着物で文化人気取り

諸事情により最近は着物を着る機会が減り、
ネタも様変わり
日々感じたこと、本、映画など
思うままに書き綴っています

マスターキートン

2009-05-19 21:44:41 | 
久々に、最近読んだ本の話題を

私は夜、ベットの中で読書をするタチなんですが
ここ1,2ケ月ばかり、長編シリーズの漫画本を
一気に買いそろえて読みふけっておりました

で、何を読んでいたかというと・・・
浦沢直樹の作品。

私が始めて読んだ彼の作品は「マスターキートン」。


昔の勤め先で、同僚に借りて全巻読みました。

主人公は平賀・キートン・太一。
保険調査員、兼・考古学者、兼・元SISのサバイバル教官。
その彼が行く先々で様々な事件や出来事に遭遇し、一つひとつ解決していくもの。

一話完結の形をとっているので、
どの巻から読んでもストーリーが解るのが有り難いです

舞台がヨーロッパであることが多く、
各国の抱える様々な問題が切なく描かれています。

アイルランド問題、
東西冷戦構造、
フォークランド紛争など。

それぞれの争いがもたらしたその後も続く悲劇、
心の分断
その先にある希望・・・。

心に沁みながら、国際政治のお勉強にも役立ちそうな作品です。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
キタキター (かえる)
2009-05-22 05:01:51
マスターキートン!
わたしは、数ある浦沢作品の中でこれが一番だと今でも思っています!
ヤワラでも、パイナップルアーミーでもなく、コレ!
原作は浦沢さんではないのですが・・・でも、一番浦沢さんらしく、無骨さと柔らかさがいい感じで融合された作品だと思います。
何度読んでも面白いですよね
返信する
かえるへ (くりくり)
2009-05-24 22:35:58
今、マスターキートン全巻収集中です 
これは本当にどの話も
うまくまとまっているよね 

アニメ化もされていたけど、
原作に忠実で
映像も綺麗で、
ストーリーの切なさもそのまま伝わってきました

話はあまり長くしない方が
余計なものを削ぎ落とすから
シンプルで良いのかもしれないね

返信する

コメントを投稿