このところはまっている
鷲田 清一著
「待つ」ということ 角川選書
を区立図書館から借りてきて読み始めた。
先ず、題名の「待つ」ということは、40年前にカウンセリングを学び始めの頃、先輩の先生から教えていただいたことでもある。
「寄り添い」「待つ」ことは、カウンセラーの重要な資質であるが、臨床哲学者からのプレゼンテーションは、大変興味のある出来事である。
で、裏表紙の本書の解説を【落穂拾い】してみると、
現代は、待たなくてよい社会、待つことができない社会になった。私たちは、意のままにならないもの、どうしようもないもの、じっとしているしかないもの、そういうものへの感受性をなくしはじめた。・・・(以下、略)
「待つ」ことのできるカウンセラーが一人前のカウンセラーであると教わったものだが、この頃のカウンセラーは「待つ」ことができなくお喋りになったような感じがする。