KAZUの雑記帳

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日本の暦 七十二候ノ67候

2015年01月06日 11時57分47秒 | 日本の暦

季は冬、 季節は晩冬、 24節季は小寒  晩冬となり、小寒で最も寒い時季の始まりです     

67候=芹乃栄 (せりすなわちさかう)  芹が盛んに生育する頃です。    

新暦1月6日~1月9日の4日間 

風物詩

この日から「寒の入り」となります。「小寒」 「大寒」をあわせた節分までの三十日間が「寒の内」です。「小寒」の意味は、寒さがまだ小さいということですが、寒さが厳しい時期ということに変わりはありません。いよいよ「冬将軍」到来というわけです。ところで、「冬将軍」というぐらいですから、日本か中国の故事に由来するのかと思ったら、なんと、ナポレオンに由来するそうです。1812年、モスクワに攻め込んだナポレオン軍は、厳しい寒さと積雪に悩まされて、ついに敗退しました。人間の力ではとうてい対抗できない厳しい冬の威力。それを擬人化し、ナポレオンを撤退させたのは「冬将軍」だといったのが始まりだとか。

「行事」 七草の節句 : 一月七日は「七草の節句」。「春の七草」の入った「七草粥(ななくさがゆ)」を食べ、無病息災を祈る風習です。「春の七草」は芹(せり) ・薺(なずな)・御形(ごぎょう)=母子草・繫縷(はこべ)・仏の座(ほとけのざ)=田平子(たびらこ)・薺(なずな)=蕪(かぶら)・蘿蔔(すずしろ)=大根(だいこん)。「若菜摘み(わかなつみ)」といって、野に出て摘んできた七草を使いました。

「植物」 葉牡丹(はぼたん) : 大輪の花がさいたような色とりどりの葉を、牡丹の花に見立てた「葉牡丹」。もとは「オランダ菜」と呼ばれたキャベツの変種です。ヨーロッパでは、主に食用や家畜の飼料とされているそうですが、日本で観賞用として改良が重ねられ、様々な種類ができました。春になると、菜の花によく似た花が咲きます。冬の花壇に、お正月の寄せ植えにと、この時期大活躍ですね。

「風」 花信風(かしんふう) : 「小寒」から「穀雨」の各候には、それぞれ新しい花を咲かせる風が吹くとされます。それが「二十四番花信風」、略して「花信風」です。小寒は梅、椿、水仙。大寒は沈丁花、蘭、黒灰(くろばい)。立春は黄梅(おうばい)、英桃(ゆすらうめ)、辛夷(こぶし)。雨水は菜の花、杏(あんず)、李(すもも)。啓蟄は桃、山吹、薔薇。春分は海棠(かいどう)、梨、木蓮(もくれん)。清明は桐、麦、柳。穀雨は牡丹、頭巾薔薇(ときんいばら)、栴檀(せんだん)。なじみのない花もありますが、今日から風が吹けばどこかで花が咲いていると思えばいいのですね。

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