忠犬ハチ公の実話がハリウッドでリメークされて上映中だそうだ。
『HACHI約束の犬』 大学教授役はリチャード・ギアさん。
テレビでも、ずいぶん宣伝していましたね。
今朝の産経新聞【寒蛙と六鼠(ムチュウ)】長辻象平の論説は興味深かった。
長辻は、15年ほど前に渋谷に向かうバスの中で、老婦人から忠犬ハチ公の実見談の紹介から筆を進めている。
「それがまあ、汚い犬でしてね。屋台の焼き鳥をもらいに毎日、やってきたんですよ」と。
そして、この感動的なハチ公の物語が日本純粋犬の消滅を救ったことにふれ、新潟駅前に銅像のあるタマ公の話に進む。
ハチ公の話は有名ですので知ってはいましたが、タマ公の話は知りませんでした。
また、日本伝統的な甲斐犬、紀州犬、柴犬、四国犬、北海道犬のどが絶滅の寸前で助かったこと、越の犬や高安犬が第二次世界大戦中の食糧難の時代に失われたことなど、まったく知りませんでした。
このような論説を見ると(昨日も少しふれたことですが)、最近の目の回るような教育施策の変わりよう、薄っぺらさが気になります。
小学校での英語教育なども一番の問題です。
我が日本国を、アメリカの属国(現在もそうかな?)新たな合衆国の州にするのなら小学生に英語を勉強させるのも良いでしょう。
ただ、日本を真の独立国にするのなら、日本語教育の充実が「王道」でしょう。
身近の問題を一つだけ紹介しますと、私の住んでいる区では、来週の25日(火曜日)から2学期が始まるそうです。
夏休みが、1週間短縮です。
子ども達にとっても先生方にとっても、「がっかり」でしょう。
高浜虚子の句
去年今年貫く棒のごときもの
衆議院議員選挙もすぐになりました。
各党のマニフェストを読んでも、どうも「貫く棒」が感じられません。
いま国民が、求めているのは「貫く棒」のようなメッセージだと思います。
特に、公教育は、くるくる目の回るような教育施策はいけません。
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