五行詩「薫風」詩人・田中薫の「鄙びた日記」

五行詩詩人・田中薫のいろは雑感を綴ります。「ひなびた・にっき」を綴ります。

鑑賞は心の肥やし

2009年01月16日 19時56分31秒 | 雑感
宮崎の矢野さんちの「お茶」を頂戴しました。
早速に愛飲させて頂きます。
ありがとうございました。

さて、「なっちゃんの日記」を先ほど拝見したら、
絵画展へ行ったとのこと。
棟方志功・山下清・平山郁夫などの絵画とのこと。
いずれの画家さんの絵は私も大好きです。
また、どんな画家さんの絵でも、
または、画家さんでないアマさんたちの絵画でも、
絵を見ることは、
音楽を鑑賞するのと同じく好きです。
美術工芸のどんな作品にも、
そのお人の魂があって、作風があって、
表現があって、それは見応えがあります。
一つ一つの作品と向き合って、その作品の特徴を
探したりするのが、面白い。
それは、人を見るのと同じかも知れない。

人のどこを見る。
その人の何を見る。
見て何を思う。
思って何を感じる。
違いを楽しむ。

ことかも知れない。
なっちゃんのお陰で一つ作品ができた。(笑)
ただ、もう少し手直して、第十一集に加えます。

2行目は、
人の心を見る
にした方がいいかもしれない。

一つの言葉を手直ししますと、
前後の言葉も微妙に変わりますので、
言葉は生き物なので、
だから、要注意。
また、言葉は生ものだから、
新鮮なうちに使わないと腐る。
でも、美味しい言葉を遣わないと、
人様が美味しく感じない。
まずい料理と同じく、
まずい言葉は戴けません。

うん。今日は言葉の神様が降りてきた。
第十一集の新作の方もそろそろ書きましょう。
作りましょう。

皆様のお陰で、このようにして、
五行詩が創作されるのです。

「なつママ」さんが、
都井岬ビジターセンターの絵はがきを
送ってくれました。
そこには、

  偶然の出会いから
  人の優しさ
  人の温もり知りました
  心から
  ありがとう

と馬が放牧してある素晴らしい景観の
絵はがきに、書いてあるのです。
素晴らしい五行詩です。
タイトルはなんですかと、先日お訊ねしましたら、
「偶然の宝物」
とか、このお題も素敵ではありませんか。

自然素晴らしい所で精神が研ぎ澄まされて、
素晴らしい言葉が生まれるのだと思います。
絵画であれ、音楽であれ、写真であれ、工芸であれ、
人様を見る目を養う洞察であれ、
鑑賞する心が、人の心を高めるものと、
私は思っています。