きゅうちゃん出たとこブログ

行きあたりばったりの人生、そして愉快な仲間達との日々をちらほらと・・・

ドゥドゥビ ドゥビドゥビドゥビ ドゥバー伊勢左木町BARACCA(バラッカ)に灯がともる。

2015-12-24 19:25:23 | 旅行

珍しく雪も降らないし

今日がクリスマスイブだなんて全く実感がわかないし、

しかも一週間後には今年も終わってるだなんて

なんかの冗談ですよね?

きゅうです、ども。






さあ、旅もいよいよ最後の夜となりまして

横アリでのBABYMETALのLIVEを楽しみ、山下公園まで来たものの

お目当てのBarに振られ、一路宿泊先である関内まで戻ったはいいが

全くのノープランだったのでどの店がいいのやら見当もつかない。

時間もとうに午後の9時を軽くまわっていたので食事をするにも限られてくる。

パンパンになった脚を引きずりながらあてもなく彷徨う事数十分。

ここ関内 伊勢左木町、表通りは賑やかな繁華街なのだが、少し外れるとそれは色街ピンク街という顔を持っており

やたら呼び込みのお兄さんやら、肩でもぶつかるとマカオにでも売り飛ばされそうな一見紳士風な893系の方々がウヨウヨ。

もうどこでもいいから適当にお店に入ろう、と ふと表通り沿いに大勢の外人さん達で一際賑わうお店発見!

すかさず飛び込むそこは BARACCA(バラッカ)

カジュアルでこじんまりとしたテラスのある開放的なオープンスタイルバール。

早速空いていた雰囲気の良いカウンターに座りビールをオーダー。

久しぶりに飲んだキリンブラウマイスターは、バーテンダーの職人技で注がれたきめ細かい泡が驚くほど美味しかった。



既に午後の10時を回っているのにお腹がペコッペコな我々夫婦はメニューお勧めを上から順番にどんどんとオーダー。

ほんの一部だけど、どれを食べても旨かった~。自家製ソーセージは肉々しくて食べ応え抜群。



胃袋も舌も満足してきた頃、同じカウンターにいたそれはもう苦み走ったオーランド・ブルーム!!のような

ちょーカッコイイお兄さんが (実は入店した時からカッコ良すぎてガン見してた。旦那くんの次に。え?笑) 若いバーテンダー君をつかまえて

アイリッシュコーヒーを指南しながら作らせていたんだ。

アイリッシュコーヒー用の耐熱グラスの中側面に砂糖をまぶし、グラスをゆっくりとバーナーの火でしばらく焙ると

フツフツと砂糖がカラメル状に変化し、辺りは甘く香ばしい匂いに包まれる。

そこにアイリッシュウイスキーを入れ火をつける。

青い炎と共にアルコールを飛ばすのだが、それはそれは幻想的なパフォーマンス。

妖艶な青い炎とバーテンダーのしなやかな指使いが美しく、男の色気を感じる暫しの時間。

炎が消えると、その為にわざわざ淹れた香り高いコーヒーを半分ほどグラスに注ぎ、

その上からそーっと静かにホイップした生クリームを落とす。

そしてトップ画像にあるような綺麗な2層になれば完成なんだけど、そう簡単じゃないんだなこれが。

若いバーテンダーくん、常連のオーランド・ブルームに(勝手に命名)アドバイスされながら一生懸命作っていたけど

最後コーヒー牛乳のような仕上がりになってしまい、我々含めてみんなで失笑。

その後オーランド・ブルーム(しつこい?)とアイリッシュコーヒーの話なんかで(目がハートになりながら)会話をさせていただきながら

我々夫婦も作ってもらう事に。

但し、ひとつは師匠に ひとつはもう一度若いバーテンダーくんに。

もうね、緊張して手が震えているのが可愛らしくてね、ってこんなところでドM発揮(笑)。

途中何度も手を止め深呼吸しながら作ってくれたアイリッシュコーヒーは、

残念ながらオーランド・ブルームや師匠に言わせたら 「まだまだ」 だそうだが、心がこもってて美味しかったよ。

師匠のは流石の出来栄えで、素材は同じものを使っているのに味は別物! 師匠もお若いのにがーさず。

愉しいひとときにお別れをし、通りを歩いていたら後ろを追いかけてくる若者ひとり。

BARACCAのバーテンくんではないか!

「ありがとうございました!」 とわざわざ挨拶をしに来てくれたのだ。

その気持ちが嬉しくってさ、 「頑張ってね!」 と熱い握手を交わし、大きく手を振って別れた。

当初抱いていた “伊勢佐木町” という土地のイメージを大きく変え

実に爽やかな気分にさせてくれた旅最後の夜だった。


翌日は昼の新幹線に乗るために東京駅へと移動し、三菱一号館美術館に向かうも

あまりゆっくりした時間もとれないので断念。

     

ちょっとしたオードブルとワインやビールを購入し、新幹線の中で食べたらいつの間にか眠ってた。



気が付けば、其処はどんよりとした雲が待つ富山県。

ドッと疲れが押し寄せてきたが、思えば今回も素敵な出会いありの印象深い旅となり

いろんなエネルギーをもらって帰って来られた。

また会おうぜ! tokyo & yokohama!!!






おしまい