梅雨明けの18日、愛宕人神社ではニイニイゼミが鳴いていた。
そこから階段を下りると、公園ではミンミンゼミが鳴いていた。
ミンミンゼミの鳴き声を聞くのは今年初めてだった。
この木の方から良く聞こえてくる。
東屋には、めずらしく誰もいなかった。
池は以前と同様に、どんより濁っていた。
アジサイの花はすっかり色がくすんでいる。
湿地一面の草には、周囲の木々の影が濃く落ちていた。
一部には、水のある所も見える。
オオバギボウシの花もすでに終わっていた。
公園の外の池は、いつものように静かだった。
柵に近づこうとすると、そばの木からアブラゼミが飛び出して、体の近くを通った。
まったく鳴かなかったので、メスのようだった。
池のスイレンは花が増えたように思える。
ほぼ直線に3つ並んでいる所もある。
この日もウシガエルが鳴いていたが、それに答える声はなかった。
公園の池の水は濁っていたが、そこから流れ出る水は違った。
デッキの下の泡沫もなくなっていた。
ミンミンゼミはまだ鳴き続けていた。
ミンミンゼミには「梅雨明けゼミ」の異名があるそうだが、まさしくこの日はそうだった。