地図のいろいろ

半世紀も地図作りに携わっていましたので、この辺で振り返って地図を見直してみようかな~・・・。

リンスホーテンの東アジア図

2009-06-11 11:11:27 | Weblog
リンスホーテンの東アジア図

リンスホーテン(1563~1611)は、オランダの探検家で、1596年に彼が刊行した『Itenario』(東方案内記)に付図として「東アジア」〔上図〕の地図を載せていました。
サイズ:38.2cm*52.6cm・銅版彩色だそうです。
当時は、香料を求めてポルトガルやスペインが盛んに東アジアを探検していました。ですから、急速に東アジアあたりの姿がハッキリしてきました。地名も多く乗せられています。イギリスやオランダが目覚める前です。