さて、もうひとつの浦沢直樹作品。
「MONSTER」
これ、実は連載が始まって間もない頃、「マスターキートン」を貸してくれた同じ同僚に借りて読んだんです。
単行本で2巻くらいまで読んだのかな、ものすごく面白くて惹きつけられて、
先が気になって、気になって。
でも、その同僚が会社を辞め、途絶えたままに。
あれから十数年。
先日近くのブックオフで本を物色中、
その「モンスター」がズラリと並んでいるじゃないの
急に続きが読みたくなり、早速第一巻から購入。
そしたらもう止まりません。
数冊読んでは、翌日、仕事帰りにまた数冊購入、次
の日、また続きを購入・・・といった具合に読み進みました。
ストーリー(ウィキペディアより)
1986年、西ドイツ(当時)・デュッセルドルフのアイスラー記念病院に、頭部を銃で撃たれた重傷の少年ヨハンが搬送されてくる。天才的な技術を持つ日本人脳外科医・Dr.テンマは、院長の命令を無視してオペを担当し、ヨハンの命を救う。院内の政治力学によって、テンマの順風な状況は一変。医師として自分は正しかったと信じるテンマだが、苛立ちを隠せない。そんな中、院長、外科部長らの殺害事件が発生。同時にヨハンが失踪する。
数年後の1995年、テンマと遭遇したヨハンは、巨大な“怪物”に成長していた。テンマの患者ユンケルスを目の前で何の躊躇もなく射殺し、過去の殺人を告白するヨハン。自分の中で何かが弾けたテンマは、怪物ヨハンを追跡する。
全部読み終えての感想
面白いことは面白いです。
こんなストーリー考えつくなんてホント、あったま良いなぁ・・・
と思います。
本編とはあまり関係ない、脇役一人一人の背景も丁寧に描いていて、
じんとくるエピソードを途中にしのばせています。
猟奇的殺人、
大病院内での権力闘争、
東西冷戦構造のもたらした悲劇、
アダルトチルドレン、
人間愛・・・・
ありとあらゆるテーマが盛り込まれています。
ドイツやチェコが舞台となっているせいか、
「マスターキートン」を彷彿とさせることも。
ただね
巻が進むにつれて
詰め込み過ぎじゃない!?・・・ってほど、
登場人物が多すぎて、
その相関関係も複雑で、
色んな組織もからまって、
頭ん中、こんがらがっちゃいます。
で、ラスト・・・
あれだけたくさん詰め込んで、
「謎」をちりばめて
読者を引っ張った割に
ちょっと拍子抜け?
あれ~
これで終わり
何か消化不良。
あのラストには、
ここまでひっぱって描いた説得力がない
全てが解決されて、「ああスッキリ」・・・とはなっていない。
「続編」無いのぉ
無いのですね、これが。
漫画はね。
私は読んでいないけど、実は小説があるそうです。
違う作家さんが、浦沢さんと共著で書かれた「アナザーモンスター」がそれ。
原作の「ヨハン事件」に関わった人々に行ったインタビュー、
という形で話しが進むんだって。
これ読むとすっきりするのかな。
あ、それと、アニメ化もされてますね
こちらはほぼ原作に忠実らしいけど、原作にない追加シーンもあるらしいです。
機会があれば見ちゃおかな。
この作品でカギになるのが、
孤児の子供達を教育するために作られた
不気味な内容の絵本なのですが・・・・。
作中で描かれた絵本とまるで同じ物が、本当に絵本として刊行されていました。
「なまえのないかいぶつ」
偶然本屋さんで発見。
凝ってるね。
マニアは欲しくなるかも。
海外にもファンが多いらしく、映画化の話しもあるんだって
うん、これは
ちょっと期待するかな。
「MONSTER」
これ、実は連載が始まって間もない頃、「マスターキートン」を貸してくれた同じ同僚に借りて読んだんです。
単行本で2巻くらいまで読んだのかな、ものすごく面白くて惹きつけられて、
先が気になって、気になって。
でも、その同僚が会社を辞め、途絶えたままに。
あれから十数年。
先日近くのブックオフで本を物色中、
その「モンスター」がズラリと並んでいるじゃないの
急に続きが読みたくなり、早速第一巻から購入。
そしたらもう止まりません。
数冊読んでは、翌日、仕事帰りにまた数冊購入、次
の日、また続きを購入・・・といった具合に読み進みました。
ストーリー(ウィキペディアより)
1986年、西ドイツ(当時)・デュッセルドルフのアイスラー記念病院に、頭部を銃で撃たれた重傷の少年ヨハンが搬送されてくる。天才的な技術を持つ日本人脳外科医・Dr.テンマは、院長の命令を無視してオペを担当し、ヨハンの命を救う。院内の政治力学によって、テンマの順風な状況は一変。医師として自分は正しかったと信じるテンマだが、苛立ちを隠せない。そんな中、院長、外科部長らの殺害事件が発生。同時にヨハンが失踪する。
数年後の1995年、テンマと遭遇したヨハンは、巨大な“怪物”に成長していた。テンマの患者ユンケルスを目の前で何の躊躇もなく射殺し、過去の殺人を告白するヨハン。自分の中で何かが弾けたテンマは、怪物ヨハンを追跡する。
全部読み終えての感想
面白いことは面白いです。
こんなストーリー考えつくなんてホント、あったま良いなぁ・・・
と思います。
本編とはあまり関係ない、脇役一人一人の背景も丁寧に描いていて、
じんとくるエピソードを途中にしのばせています。
猟奇的殺人、
大病院内での権力闘争、
東西冷戦構造のもたらした悲劇、
アダルトチルドレン、
人間愛・・・・
ありとあらゆるテーマが盛り込まれています。
ドイツやチェコが舞台となっているせいか、
「マスターキートン」を彷彿とさせることも。
ただね
巻が進むにつれて
詰め込み過ぎじゃない!?・・・ってほど、
登場人物が多すぎて、
その相関関係も複雑で、
色んな組織もからまって、
頭ん中、こんがらがっちゃいます。
で、ラスト・・・
あれだけたくさん詰め込んで、
「謎」をちりばめて
読者を引っ張った割に
ちょっと拍子抜け?
あれ~
これで終わり
何か消化不良。
あのラストには、
ここまでひっぱって描いた説得力がない
全てが解決されて、「ああスッキリ」・・・とはなっていない。
「続編」無いのぉ
無いのですね、これが。
漫画はね。
私は読んでいないけど、実は小説があるそうです。
違う作家さんが、浦沢さんと共著で書かれた「アナザーモンスター」がそれ。
原作の「ヨハン事件」に関わった人々に行ったインタビュー、
という形で話しが進むんだって。
これ読むとすっきりするのかな。
あ、それと、アニメ化もされてますね
こちらはほぼ原作に忠実らしいけど、原作にない追加シーンもあるらしいです。
機会があれば見ちゃおかな。
この作品でカギになるのが、
孤児の子供達を教育するために作られた
不気味な内容の絵本なのですが・・・・。
作中で描かれた絵本とまるで同じ物が、本当に絵本として刊行されていました。
「なまえのないかいぶつ」
偶然本屋さんで発見。
凝ってるね。
マニアは欲しくなるかも。
海外にもファンが多いらしく、映画化の話しもあるんだって
うん、これは
ちょっと期待するかな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます