川越雑記帳2(川越見て歩き)

29-12 鎌足稲荷神社

 「善長寺を右に見て西へ進む。川を渡り、右へ入り、田んぼの中の畔道を五分ほど進むと青木の稲荷である。」
善長寺を出て右へ進む。川を渡ると道は関越道に向かって左へ曲がる。
少し先で右に入る細い道がある。この道を進むと、水上公園脇の道に出る。


 右に折れ公園に沿って進むと直ぐ先で、右に分かれる細い道に入る。
奥の正面に、赤い鳥居が見えた。


 鳥居を潜った正面に建物があったが、社務所のようであった。
左に入る細い道があり、その右手にまた赤い鳥居が見えた。


 道は直ぐ先で右に折れると、赤い鳥居があり、その前に狐の石像があった。
鳥居の額には、「正一位 鎌足稲荷大神」と書かれていた。
次の赤い鳥居の額にも同様に書かれていた。


 鳥居の先の正面に社殿があった。社殿の前にも、背の低い鳥居があった。
 「鎌倉の建長寺を建立した福山氏が、最明寺と共にこの地に建てたものだといわれている。杉の大木が沢山あったので、長林宝と名づけ、長林宝鎌足稲荷神社と称している。今でも社殿の脇に輪切りにされた杉の古木が積まれている。」


 社殿の左後方に、傷みの目立つ別の鳥居が見えた。


 鳥居の奥には扉のない小さな建物があり、その中には棚があり、数多くの狐の像がならんでいた。

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