≪整心療法研究所≫自己治癒力により心身が整っていく

自己治癒力により心身が整っていく。量子力学・宇宙物理学・脳科学の観点から精神を捉えた新しい科学に基づいた療法。

477) 緊張がいっぱい

2017年10月26日 | 育児・子育て
整心療法研究所(埼玉県上尾市・大阪市・和歌山市)のブログへようこそ。
従来型の精神分析(無意識を意識化する)を凌駕し、新しい観点から人間の精神にアプローチする方法を研究・実践中です。

今日は緊張がいっぱい》について書きます。

昨今は、子どもや地域の安全のために見守りや監視カメラが増えている。
家庭内でもスマートフォンなどを使って留守宅の管理ができるようになってきた。

それらの有用性に関しては否定しない。
ただここでは、その反面それらが知らず識らずの間に人に緊張を強いているのではないかと問いかけたい。

ひと昔前、そして特に田舎の場合には大人や人の目が届かない場所が多くあった。
近くに空き地や田畑や林など自然もたくさんあった。それなりに大人たちも忙しかった。
子どもたちはそれをいいことに、秘密基地など作って子どもだけの世界を作って遊んでいた。
石ころを蹴飛ばしたり、投げたりしても大して怒られない環境があちこちにあった。
時々、思わぬ所から大人が出てきたりして飛び上がることもある。
周りの大人も可能な限り許容しつつ、地域全体で適度に見守っていたと言えると思う。

都会では今やこれは絵空事となってしまった感があるが、これらの環境を持ち込もうというのではない。
ただ意識しない間に、見守りが監視カメラのように子どもに限らず人に極度な緊張を強いてしまっているのではないかと言いたい。

窓を開ければお隣さんと目が合う、声が音が大きすぎる、部屋の中が丸見え。
外はもちろん人やカメラで溢れている。
そんな環境の中で日々生活をしていることを自覚すれば、緊張している自分に気づくのではないか。
気づけばその緊張を緩めようとするだろう。
可能な限り緩和できる環境を整えようとするのではないか。
コントロールできるのではないか。

このように考えている。

キレるのも、暴れるのも緊張を緩めようとするその人なりの試みではないかと見えてくる気がする。

クライアントと時空を共有している時、そんな緊張感が私の中に湧き上がってくる。


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