門前の小僧になりたいくらげ

学究的な空気に憧れて専門家の周りに出没しては雑感を綴るブログ。化石鉱物系がやや多し、の予定。

宇宙のグミ〜2018.01.08東日本大震災復興支援商品〜

2018年01月12日 | グルメ

 「高知県のひまわり乳業さんが行った乳酸菌の宇宙実験。ロケットに乗って宇宙から生還した乳酸菌の子孫たちをおいしいグミキャンディにしました。」という触れ込みの「宇宙乳酸菌入り」グミです。加工所は埼玉県、販売者は東京、と三重県にはあまり関わりがなさそうですが、そらんぽ四日市のミュージアムショップにて購入。売り上げの一部が東日本大震災復興支援事業「きぼうの桜」に役立てられるそうです。「きぼうの桜」というのは東日本大震災時の津波被害を受けた全市町村の津波到達点に寿命の長い樹木(選ばれたのは2008年に国際宇宙ステーションへ旅した「桜」の種)を植え、復興のシンボル、災害時の避難目印、そして観光資源にしようというプロジェクトです。

 シルバーとブルーが基調のパッケージを開けると中から個包装のグミが10個。普通にソーダ味のグミでした。宇宙から生還した乳酸菌と言っても、乳酸菌の代替わりは早いだろうし、すでに地球(というより培養場所?)の環境の方が乳酸菌への影響力を持っていそうではありますが、気分だけでも宇宙旅行。

 

 

参考:きぼうの桜 一般財団法人ワンアース


プラネタリウム in そらんぽ四日市〜2018.01.08三重県四日市市〜

2018年01月11日 | 博物館

 そらんぽ四日市に来たのならプラネタリウムの事も書いておかねば。先日の四日市市立博物館の記事中でも触れましたが、ギネスブックにも記載されている「世界最多の星を映すプラネタリウム」でして、名前は”GINGA PORT 401”。投影機はCHIRON401で、1億4千万個以上の星を映し、星の色も忠実に再現しているとか。

 残念ながらプラネタリウム内撮影禁止なので写真はありませんが、ドーム、思ったより開放感があります。なんでだろう?と眺めていてわかったのが、「ドームに継ぎ目がないこと」。なんというか、シームレス構造なのです。おかげでいつもプラネタリウムを観るときに感じるような天球儀を内側から覗いているかのごとき圧迫感もなく、のびのびと投影を楽しむことができました。季節によってプログラムは変わり、2018年1月2日から3月11日の期間中は次の4つが投影されています。

<ファミリー番組> ノーマン・ザ・スノーマン

<一般番組> 月のふしぎ

<星空番組> そらんぽ 星空への招待ー冬の句ー(四日市市オリジナルプログラム)

<夜間特別番組> Feel the Earth

 なお、三重大学教授伊藤信成氏による宇宙塾「今月は月が面白い!」も2018年1月27日(土)18:30から20:00にプラネタリウムにて開催されます。1月31日に起きる皆既月食に合わせてのイベントで、これも面白そうです。(当日9:30から座席券発行。詳しくは「四日市市立博物館・プラネタリウム(Tel.059−355−2700)」までお尋ねください。)

 

 あ、冒頭の写真はプラネタリウムのドームを囲むように作られているコズミックギャラリーで、JAXA関連の展示もありますので、星好きさんはそちらもぜひ。蛇足ですがプラネタリウムに向かうエレベーターの中も宇宙のイメージだったりします。


四日市公害と環境未来館 in そらんぽ四日市〜2018.01.08三重県四日市市〜

2018年01月10日 | 博物館

先日訪れた四日市市立博物館は5階建ての建物「そらんぽ四日市」内の3・4階を占めており、5階はプラネタリウム、2階が四日市公害と環境未来館になります。(1階にはミュージアムショップとか図書館などが入っています。)以前は全館が市立博物館でしたが、2015年3月にリニューアルオープンして現在の形となりました。公害とその対策を主要常設展示にした施設って、くらげびとにはあんまり覚えがありません。そういえばリニューアルオープン当時の某新聞にも施設に対しての賛否両論が掲載されていたような気がします。

「今では四日市市より環境の悪い(=空気の汚い)都市も多々あるのに、四日市ぜんそくや公害を前面に出した施設はむしろ市や県のイメージダウンになるのでは?」

「公害が発生し、それに対し対策・改善を重ねて四日市の今があるのは事実。むしろ海外をも視野に、積極的に発信すべき。」

 こうした中で確か当時の市長さんが「訴訟に関係した方々もすでにご高齢。その証言を記録し、未来に残せるのは今しかない」と舵を切られてこうなった・・・という内容だったような。(あやふやな記憶ですみません。でも館内ボランティアさんも「当時の市長さんの決断で・・・」と同じような解説をしてくださったので、大幅にはずれていない、はず。)

 館ではパネル展示などの他にぜんそく患者さんやそのお身内の方の証言、訴訟に関わられた方へのインタビューなどが視聴できるようになっており、当初の目的どおり「証言を記録・伝達する役目を担っている」施設なんだな、と感じます。実際、四日市市内の小学生は5年生になると社会見学でここを訪れ、公害について学ぶそうです。一見地味〜な博物館ですが、四日市と言わず全国の小学校5年生のお子さんをお持ちの皆様、学習内容と連動しての訪館、いかがでしょう?ちなみに入館無料です。

 実は(撮影許可をもらったにもかかわらず)うっかり写真を撮り忘れたのですが、館の公式サイトにドローンによるバーチャルツアーやストリートビューがありますので、興味をお持ちの方はそちらをご覧ください。モバイルサイトでもご覧になれます。

  

 

参考:四日市公害と環境未来館

   そらんぽ四日市 四日市市立博物館・プラネタリウム


四日市市立博物館 in そらんぽ四日市〜2018.01.08三重県四日市市〜

2018年01月09日 | 古生物学・地学

 四日市市立博物館へ行ってまいりました。三重県ということでゾウ関係の展示がないかな〜と期待しての訪問です。

 

 エントランスではアケボノゾウがお出迎え。おお!解説を見ると四日市市内の八郷地区でアケボノゾウの臼歯が発見されたそうです。この地区では他にゾウの門歯の化石や珪化木も産出しているそうですが、残念ながら展示はありませんでした。ついでに言うとこの骨格標本も四日市の骨ではなく「神戸市で発見された化石をもとに復元したもの」だそうです。三重県にも神戸という地名はありますが(昔の神戸町、今は鈴鹿市神戸)、ここでいう神戸市とは別物だと思われます。とはいえ、アケボノゾウの骨格標本を見て息子たちのテンションはUP。ガラス張りの近未来的なロビーを通ってワクワクしながら総合受付にたどり着き、フロアガイドを見てびっくり。いわゆる古生物関係の展示室、なし。下調べしていないと、こういうこともあります。そして息子たちの恨めしそうな視線に耐えつつ、最上階にある「世界最多の星を映すプラネタリウム(ギネス認定)」のチケットを買うくらげびとでありました。

 ・・・えーと、誤解のないよう書いておきますと、この施設自体はテーマもはっきりしていて素晴らしいものです。特に1・2階の「四日市公害と環境未来館」なんか、くらげびとはもっとじっくり回りたかったです。ただ、我が家の古生物LOVER3人組の好みには合わなかった、というだけで。。。

 で、期待していたような古生物DAYにならず不完全燃焼な息子その1はミュージアムショップで下記の本をお買い上げ。息子その2、その3もそれぞれ気に入りのものを手に入れ、くらげびと(とその他1名の引率者)はようやく一息ついたのでした。

 

参考:四日市市立博物館・プラネタリウム

   四日市公害と環境未来館


三桝屋さんのういろ〜2018.01.05岐阜県揖斐郡揖斐川町〜

2018年01月08日 | グルメ

 三桝屋は美濃国谷汲山華厳寺の門前にあるういろ屋さんです。谷汲名物だそうで、品出しされるそばから売れていきます。休祭日など昼過ぎには品切れになってしまうようで、参詣する前に買い求める方もかなりあるとか。名物というからには何軒もういろ屋さんがあるのかと思ったけれど、谷汲門前にあるのは三桝屋さんだけのようです。

 米粉で作る「ういろう」ではなく、小麦粉で作る「ういろ」で、皇室献上菓子だそうな。素朴なお味でくらげびとは結構好きでした。(青柳ういろう派の相方はあまり好きではないようです。まあ、食感は違いますわね。)気になった方は一度お試しを。

 

参考:三桝屋

   岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲徳積293

   0585−55−2139

   ういろ:一包み600円(10切入り)