
川越商工会議所の前を東へ行くと、正面に川越キリスト教会の赤い建物が見えて来る。
T字路になっている左側の角には、佐久間旅館がある。
ここを左折して少し行くと、クランク状の曲がり角がある。
この曲がり角を曲がって更に行くと川越市役所があり、手前で右折すると、川越郵便局、川越中央図書館がある。
この角の少し手前にこの蔵造りの建物がある。
この建物は、市指定建造物の田口家住宅である。
川越市教育委員会発行の「川越市の文化財」によると、
「この建物の所有者は、糸・組紐問屋を営んだ旧家で、屋号を「百足屋(むかでや)」と称した。9・10代目田口吉兵が建主で、大工榎本傳吉等の手により明治29年12月上棟された。」
とある。
現在、商家としては使われていない。
この建物の、正面右手に赤い丸型ポストがある。
蔵造りの外観と赤いポストがよく合った景観である。

この通りは、車はひっきりなしに通るが、観光客はあまりいないようだ。
商工会議所からの道には、蔵造りが数軒あり、佐久間旅館、川越キリスト教会もいい雰囲気で、ぜひ一度歩いてみてはいかがでしょうか。