清原元輔(きよはらのもとすけ) 908~990年 清原深養父の孫、清少納言の父。従五位上肥後守。『後撰集』の撰者。当意即妙でユーモアのある人物と伝える 秋の野の萩の錦をふるさとに鹿の音ながらうつしてしがな(『元輔集』) 萩の花に錦のように覆われたこのめずらかな情景を、鳴く鹿の声もろともに私の住む里に移し替えたいものだ。