住宅街の一直線の道路、中央に下水のフタが並ぶ。

下水のフタには、数字のあるものと無いものがある。
ここには「14」の番号がついていた。
その次のフタにも「14」の番号、でもちょっと違う。
前のフタにもどってみると、やっぱり違っていた。


最初のふたは、周囲の枠から長方形を伸ばし、
周囲の葉のイラストを避けるように、先端を丸くしている。
その枠の中に数字が彫られている。


ところが、次のフタは単に凸文字で「14」がだけ。
ふーんと思ってその次のフタを見ると、今度も「14」。
でも、またちょっと違う。


最初のフタとう同様に、抜き文字だが、枠の先端が四角のままで、周りの葉に食い込んでいる。
同じ「14」でも3種のフタがある。
でもこの3種のフタ、違うのは数字だけではない。
中央の川越市のマーク、シラカシの葉と実、ヤマブキの花なども微妙に違う。


さらに歩くと、次のフタは全然デザインが違う。
川越市のマークを中心に同心円と放射状の線で構成されている。
その次のフタもまた違っていた。


今迄のフタは全体が鉄製だったが、これはほとんどがモルタル?で覆われている。
この道路には、連続する5つのフタのデザインが全部違っていた。
これにどういう意味があるのかさっぱり分からない。