2月2日 (金曜日) 雪-->曇り
●ハリウッドの人気女優だったリタ・ヘイワースは、
第二次大戦中、ピンナップガールとして多くの米兵たちを慰めた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/f5/69e92d7884418954a568cb7b8a413817.jpg)
1987年に68歳で亡くなったヘイワースには、
アルツハイマー病の存在を世に広めた功績もある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/af/b529f46b0351d766651dbf76f22229ef.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/b1/9e7126d594103ec2d347cc3c784d14df.jpg)
~~~~~~~~
▼晩年の母親を自宅で看病した娘さんは、
病気への理解を深める活動にも関わった。
病名は、ドイツ人医師、アルツハイマーに由来する。
20世紀の初め、
妄想や記憶障害が進行する女性の治療を通じて発見した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
▼リタはゆっくりと正気を失っていった。
当初なにが原因かわからなかったがわけもなく怒ることがあった。
物忘れがひどく時々暴力をふるった。
セリフが覚えられなくなり、映画の出演は減っていった。
リタはテレビに移るがそれも途切れた。
リタは泣きながら父親に電話で訴えた。セリフが覚えられない。
父親は言った「いいんだ、いいんだ、マルガリータ、今までよくやった、
恥じることはない」
その父親も亡くなった。アルコールの量が増え依存症に苦しんだ。
アルツハイマーが進み記憶のすべてを霧のなかに奪っていった。
入院した彼女はどこか別の場所にいるようだった。
ときどき素晴らしい表情がもどり少女のような笑顔がよみがえった。
リタは晩年の取材に答えてこう言った
「結婚や離婚を振り返るとその痛みはわかっているわ。それが人生。
みなその意味があるわ。わたしのこと、なにを書いてもいいから悲しく書かないで」。 1987年没。68歳。墓はロス郊外のカルバーシティにある
「TO YESUTERDAY’s COMPANIONSHIP AND TOMORROW’S REYUNION」
そう墓碑銘にある。彼女が残した「明日の再会」のなかで、
わたしたちが再会する彼女は大胆で挑戦的で、力にあふれ妖しく、
スクリーン史上不滅の光りを放っている。
~~~
▼「私はアルツハイマー病です」。
94年にレーガン元米大統領(83)が、
手書きの書簡で米国民に伝えると、大きな反響を呼んだ。
当時すでに患者は、米国だけで400万人を超えていた。
治療法はもちろん、原因さえも特定されていなかった。
▼世界保健機関(WHO)によると、
世界の認知症患者は、推計で5000万人に達している。
そのうちアルツハイマー病は、全体の60~70%を占める。
病気の原因物質は、「アミロイドベータ(Aβ)」という
タンパク質だと突き止められている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/2d/8d78ec7b68517eeb1d8ec7f118c3fa4e.png)
▼このAβが脳内に蓄積されているのか、
わずかな血液で簡単に調べる検査法が開発された。
ノーベル化学賞受賞者の田中耕一さんも研究チームの一員である。
検査によって、病気発症のリスクを20年以上も前から知ることができる。
もっとも、早期の段階で診断が可能になるだけでは、
いたずらに不安をあおるばかりである。
▼治療薬をめぐっては現在、世界中の研究者がしのぎを削っている。
国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士、
金井宣茂(のりしげ)さんも、アルツハイマー病に関する実験を行うという。
iPS細胞にも、大きな期待がかかっている。
今回の検査法の開発が、治療や予防に道を開くきっかけになればいい。
=================
★あんまり早く病気発症が分かってしまってはその後の人生が辛いなあ~!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_sup.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_cry.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/93/d14ee97edc1bb97f425c8d224137ebeb.png)
しかし病気にならない手段は?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/1d/dd5e0952f6606d3dd90d7ac02c36f582.png)
======================
アロイジウス・"アロイス"・アルツハイマー( 1864年6月14日 - 1915年12月19日)は、
ドイツの医学者、精神科医。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/91/9469c2f712dd50cbfc8827150eafe42c.jpg)
バイエルン州キッツィンゲン郡マルクトブライト(Marktbreit)出身。
フランクフルト市立精神病院勤務などを経て、
ドイツ精神医学の源流であるエミール・クレペリンのもとで
ミュンヘン大学に勤務する。
1901年に診療した、アウグステ・データーという
嫉妬妄想・記憶力低下などを主訴とする女性患者の症例を
1906年に南西ドイツ精神医学会に発表し、
この症例が後に「アルツハイマー病」、現在のいわゆる「認知症」と呼ばれる
疾患の多くを占めるものとして広く認知されるとともに、
多くの医学・薬学研究者の生涯の研究テーマとして現在も主流となっている。
アロイス・アルツハイマーが克明に記録したアルツハイマー病という疾患概念は、
1910年のクレペリンの著述になる精神医学の教科書で大きく取り上げられ、
現在もアルツハイマー病、アルツハイマー型認知症などの疾患名として確立されている。
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●ハリウッドの人気女優だったリタ・ヘイワースは、
第二次大戦中、ピンナップガールとして多くの米兵たちを慰めた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/f5/69e92d7884418954a568cb7b8a413817.jpg)
1987年に68歳で亡くなったヘイワースには、
アルツハイマー病の存在を世に広めた功績もある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/af/b529f46b0351d766651dbf76f22229ef.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/b1/9e7126d594103ec2d347cc3c784d14df.jpg)
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▼晩年の母親を自宅で看病した娘さんは、
病気への理解を深める活動にも関わった。
病名は、ドイツ人医師、アルツハイマーに由来する。
20世紀の初め、
妄想や記憶障害が進行する女性の治療を通じて発見した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
▼リタはゆっくりと正気を失っていった。
当初なにが原因かわからなかったがわけもなく怒ることがあった。
物忘れがひどく時々暴力をふるった。
セリフが覚えられなくなり、映画の出演は減っていった。
リタはテレビに移るがそれも途切れた。
リタは泣きながら父親に電話で訴えた。セリフが覚えられない。
父親は言った「いいんだ、いいんだ、マルガリータ、今までよくやった、
恥じることはない」
その父親も亡くなった。アルコールの量が増え依存症に苦しんだ。
アルツハイマーが進み記憶のすべてを霧のなかに奪っていった。
入院した彼女はどこか別の場所にいるようだった。
ときどき素晴らしい表情がもどり少女のような笑顔がよみがえった。
リタは晩年の取材に答えてこう言った
「結婚や離婚を振り返るとその痛みはわかっているわ。それが人生。
みなその意味があるわ。わたしのこと、なにを書いてもいいから悲しく書かないで」。 1987年没。68歳。墓はロス郊外のカルバーシティにある
「TO YESUTERDAY’s COMPANIONSHIP AND TOMORROW’S REYUNION」
そう墓碑銘にある。彼女が残した「明日の再会」のなかで、
わたしたちが再会する彼女は大胆で挑戦的で、力にあふれ妖しく、
スクリーン史上不滅の光りを放っている。
~~~
▼「私はアルツハイマー病です」。
94年にレーガン元米大統領(83)が、
手書きの書簡で米国民に伝えると、大きな反響を呼んだ。
当時すでに患者は、米国だけで400万人を超えていた。
治療法はもちろん、原因さえも特定されていなかった。
▼世界保健機関(WHO)によると、
世界の認知症患者は、推計で5000万人に達している。
そのうちアルツハイマー病は、全体の60~70%を占める。
病気の原因物質は、「アミロイドベータ(Aβ)」という
タンパク質だと突き止められている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/2d/8d78ec7b68517eeb1d8ec7f118c3fa4e.png)
▼このAβが脳内に蓄積されているのか、
わずかな血液で簡単に調べる検査法が開発された。
ノーベル化学賞受賞者の田中耕一さんも研究チームの一員である。
検査によって、病気発症のリスクを20年以上も前から知ることができる。
もっとも、早期の段階で診断が可能になるだけでは、
いたずらに不安をあおるばかりである。
▼治療薬をめぐっては現在、世界中の研究者がしのぎを削っている。
国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士、
金井宣茂(のりしげ)さんも、アルツハイマー病に関する実験を行うという。
iPS細胞にも、大きな期待がかかっている。
今回の検査法の開発が、治療や予防に道を開くきっかけになればいい。
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★あんまり早く病気発症が分かってしまってはその後の人生が辛いなあ~!
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しかし病気にならない手段は?
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アロイジウス・"アロイス"・アルツハイマー( 1864年6月14日 - 1915年12月19日)は、
ドイツの医学者、精神科医。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/91/9469c2f712dd50cbfc8827150eafe42c.jpg)
バイエルン州キッツィンゲン郡マルクトブライト(Marktbreit)出身。
フランクフルト市立精神病院勤務などを経て、
ドイツ精神医学の源流であるエミール・クレペリンのもとで
ミュンヘン大学に勤務する。
1901年に診療した、アウグステ・データーという
嫉妬妄想・記憶力低下などを主訴とする女性患者の症例を
1906年に南西ドイツ精神医学会に発表し、
この症例が後に「アルツハイマー病」、現在のいわゆる「認知症」と呼ばれる
疾患の多くを占めるものとして広く認知されるとともに、
多くの医学・薬学研究者の生涯の研究テーマとして現在も主流となっている。
アロイス・アルツハイマーが克明に記録したアルツハイマー病という疾患概念は、
1910年のクレペリンの著述になる精神医学の教科書で大きく取り上げられ、
現在もアルツハイマー病、アルツハイマー型認知症などの疾患名として確立されている。
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