黒猫亭日乗

題名は横溝氏の「黒猫亭事件」と永井荷風氏の「断腸亭日乗」から拝借しました。尚掲示板が本宅にあります。コメント等はそちらへ

ALWAYS

2007年11月03日 | Weblog
昨日、テレビにて「ALWAYS 三丁目の夕日」を鑑賞。といっても、私はこの映画は公開時に劇場にて見ており、その際の感想も、本宅の映画のページにてアップ済みである。前回テレビ放映した折には、後でそっと一人で楽しみたくて録画済みでもある。今回この映画を初めて見たのは我が息子なのだ。実は奴は、この映画の主要キャストである淳之介役の須賀健太クンが苦手なのだ。「人にやさしく」での名子役ぶり以来、私が彼を絶賛するからかもしれない。だが、この映画は決して彼を抜きにしては、考えられない。あの映画が出来たのも、あの年齢の須賀健太クンがあの時存在したからだと私は思っている位なのだから。原作漫画「三丁目の夕日」は「じゃりン子チエ」やら「焼けあとの元気くん」などと並ぶ昭和ノスタルジー漫画の傑作であり(こんなジャンル分けが世の中にある訳ではなく、私が個人的に勝手に言っているだけの話だ)、お話の引き出しも沢山ある。しかし、淳之介のストーリーを軸にするには、彼の出演が念頭にあったからではなかろうか。とにかく、今回初めて映画を見てみて、須賀健太の必要性は認めたようである。しかしながら、劇場鑑賞なしでテレビだけでこの映画をご覧になった方がいたら、ご注意願いたい。テレビで見た、あれがこの映画の真価ではない。テレビ放映では、どうしてももりあがる度にCMでリズムがぶった切られてしまう。出来ればDVDを借りてきて、部屋を暗くしてCMなしのノンストップであの映画を見て欲しい、と切に願う。
前置きがながくなったが、そんな訳で私は続編の公開を待ち望んで来た。仕事休みとレディースデーの重なる次の水曜日に、劇場に足を運ぶ予定でいる。

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