京都労演ブログ

1956年12月、京都に生まれた演劇鑑賞組織。お芝居を観て、楽しんで、演劇文化を支えていきます。

1月例会

2007-01-15 11:32:34 | Weblog
☆劇団昴公演『八月の鯨』
  作/デヴィッド・ベリー 訳/村田元史
  演出/菊池 准
  出演/久保田民絵・小沢寿美恵・北村昌子・西本裕行・内田 稔
  日時/1月25日(木)18:30
       26日(金)18:30
       27日(土)14:00
  会場/府立文化芸術会館
     (河原町広小路/府立病院前)

 アメリカ・メイン州。リビー(小沢)とセーラ(久保田)姉妹は60年来、夏を海の見える別荘で過ごしている。入り江には8月になると鯨が訪れ、その姿を追って2人は駆け出していったものだった。しかし、それも遠い昔のこと・・・今、互いに夫に先立たれ、目が見えなくなったリビーを、妹のセーラが面倒みている。自らの衰えに苛立ち、とげのある言葉を吐くようになっているリビーは、お茶に訪れる陽気な幼馴染のティーシャ(北村)、家の修理に来る大工のジョシュア(西本)、元ロシア貴族のマラノフ(内田)との会話にも決してとけこもうとしない―――人生の最終章を迎えた今、2人によぎる思いを波が静かに見つめている。
 「八月の鯨」はリリアン・ギッシュ主演の映画で話題をよんだが、実は戯曲が先き。全員が70歳以上という設定に、劇団昴の大ベテランが揃い踏み!静かに、そして温かく、気品に満ちたアンサンブルを奏でる、しみじみと美しい舞台です。


 

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