鈴木邦男をぶっとばせ!blog出張所

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★blog開設記念インタビュー★

2006年09月13日 | ★blog開設記念インタビュー★
9月某日、新宿某所にてインタビュー
(取材・文:高橋。太字が邦男さんです。)

――今日はお忙しいところありがとうございます。連載も増えて、本当に忙しそうですね。

いやー、仕事が無いよりマシですよ。

――早速ですが、blogで募った質問がいくつかありますので回答をお願いします! HN・白旗さんより。<六年間引きこもっています。そろそろ外に出たいんですが、その一歩が踏み出せません。助言をお願いします。>とのことなんですが。なにか、アドバイスを。

雨宮処凛さんのところに行ったらいいんじゃないですか。彼女は優しいし、そういう人をたくさん救ってますから。なんなら電話番号を教えますよ。え?勝手に教えちゃマズイかなー。今度ロフトに来れば?

――人任せですね……。でも、ロフトのイベントには是非来てほしいですね!じゃ、次の質問。大阪府のHN・エセ右翼中学生さん。親が警察官だそうですよ。ふむふむ、<古本屋さんで「闘う日本語-愛と革命の読書道」をみつけて読んだら、鼻血が止まらなかった>そうですが……。

え、中学生が読むなよ!未成年は禁止!

――ああ、乳首の話とかしてましたね、そういえば。で、質問なんですが、<大阪府庁が耐震基準を満たしていないとのことで、建替え改修かが問題になっています。自民民主府民ネットは1500億円程度を使い立て替えようとし主張していますが、共産党さんまた奮闘。1270億円程度での改修補修を主張しています。230億円の重さをわかってくれてます。ほんとに優しい人たちだ。(右翼の邦男さんも優しそうな顔していて好きです。)共産党さんは古いものの価値もわかっているんだ、美的センスに欠ける小生(気取ってみた)にも、「あんてぃーくですな」という美しさが府庁にはあるということがわかります。邦男さんはどう思いますか?府庁は残すべきでせうか(邦男さんのまね)?それとも建て替えるべきでせうか?>ということなんですが。えらいですね、中学生なのに。

そうだねー。私は中学生のときは政治家がいるなんて知らなかったよー。天皇陛下がいることも知らなかったしー。

――何言ってんですか。まじめに答えてくださいよ。

そっか。じゃあ改修のほうがいいんじゃないですか。共産党の言うことは全て正しいですよ。そうだ、そうだ。

――なげやりですね。大阪府庁、実際に御覧になったことあるんですか。

いや、ないけど……。

――はあ~。じゃあ、エセ右翼中学生さんから、最後の質問。<谷口雅春先生の本でオススメの本は?>

「生命の實相」「第二青年の書」「限りなく日本を愛す」「日本を築くもの」ですね。絶版かもしれないけど。

――おお、なるほど。私も探して読んでみます。じゃ、次。HN・はなおかさんより。<慶応大学の講義をきっかけに興味を持つようになり、池袋ジュンク堂でのトークライブにも行きました。こういうイベントに参加するのは初めての経験でしたが、非常に興味深い話が聞けてとても面白かったです。>

おー、ありがとうございます。……ってこれあなたじゃないの?

――違いますよ。私、慶応大学行ってないし。行きたかったなー。はい、質問です。<特に最近のお写真を見ているといつでもスーツを着ているように思いますが、何か理由はあるのでしょうか?>ということですが。なにかこだわりあるんですか?

ねーよ。そんなの。講演とか学校とか、人前にでるときだけだよ。ふだんはステテコですよ。作務衣ですよ。家ではパジャマだよ。コンビニもパジャマで行くし。

――ステテコって。へー。パジャマ着るんですか。鈴木さん、夏でもセーター着てるしね。じゃ、次。愛知県の加藤大輔さんからの質問です。

え! 加藤大輔君ってあの? ダイエットの加藤君?

――いや、違うでしょ、もう。鈴木さんテレビ観過ぎ!(※後日調べたら、ダイエットの子は加藤大君でしたね)えー、いっぱい書いてあるんで、あとでちゃんと読んでくださいね。要約すると<インターネットの言論状況について、将来的にはこうなるだろう、あるいはこうなってほしいといったお考えは如何様なものでしょうか>ということなんですが。

うーん。変ないたずら書きみたいなのはなくなって、みんな実名で責任もってやったらいいんじゃないですか。

――でも、実名でできないものってありますよね。企業の内部告発とか。実名・匿名についてはオーマイニュースでも議論されてるみたいですけれど。

そういうのは編集部名でいいんじゃないの。編集部が責任持ってやればいいんですよ。

――そういえば鈴木さん、新連載のオーマイニュースではよく批判や罵倒されてますね。まっとうな意見もあるけど。すごい嫌われようですね。

いいんですよ。批判は全部公開してくれって、編集部に言ってあるし。一番批判の多いコラム目指してるんだから。

――ふーん。かっこいいですねー。でも批判の多さでは斉藤貴男さんに負けてるんじゃないですか。

そっかー、じゃあがんばりますよ。でも、もうクビかなー。ネタも、もうないし。あなた書いてよ。

――え。やですよ。恐れ多い。批判されるし。がんばってくださいよ。かげながら応援してます。で、まだあった。質問。<「PRIDE」が地上波テレビ放送から締め出されてしまいましたが、格闘技通の鈴木様としては、どのように御考えですか?僕は非常に残念です。今年は無差別級トーナメントを開催中だと言うのに・・・。御蔭で、試合内容の視聴がちょっと面倒になっております。>ということですが。どうでしょう?

スカパーに入ればいいんじゃないの?観戦に行くとか。金は惜しまないことですね。プロ野球もね、テレビ中継やめればいいんですよ。そうしたら、みんな観にいきますよ。そのほうが絶対いいよ。

――じゃ、最後。HN・喜八さんより。<読書家の鈴木さんは『史記列伝』は読まれたことと思います。『列伝』に登場する人物の中で、鈴木さんはどの人物にもっとも強いシンパシーを覚えるでしょうか?>ということなんですが。もちろん読みましたか?

あー、全部じゃないけど、読みましたよ。シンパシーを覚えるのは……荊軻(けいか)ですね。

――ふーん。その人はどんな人なんですか?

秦の始皇帝を暗殺しようとして失敗して殺されたテロリストだよ。もー。やめろよー。思い出させるなよ。昔のテロリストの血が騒ぐじゃないか!

――テロリストの血って……。危ないこと言うとまたガサ入れされますよ。あ、でも時効か。残念。鈴木さんらしい回答をありがとうございます。あ、そうだ、質問来ないと寂しいから「プレゼントがあります」って書いちゃったんですけど。どうしますか?

そうか。じゃ、ブラジャーでもあげれば?ヒッヒッヒ。

――……。プレゼントするのは私じゃなくて、鈴木さんですよ。もぅ!

あ、じゃあ、これこれ……(といってカバンを漁る鈴木さん)あった!

――なんですか、それ。赤ペン?

うん。サインペン。サイン入りで。サイン入りサインペン。おもしろーい。

――ケチですね。いりませんよ、そんなもの。きっと。

なんでだよ、便利じゃないか。だから全員にあげようよ。

――おー。ケチなんだか優しいんだかわからないけど。わかりました。じゃあ、全員分用意するんで、サインしてください。今日はありがとうございました!

うん。今日は仕事したなー。取材の謝礼くれよ。

――え、金とるんですか。どこまでもケチですね!

※お楽しみ頂けたでしょうか。今回ご質問頂いた、白旗さん、エセ右翼中学生さん、はなおかさん、加藤大輔さん、喜八さん。差し支えなければプレゼントの発送先をご連絡ください!(ご連絡頂いた個人情報はプレゼントの発送以外で使用することはございません)