法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
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主宰者の《日乗》

【くりのみ会】道元とカウンセリングコース

2010年09月17日 23時58分30秒 | 日乗

先程、【くりのみ会】から帰宅しました。

本日は、講師のtenjin先生を囲んで、12名(男性7名 女性5名)の方々で『正法眼蔵・光明』の巻を勉強しました。
男性は、村◇さん、水◇さん、前◇さん、吉◇さん、山◇さん、寺◇さんと主宰者の鈴木。
女性は、岩◇さん、佐◇さん、◇さん、品◇さん、石◇さん。
お仕事が忙しかった石◇さんが久しぶりに参加してくださいました。

勉強会が始まる前、指笛の名人・吉◇さんから手ほどきを受けた鈴木でしたが、なかなか音がでませんでした。
来月の勉強会までに、復習です。

さて、今回の勉強会は、『正法眼蔵・光明』の最終回でした。
一般に「光」とか「光明」というと、光源があってその光源に照らされると場があると、相対的な関係として一般的には理解されます。ところが、道元は「仏の光明とは、尽十方世界これ自己の光明」と教えてくださっています。
講師のtenjin先生の講義の中での教えでは「本人を尽くす」ということ。
カウンセリンクの゛考え方を下敷きにいて私流には「十分に機能すること」と理解しました。

『光明』の巻は、大宋国湖南長沙招賢大師大師の“尽十方界は自己の光明”からフェードイン。
地蔵院真応大師の“典座、庫堂に入る”の言葉でフェードアウト。
字面で現代語訳をすると、「板長さんが、調理場に入った!」ということですが、
その意(こころ)は、「実践の場・体験の場、生身の世界で、それぞれが落ち着くべきところで十分に機能する」ということでしょうか!

世の「臨床」という名前がつくお仕事関連の方々には、ぜひ、道元の『正法眼蔵』の勉強をお勧めしたいものです。

次回の、【道元とカウンセリングコース】は、10月15日(金曜日)になります。 
『正法眼蔵・十方』の巻に入ります。


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