ちゃこ花房~本日も波瀾万丈~

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あかね世界の児童文学「ありがとうチモシー」

2018年12月20日 | 読書


つい先日職場で「何かお勧めの本ありますか?」と聞かれて、私が中学生の時に読んだあかね世界の児童文学「ありがとうチモシー」を勧めました。子どもさんに一度は読んでほしい1冊です。

戦火を逃れてアメリカ本国への帰途、爆撃を受けて沈む船からフィリップ少年を救った黒人の老人チモシー。救援隊を待ちながら、サンゴ礁の孤島で暮らす老人と少年。
失明したフィリップを助け、生きるとは何かを教えてくれたチモシー。
人種を超え、世代を超えた友情、人生に目覚めていく少年の心の成長を描く、お勧めの一冊です。

私が中学2年生の時、教室の後ろの棚に、
担任の先生が用意した図書コーナーにあった一冊。
当時、この本のクラスメイトの感想文を読んで私も読んでみたのですが、引き込まれるように一気に読んだ記憶があります。結婚してからどうしても読みたくなり、近所の本屋に尋ねると「絶版になっていて入らない」と言われ、長崎に住む当時の担任の先生と連絡をとり手に入れて読みました。
子ども達にも読んでほしい一冊で、甥っ子姪っ子達にプレゼントで渡したりしていました。

ネットショッピングという便利なものはなかった時代です。

便利な世の中になったものです。
本屋に出向かなくてもネットで検索して購入して送ってもらえるんですから。
便利ではありますが、時々は本屋や図書館に出向き、本棚を眺めながら気になる本を探したりしたくなるります。感動の一冊に出会いたくて。

この本は、シオドア・テイラー(Theodore Taylor)が1969年に刊行した「The Cay」(サンゴ礁)を完訳したもの。
アメリカでは大変評判になり、ルイスキャロル賞、ジェーン・アダムズ児童文学賞、カリフォルニア州賞、ウッドワード学校賞、南カリフォルニア青少年文学賞等、計11の賞を受賞し、映画化され公開されることになったようです。(作者と作品について 白木茂さんのあとがきより)

テイラーは、こう言っています。

「わたしは、作家というものは、絶えず活動し、いろいろなことをやり、
新しい経験を積み、自分の情熱をかき立てていかなければならないものだと信じている。
そのような哲学を実行するため、私は様々なことをやってきた。
新聞記者、船の乗組員、海軍士官、雑誌の寄稿家、映画の宣伝係、
制作助手、ドキュメンタリー映画の制作など。
私は、日本で働いたこともあれば、台湾、香港で働いたこともあり、
ヨーロッパのたいていの国で働いた経験を持っている。
「The Cay」は、私がカリブ海沿岸地方に住んでいたから生まれたもので、私は主としてプエルトリコとバージン諸島で数年間を過ごしたがその結果、生まれたものである」

そんな作家の本を手に取り読書し、感動できるなんて
こんな素晴らしい幸せなことはない。

お勧めの本を尋ねてきた同じ職場の男性には4歳の息子さんがいます。
小学生になったら、彼はこの本をてにとってくれるかな?
まずはお父さん、読んで感想きかせてもらいましょう。
読書万歳‼️

〜ウィキペディアより抜粋〜

社団法人の全国学校図書館協議会は毎日新聞と共同で、1968年(昭和43年)より毎年1回、「5月中に読んだ本の冊数」という調査を行っている。

高校生の調査結果を見ると、1970年代(昭和45年-昭和54年)の平均4.5冊から1980年代(昭和55年-平成元年)に上昇し、平均7.4冊(1984年(昭和59年)と1988年(昭和63年))まで達した。1990年代(平成2年-平成11年)には低下傾向となったが、2000年代(平成12年-平成21年)に入って急上昇し、波はあるものの2003年(平成15年)には平均8冊、2004年(平成16年)にも7.7冊という高水準を記録した。

小学校・中学校の児童・生徒の調査結果は長らく平均1 - 3冊の水準(小学生で1.5冊未満、中学生で2冊前後)だったが、2000年代(平成12年-平成21年)になると高校生と同じく急上昇し、2004年(平成16年)調査では小学生で1.8冊、中学生で3.3冊という調査開始以来の高水準に達した。

逆に「5月中、全く本を読まなかった」いわゆる無読率は高年齢層ほど高く、1980年代(昭和55年-平成元年)後半から1990年代(平成2年-平成11年)にかけては、高校生の約60%、中学生の約50%、小学生の約15%であった。しかし2004年(平成16年)調査での無読率は高校生42.6%、中学生18.8%、小学生7%と減少している。

学生の読書量が増加した理由については、一部の学校で読書の時間を設けられていることが挙げられる。
コメント (4)
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