
入間川の土手から、駅側の雑木林の中の線路を行くことにした。
入口の木は淡く紅黄葉していた。
右手の木々の上に、建設中の物流センターが見えた。

少し行った左側に小さな空き地がある。
そこは何故か、古い畳が敷き詰められている。
北側に並んだ三本の木は綺麗に紅葉していた。

雑木林の中間点辺りで右を見ると、木の間から、4~5m先に物流センターの舗装された敷地があった。
工事に使われてている重機や、建物の一部も見えていた。

上部を見ると、南側の木が覆いかぶさるようようにたち、日を浴びて輝いていた。
前方を見ると人影があった。大人と子どもの二人連れのようだった。
私は線路の中央、レールの間を進んだ。
二人連れは、小学生の女の子と母親のようだった。
二人は線路の両側を歩き、私に道を開けてくれた。

振り返ってみると、時々かがみこんで、ドングリでも拾っているようだった。
雑木林の入口近くから、来た方を振り返って撮ったのがこの写真である。
中央部、線路の先に、二つの影が小さく見えると思う。
出口の柵は新しくなっていた。柵と言っても、木の杭に針金を張っただけのものであった。
南側は柵がなく、通れるようになっていた。