川越雑記帳2(川越見て歩き)

河岸街道1 三国塚

 地図を見ると、中福から下新河岸へ行く道に「河岸街道」と書いてある。
その河岸街道をたどってみた。


「散歩」の27-9で行った三国塚の脇に「河岸街道」の標識があり、矢印が新河岸方向を指している。
どうやらここが、街道の始点のようだ。


 標識の先に石柱があり、「中福三国観音堂」と彫られている。

「散歩」の記述を再録する。
 「この三国塚にある馬頭観音は万治2年(1659)に建てられたもので、本市内では最も古い馬頭観音として知られている。松平信綱が、将軍家から拝領した「三国」という馬をここに馬小屋を建てて世話していたが、万治2年8月10日、寿命で死んだ。藩ではこの土地三畝歩を除地として埋葬し、塚を築いて上に馬頭観音を建てたという。」


 入口の右側、石で円く囲われた中に石碑が建っている。
この碑文に、「三国」の由来が刻まれたいる。


「散歩」と同じ著者の書いた「川越の民話と伝説」の中にも、「名馬三国と三国塚」の話がある。
ここに「なお、三国は藤栗毛だったので、塚のかたわらに藤の木を植えた。それが現在でも毎年花を咲かせている。」とある。
その藤と同じ木かどうか分からないが、お堂の後ろに大きな藤の木があり、棚の上に枝を繁らせている。

 藤棚の下には、塀に沿って大小20ほどの馬頭観音が並んでいる。

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