川越雑記帳2(川越見て歩き)

25-4 藤間の氏神様・諏訪神社

 「さてガードを越えて東に進もう。こんもりとした神社が藤間の氏神様・諏訪神社だ。」
首切り地蔵から200㍍ほど行くと坂があり、少し下った右側に東光寺がある。
「散歩」は東光寺を後にして、先に諏訪神社に向う。



 坂下の交差点を左折し川越街道を渡る。700㍍ほど先に東上線のガードがあり、そこから150㍍行くと左手の高台に諏訪神社があった。
 「この神社は集落から離れた場所にある。昔は現在の国道と神社の間に集落があったが、寛永6年(1629)に川越街道の付近に集落が移ってしまったからである。」



 緩い坂を上ると樹木に囲まれて石鳥居があった。
その上に石段があり、その先に社殿が見えた。



 石段を上ると、正面に社殿があり、その前に狛犬があった。
 「神社の創立は慶長17年(1612)と伝えられ、江戸時代は東光寺が別当として管理していたが、明治以後は藤間の鎮守となったものである。」



 「本殿の後方には御神木としての杉の木がある。これは目通り1丈5尺(約5.7㍍)といわれる。」
社殿の裏に行ってみると、御神木と思われる木は、下の方しかなかった。



 「境内には各地にあった神明神社、熊野神社、天神社、稲荷神社が集められ合祀されている。」
御神木の先に小さな社が並んでいた。
手前に由来書があり、神明社、熊野社、天神社、稲荷社、八坂社と書かれていた。



 「なお境内には大正4年(1915)に建てられた立派な忠魂碑と昭和43年の慰霊碑がある。」
社殿の左手の樹木の中に大きな石碑が建っていた。

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