ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「見込みがないから、きみはダメだ」

2021年11月14日 11時48分46秒 | owarai

東京大学で、ある人物から提出 
された研究論文に対して博士号 
の授与が決定した。 

研究論文のテーマは、『転炉に 
おける複合吹錬法』というものだ。 
ここまでなら何の興味も引かれな 
い。 

問題なのはその博士号を授与 
された人物の最終学歴が「中卒」 
だったことだ。 

その人姉崎正治さん(当時42 
歳)は、新潟市内の中学を卒業 
すると集団就職で住友金属に 
入社した人なのである。 

人は、自分が念ずる強さ大きさ 
の人生しか送れないという。 

素質がなくても、学歴がなく 
ても、「他人やれて、自分にや 
れないことはない」という覚悟 
こそが、人生の成否を左右す 
るのであろう。 

 

YouTube

estate chet baker

https://www.youtube.com/watch?v=cnqvHZdNlFk


自分の中にいる自分だけが自分ではないよ。

2021年11月14日 08時41分49秒 | owarai

言葉はできる。
傷つけるも、
温めるも。

君が痛そうなとき、
私は痛いよねと言う。

もしも温もりが
足りない街で
生きるなら、
温もりを生み出す
こと覚えたい。
好きな服に包まれ、
心ある言葉交わし、
君は、私は、
どこまでも
冬を散歩する。


YouTube
桑田佳祐 - 白い恋人達(Short ver.)

https://www.youtube.com/watch?v=gEX21myCfU8


「夢は枯野を」

2021年11月14日 08時27分25秒 | owarai

旅に病んで 夢は枯野をかけ廻る

私にとって芭蕉の辞世の句、心
こそが旅人だと教えてくれた宝
物のような一句である。

一人旅を初めて経験したのは、二
十代の半ば。その時、私は伊勢神宮
を参拝し、志摩に泊まった。今でも
明るい光に彩られた、晩秋の伊勢志
摩の風景が目に焼き付いている。

一人って、なんて気ままなんだろう、
なんて解放感があるのだろうと、
その時初めて一人旅の楽しさを知
った。

仕事場の机にしがみつきながら、
ふっとため息を漏らす。旅に出たい
などと突然思う。その思いが高じ
ると、心が勝手に空を駆ける。

美しい景色が目の前に浮かぶ。
優しい人たちが笑顔で語りかけて
くれる。

そんな時、この句が心をよぎる。
たとえ体は病んだとしても、心
は千里を走り、野を駆け巡り、
逢いたい人のもとへ飛んでゆく。

そう、人間は無限の中に生きて
いるのだと、この句は教えてく
れる。

夢のように過ぎていく人生もまた
旅。多分、芭蕉はそう言いたかっ
たのだろう。

一生を旅の空で過ごした芭蕉の
辞世の句と思えば感慨もまたひと
しおだ。

旅にも人生にも未熟な私はまだそんな
心境にはなれないが、この句の中に
旅の醍醐味と真実が隠されているよう
で、思い出すたびに心がサワッと揺れる。