浦沢直樹作品、最後は
2作目まで映画が公開された、フランスでも大人気の「20世紀少年」(全22巻)
これもね、やはり前の会社で、
もう一人の同僚、かえるに借りて途中まで読んでたんだ。
映画で言うとちょうどpart1の終わりあたり。
そりゃ、面白かったさ。
目茶、夢中で読んださ。
あれから月日が流れ、
去年、映画版、第一章は、観たのよ。
でね~、続きが読みたくなったんだけど、
なんせこちらはまだまだ映画公開中ということで、ブックオフでは見つからない。
新刊を買いそろえましたぜ
あらすじ(ウィキペディアより)
日本が高度成長期のまっただ中の1970年代。夢と希望に満ちあふれた時代。少年たちが空想した世界。地球滅亡をもくろむ悪の組織、東京を破壊し尽くす巨大ロボット。世界は混沌とし、滅亡に向かっていく。それに立ち向かい地球を救う、勧善懲悪の正義のヒーローとその仲間たち。こんな下らないストーリーを“よげんの書”と、少年たちは名付けた。大人になるにつれ、そんな空想の記憶は薄れていく。
しかし、1997年、コンビニエンスストアを営む主人公のケンヂは、お得意先一家の失踪や幼なじみの死をきっかけに、その記憶を次第に呼び覚まされていく。そして、世界各地の異変が、昔幼い頃空想した“よげんの書”通りに起こっていることに気づく。出来事に必ず絡んでくる謎の男“ともだち”との出会いによって、全ての歯車は回り出す。
懐かしくも面白い。
映画では描かれない細かいエピソードも満載。
そして、こちらも「MONSTER」同様、
ストーリーのあちらこちらに謎を散りばめている。
だから気になって
どんどん読み進む。
全22巻中、21巻目・・・・
まだ謎は解けない
物語が進むごとに、ばら撒かれた謎は・・・一つだけじゃないのだけど、
残り1巻で全部の謎解きが完了するのかな・・・と
怪訝に思いながら、やっと最終巻へ
あの・・・
どゆこと
だからぁ・・・
最初のトモダチの正体は・・・○○君でしょ・・・
で、もう一人のトモダチが・・▲▲君・・・
だって▲▲君は#&@§・・・じゃなかったの
わかんないよぉ
と思ったのは私一人ではないらしい。
ネットでも、「20世紀少年」のラストについては大論争になっていた。
そりゃそうだろうよ。
これね、
結構早い段階で、トモダチの正体が分るのだけど、
そのまま正体を突き詰めていって
「ああ、そうだったのか」パンパンでよろしかったのでは?
最初のトモダチの作った世界をもっと突き詰めて描けば十分だったのでは?
場面展開が多すぎて、だんだんついていけなくなる。
「謎」部分だけで読者をなが~く、引っ張って
結局、謎解きがなされないまま終了している事は心外。
途中まではすごく面白い。
これ始めて読んだ時、オ○ム事件と重なりました。
たった一人の屈折した人間が思い描く子供じみた発想が、
日本中を震撼させるテロ事件と発展したのは、紛れもない現実。
「あり得ない話ではないのだ」と思わせるものがあります。
ただね・・・
巻を重ね過ぎたせいか、あらうることを盛り込みすぎて、
作者自身、収集がつかなくなったんじゃかいかしら。
普通はさ、
途中に伏線を敷いていたとすると、
最後にはそれが全てつながって、
「ああ、こういうことだったのかぁ」って
納得するじゃない。
この消化不良の度合いは、
「MONSTER」の比じゃないわ。
だって新たなもやもやが生まれるんだもん。
ただ、
私より少しお兄さんの世代の浦沢直樹さんの
子供時代への郷愁は、伝わってくる。
この人、
本当に漫画が大好きだったんだな。
手塚治虫や藤子不二雄、横山光輝・・・
ヒーローに憧れて、ヒーローになりたくて
ワクワクして夢中で読んでいたんだな、って、想像できる。
昔、少年だった、今のおじさん達へのオマージュ・・・
そういった思いで描いた作品かもしれません。
だから、これ読んで
「あ、これは俺の少年時代の話だ」と共感する
おじさんは多いのでしょう
きっとね・・・
さて、映画もいよいよ完結。
原作とは違う終わり方をするって聞いたけど・・・・。
どうなるんでしょうねぇ。
観客を迷いの淵に誘い込む終わり方だけは、避けて欲しいものである。
2作目まで映画が公開された、フランスでも大人気の「20世紀少年」(全22巻)
これもね、やはり前の会社で、
もう一人の同僚、かえるに借りて途中まで読んでたんだ。
映画で言うとちょうどpart1の終わりあたり。
そりゃ、面白かったさ。
目茶、夢中で読んださ。
あれから月日が流れ、
去年、映画版、第一章は、観たのよ。
でね~、続きが読みたくなったんだけど、
なんせこちらはまだまだ映画公開中ということで、ブックオフでは見つからない。
新刊を買いそろえましたぜ
あらすじ(ウィキペディアより)
日本が高度成長期のまっただ中の1970年代。夢と希望に満ちあふれた時代。少年たちが空想した世界。地球滅亡をもくろむ悪の組織、東京を破壊し尽くす巨大ロボット。世界は混沌とし、滅亡に向かっていく。それに立ち向かい地球を救う、勧善懲悪の正義のヒーローとその仲間たち。こんな下らないストーリーを“よげんの書”と、少年たちは名付けた。大人になるにつれ、そんな空想の記憶は薄れていく。
しかし、1997年、コンビニエンスストアを営む主人公のケンヂは、お得意先一家の失踪や幼なじみの死をきっかけに、その記憶を次第に呼び覚まされていく。そして、世界各地の異変が、昔幼い頃空想した“よげんの書”通りに起こっていることに気づく。出来事に必ず絡んでくる謎の男“ともだち”との出会いによって、全ての歯車は回り出す。
懐かしくも面白い。
映画では描かれない細かいエピソードも満載。
そして、こちらも「MONSTER」同様、
ストーリーのあちらこちらに謎を散りばめている。
だから気になって
どんどん読み進む。
全22巻中、21巻目・・・・
まだ謎は解けない
物語が進むごとに、ばら撒かれた謎は・・・一つだけじゃないのだけど、
残り1巻で全部の謎解きが完了するのかな・・・と
怪訝に思いながら、やっと最終巻へ
あの・・・
どゆこと
だからぁ・・・
最初のトモダチの正体は・・・○○君でしょ・・・
で、もう一人のトモダチが・・▲▲君・・・
だって▲▲君は#&@§・・・じゃなかったの
わかんないよぉ
と思ったのは私一人ではないらしい。
ネットでも、「20世紀少年」のラストについては大論争になっていた。
そりゃそうだろうよ。
これね、
結構早い段階で、トモダチの正体が分るのだけど、
そのまま正体を突き詰めていって
「ああ、そうだったのか」パンパンでよろしかったのでは?
最初のトモダチの作った世界をもっと突き詰めて描けば十分だったのでは?
場面展開が多すぎて、だんだんついていけなくなる。
「謎」部分だけで読者をなが~く、引っ張って
結局、謎解きがなされないまま終了している事は心外。
途中まではすごく面白い。
これ始めて読んだ時、オ○ム事件と重なりました。
たった一人の屈折した人間が思い描く子供じみた発想が、
日本中を震撼させるテロ事件と発展したのは、紛れもない現実。
「あり得ない話ではないのだ」と思わせるものがあります。
ただね・・・
巻を重ね過ぎたせいか、あらうることを盛り込みすぎて、
作者自身、収集がつかなくなったんじゃかいかしら。
普通はさ、
途中に伏線を敷いていたとすると、
最後にはそれが全てつながって、
「ああ、こういうことだったのかぁ」って
納得するじゃない。
この消化不良の度合いは、
「MONSTER」の比じゃないわ。
だって新たなもやもやが生まれるんだもん。
ただ、
私より少しお兄さんの世代の浦沢直樹さんの
子供時代への郷愁は、伝わってくる。
この人、
本当に漫画が大好きだったんだな。
手塚治虫や藤子不二雄、横山光輝・・・
ヒーローに憧れて、ヒーローになりたくて
ワクワクして夢中で読んでいたんだな、って、想像できる。
昔、少年だった、今のおじさん達へのオマージュ・・・
そういった思いで描いた作品かもしれません。
だから、これ読んで
「あ、これは俺の少年時代の話だ」と共感する
おじさんは多いのでしょう
きっとね・・・
さて、映画もいよいよ完結。
原作とは違う終わり方をするって聞いたけど・・・・。
どうなるんでしょうねぇ。
観客を迷いの淵に誘い込む終わり方だけは、避けて欲しいものである。
ほとんどくりくりさんと同じような感想をもちましたよ~。
話を広げすぎて、収集つかなくなっちゃってるし。
MONSTER現象ですよね、まさしく。
浦沢作品のいいところと悪いところが集まってる。
浦沢さんと同年代の方には懐かしさ満載で、時代へのオマージュみたいなところもあるんでしょうが・・・
なんていうか、納得のいく「モヤモヤ感」じゃないんですよね。
いつまでも作品を噛み締めたいモヤモヤ感ではなく、「手を広げすぎたな」って感じを読み手が持ってしまうのはちょっと、ねぇ。
買いながら読んだので、一度まとめて読もうと思いつつ。。。それも面倒に感じてしまう、もったいない作品です
何をしたかったのかが良くわからなかった
「20世紀少年」は、舞台もジャンルももまるで違うから、色んなの描ける人だな~と
心から感心したんだけどね・・
12~3巻で完結させたら絶対面白かったと思う
元々の発想はすごいのだから、とても残念
後は読者の想像力に任せるといった手法も確かにあるのだけど、これはそんな余韻を残した終わり方では絶対に無いもの
言葉悪いけど、「やり逃げ」されたような気持ちにさせられました
「blogram」の浦澤直樹ランキングから辿ってきました。
私も、最近、コミックスを買って読みました。『20世紀少年』は『21世紀少年』(上下巻)で、完結しています。
なぜ、タイトルを変えたのか?
『20世紀少年』と『21世紀少年』では、執筆時期が空いたのかは、続けて描いたのかはわかりません。
広げ過ぎ、盛り込みすぎで、12~13巻で完結するべきだったという感想は、同感です。
よろしかったら、トラックバックさせてください。
やはり英さんも12、3巻で止めるべきだったと思われます
途中まではひとつのカルト集団が肥大化していくという今までに無いストーリーだったのに、
いつの間にか別の話になってますよね
トラバ、どうぞ~