いていった後だったのか 1Fはカウンターとテーブル席に数名のみの静かな店内だった。
さて、このシンスケ 居酒屋の名店中の名店で、
あのミシュランが掲載したいとの申し出をきっぱり断ったお店だけあって(と、断ったにも載せられたそうだが)
さすが、出るもの全てパーフェクト。
富山県に住み、旦那くんが釣り師という、魚にかけてはそこそこの舌を持っていると自負する我々が食べても
美味しいと思える真鯛のお造り。(他の魚はわかりませんが....)
油揚げにラクレットチーズを挟んでパリリと焼いた 名物「きつねラクレット」 にお燗をひとつ。
上品で誠実な肴の数々。
そして日本酒は秋田の「両関」のみという潔さ。
板場から店内すべてより醸し出される風格と美学。
この圧倒的な大人の社交場に、ひよっ子の我々なんぞ場違いも甚だしい。(笑)
まるで遠足で工場見学に来たハナタレ小学生の気分です。
きっとこれから何年経っても、シンスケで盃を傾けるに相応しい大人になれるとは思えませんが
それでも今日この日に旨いお酒が呑めた事に感謝して
またいつの日か、それなりに背筋をピリッと伸ばし網暖簾をくぐれたらと思った次第でアリマス。
ところで、アタクシうっかりしておりましたが こちらのお店
お品書きをよーく見たら、隅っこにカメラマークにバッテン印が書かれておりました。
基本、画像を撮りたい時は必ずお店の方に一言お伺いをたてるのですが
あまりの大人な雰囲気に負けて言いだせず、お客様が消えた時にそっと数枚テーブル上を撮り、
事後報告しようと思った後に気が付きましてね、ええ。(非常に言い訳がましい....)
ブログにUPしようかどうかと考えたのだけど、人物を入れていないのでお願い 許して♪ (カワイコぶってみる) と。
そんなこんなでエンジンも全開バリバリになってきたところで憧れのシンスケにお別れをし
次の店へと旅立つのであった。
つづく
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