門前の小僧になりたいくらげ

学究的な空気に憧れて専門家の周りに出没しては雑感を綴るブログ。化石鉱物系がやや多し、の予定。

豊浜層観察〜2017.12.03愛知県知多半島師崎層群〜

2018年04月17日 | 古生物学・地学

 岩場の目立つところにこんな化石が点々と露出している知多半島某所。なぜ写真のみで採集をしないのかというと、ここは国定公園で採集禁止の保護区となっている場所だから。写真では分かりにくいですが二枚貝の圧痕というか、へしゃげた痕というか、凸ではなく凹形の化石です。この凹面に沿う形でツルンツルンの貝の内側!みたいな石がへばりついている箇所もあります。波で洗われたのか他の要因なのかそれらの石が分離した後にこの写真のような形状を示すようです。

 zoom outするとこんな感じ。地名から言ってここはおそらく豊浜層の模式地だろうと思われます。(←ネット上で国定公園の地図を拝見したのですが、色分けが細かすぎてくらげびとの使っているパソコンではよくわからなかったのです。)化石だけでなく、イソギンチャクにカメノテ・フジツボ・ヒザラガイ、と、いかにも磯の住人です!という生物もたくさんいました。

 で、3枚目の写真の左下に写っている白っぽい石。これには1個だけしか空いていませんが、現場にはこれと同じくらいの大きさの穴が複数空いたこぶし大から人頭大の石が結構ゴロゴロしており、露頭でも観察できたりします。これらも実は生痕化石だそうです。手元に資料がないのでよくわからないのですが、ある種の巣穴のようなものではないかと。そこを現生種の巻貝やイソギンチャクが二次利用して住んでいたりします。穴にはまり込んでいる巻貝の残骸が化石なのか現生種の死骸なのかわからず悶々とするくらげびと。気になったものは全部写真に撮っておけばよかった、と後悔することしきりです。記事をUPしようと思いつつ延び延びになってしまったので、調べるのは後回しにして、とりあえず備忘録としてUPします。

 


ピアノは楽器と言うより機械、だそうです。

2018年04月14日 | 日記

 少し前の話になりますが。。。調律師さんにアップライトピアノを調律していただきました。

カバーを外す→ホコリを取る→ウェッジを付ける(=共鳴させないために弦にフェルトをかませる)→音の狂いや不具合を調整する

ざっくり言うと大体この手順だそうで、素人のくらげびとに説明してくださいながら流れるような手つきで作業を進めていかれます。

 忘れないうちに息子その2から頼まれていた質問をしてみます。

「バイオリンとか、琵琶とか、笙とか、演奏者が調律できるのに、なんでピアノはプロの人がやるんですか?」

調律師さんの答え。

「もちろん演奏者さんが調律なさってもいいのですが、ピアノは調律に関わるパーツも多く、楽器というよりはむしろメカニックに近いところがありますので、調律を専門に行っているものの方が早く確実にできるかと。そして演奏者さんの『こう弾きたい、こういう音を出したい』という理想の音をその方が弾かれるピアノで最大限に引き出すのが調律師の仕事と考えています。。。一言で言えば演奏者とピアノの橋渡しをするのが調律師だと思っていただければ。。。」

 その他質問攻めにして手を止めさせてしまいつつも調律が終わり、これからまたピアノを楽しむ日々が始まります。(・・・とは言っても弾くのはあくまで子どもたちですが。)

 それにしてもプロの仕事って美しい!見ているだけで気持ちまで洗われるというか、周りの空気が澄んでいくような気がします。

良いご縁をいただきました。これからもよろしくお願いいたします。

 


街は化石でいっぱい〜その2外構材〜

2018年04月12日 | 古生物学・地学

      

     

 岐阜県内K公園の植栽を囲むタイルに埋め込まれていた石板たち。明らかに化石が集められております。が。風化が激しく、説明板まで摩耗して読み取れません。。。息子その1は探偵よろしく観察していたんですが、種の同定にまでは至らなかったようです。後で聞いてみたら「巻貝は巻貝だけど、、、ツリテラ・・・?ベレムナイトにアンモナイト・・・う〜ん、でもな〜?」いや、その発言の中身がすでにわかりませんからね、くらげびとは。でも、街中でも探してみると結構ありますね、化石。お城の石垣にも化石が含まれていたりするそうですし、機会があったら探してみたいものです。

 

 


アレクサが我が家にやってきた。

2018年04月04日 | 日記

 朝起きたら、スマートスピーカーEcho Dotがリビングにありました。相方の仕業です。そういえば、先行発売の時に買い忘れた〜と叫んでおられましたねえ。さっそく食いついたのは子どもたち。このアレクサ内蔵スピーカーに認識してもらおうと「アレクサ」を連呼しております。

息子その1「アレクサ600×0.3÷7は?」(自分の宿題をアレクサにやらせるな!)

息子その2「アレクサ、あなたの好きな食べ物は?」(スピーカーに何聞いてんの^^;と思ったら炊き込み御飯と答えてきた。)

息子その3「アレクサ、早口言葉を言って!」(リピートしすぎで耳タコ)

 なぜか息子その2と息子その3はなかなかアレクサに認識してもらえず、呼びかけを息子その1にやってもらうという珍妙な光景が繰り広げられております。普通に日本語の発音でいいんだからアレクサに認識してもらえる発声しようよ。というより、置く場所、ここ?