川越駅東口に角錐を組み合わせた、黒光りする時世(ときよ)がある。 建造当初は名前の通り、時間になるとレーザー光線を空に向けて放っていた。 ふと上を見ると一羽のハトが止っていた。 足元にも多くのハトがいたが、その内の一羽は手摺りを歩いていた。 このハトは、こちらがかなり近づいても、逃げようとはしなかった。