菓子屋横丁を出て右折し、養寿院の前を通り、行伝寺の前で左折する。
この参道を一番街の通りへ向かうと、旧第八十五銀行の建物が見えてくる。
川越市教育委員会発行の「川越市の文化財」によると、
「この建物は、明治11年（1878）に旧川越藩の御用商人を中心として設立された第八十五国立銀行が明治31年（1898）の名称変更を経て、大正7年（1918）に改築した本店の建物である。」
とある。
埼玉銀行、協和埼玉銀行、あさひ銀行と変わり、現在は、埼玉りそな銀行川越支店となっている。
その白い外壁と対照的な赤い丸型ポストが、駐車場入口左側の、道路沿いにある。
建物から離れているので、ポストを意識して撮らないと、写真に入りにくい。
私が写真を撮っていると、通り掛かった二人連れの一人が、
「ポストを入れて、この建物をバックに写真を撮ってくれ」
と注文を出しながら、記念撮影を始めた。
