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人の痛み、我が身を重ねよ

2012年06月10日 23時25分16秒 | 日乗

毎日新聞【時代の風】
「人道外れる死刑制度」~人の痛み、我が身重ねよ
元世界銀行副総裁・西水美恵子

今朝の毎日新聞に掲載された元世界銀行・西水美恵子さんの寄稿をご覧になりましたか?
まだでしたら、ぜひ読んでください。

寄稿の最初と最後の箇所を引文します。

◇人の痛み、我が身重ねよ

 There,but for the grace of God,go I.「神の恩寵(おんちょう)がなければ、そこを行くのはこの自分だ」と訳すのだろう。死刑判決のニュースがあると心をよぎる言葉で、人の痛みに我が身を重ねろと叱られるように思う。

(中略)

 日本にもさまざまな壁があろう。しかし、我が国には、世界にまれな史実がある。弘仁9(818)年、嵯峨天皇が死刑を廃止し、廃止令は、その後約3世紀半もの間、存続した。このような歴史を誇る国のこと、いつの日か必ず廃止に行き着くと、確信する。

 その時、夫のように母国の品格を疑いたくないと、心底願う。バージン諸島の長老のように「命は差別なく尊いのだ」と、子孫に伝え続ける民の国であってほしい……。

嵯峨天皇が死刑を廃止し、廃止令、その後約3世紀半の間、存続していたのですね。
不勉強で、知りませんでした。
ウィキベディアによりますと、
弘仁格を発布して死刑制度を廃止し、以後、保元の乱(1156年)まで347年間中央政界における死刑の廃止が続いたそうです。

西水さんの全文は、下記でご覧になれます。
       ↓
http://mainichi.jp/opinion/news/20120610ddm002070180000c.html

 

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