図書館で借りてきました。
中村桂子著 『科学者が人間であること』
岩波新書 2013年8月21日 第一刷発行
「はじめに」からの引文
私たち現代人は、そもそも人間は生きものであり、自然の中にあることを忘れがちです。
とくに「自然」を研究対象とする科学者が、
この「人間は自然の中にある」という感じを失ってよいのだろうかという問いが本書のテーマです。
東日本大震災の後、自然が怒っているんじゃないかしらと友人と話し合いました。
科学者らしくないと言われるかもしれませんが、自然は人間が制御できるものではなく、
もっと大きなものであり、私たちはその中にいるのだということを痛感したいものです。
年末・年始の課題図書が見つかりました。