法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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道徳教育

2013年12月18日 22時52分58秒 | 毎田周一師の言葉

安倍自民党・文科省は、道徳の教科化に熱心なようです。

今晩、元同僚の後輩と一杯やったきました。
学校現場は、なかなか大変なようです。
道徳授業のことも話題になりました。

道徳教育の教科化が実現しますと、教科書が決まります。
文科省の役人さんや、ご用学者さんや、現場の代表の先生が集まって造った教科書。
日本中で、この教科書を使って子どもたちに道徳を教える授業をイメージしてください。
「気持悪い」ですよね。
そう感じませんか?

後輩には、そのように伝えました。


毎田周一さんの、昭和39年の著作からの引文です。


今、我国の学校教育、特に小・中・高校で、道徳教育といふことが、
日程に上がって来たといふことは、面白いことだ。
といふよりも有難いことだ。何故ならその教師が、
自分は道徳教育をやる資格があるか、
その能力があるかと、自分に問はなければならぬからである。
浅い自己意識しか持たない者は、当然出来ると自分を考える。
その次の人は、自分には出来ないが、
食わんがためには嘘もつかなければならぬと考える。
そして、第三の部類の人が、到底出来ない自分に直面して、
自らもがき苦しむ。新の生命に出会ふのは第三の人。
(毎田周一全集 第9巻 553頁より)

若い先生方が、「自らもがき苦しむ」。
良いですねー。
悩みのなかから本物の学びを始まります。

このような先生方の出現を念じます。

【くりのみ会】は、いつでも「もがき苦しむ」先生方に開かれています。

 

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コメント (2)
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