この地域は焼き物に恵まれている。
御浜町には、今回展示会をおこなった下川建世さん(南風窯)、畑中伊紀さん(馬明窯)、可得(かえる)工房 のしのさん、風伝窯に入鹿窯、熊野市育生町にも窯を持って焼き物をしている方がいらっしゃいます。
焼き物を見る時にいつも料理を想像しています。
この器にはどんな料理が似合うか、色合いのどんな料理が映えるか・・・・・。
しかし、私はまったく料理はできません。
もっぱら撮影するだけなのですが、食べることが好きで、お酒を飲むことが好き、時々目・舌の肥やしになるような料理に出会えると嬉しくて仕方ないのです。
造形的におもしろかったり、色合いの微妙さが素敵だったり、焼き物の世界には作り手と土と火の競演と偶然かいたずらか、計算なのか、人を引き込んで行く何かがあり、毎日使ったり、たまに使うことで、その存在を楽しんでいます。
余り値のはるものは買えませんが、使いたいなと思うものは買う方だと思います。
出会うということで恋に落ちるようなものだと思っています。