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宍道湖一周ツーリング(復路)

2009-09-22 | アウトドア

朝、真っ先に起きたのは

隊員B。

 

テントから這い出て、

外の状態を確認してくれた。

 

小雨が降っていたけど、

もっと大荒れを予想してたので、

ほっと一安心。

 

隊長も、いつものキャンプと違って、

比較的早くに動き出した。

 

展望デッキの下にテント張ってたので、

テントもぬれずに、撤収も短時間で出来た。

 

撤収しながら、あるものを各自口に入れるスタイルの朝食。

隊員Bはお湯を沸かして、カップめんで充実?してた。

 

装備をビニールで包み、雨対策をする。

 

雨対策すると、とたんに

小汚くなるのが、

チャリダーの宿命。

 

9時前には公園を出発して、平田市街へ。

 

ロードレーサーのイベントがあるのか、

ロードに跨った

かっこいいユニフォームの人たちがウォーミングアップをしていたが、

カッパ姿の私たちには目もくれなかった。

 

きっと、変な3人組。

私たちにとっては、そんなことがまた、嬉しいのであった。

 

さて、

マイペースな私たち、

本格的に復路開始。

湖北線を松江に向かって走ります。

 

走るうちに、雨も止み、

カッパを脱いでもいいくらいに暑くもなってきた。

 

踏み切りで、電車の通過待ちをしたり、

平野ののんびりムードに浸ったり、

コスモスの前で、秋っぽく写真撮ったりと

楽しく

旅は続く。

 

コスモスのとこでちょっとのんびりしすぎたか、

雨雲が追いついてきた。

 

あわててカッパを着て、

さて出発。

 

ここからは、ちょっと強めの雨。

内心、こんな過酷な状況、

待ってました!

って感じ。

 

チャリダーの雰囲気、あるある!

 

隊員Bにも、ぜひ体験してほしかった。

でも、隊員B、この雨の状況下でも、いたって普通。。。

 

さて、

途中、湖北線の津ノ森駅で休憩。

おにぎりでエネルギーチャージ。

地図で現在地点を確認して、残りの行程をイメージしたところで、

止まない雨の中、また、こぎ出す3人組み。

 

 

雨の中、アップダウンがちょっと続き、

しんどいかなぁ。。と思ってた頃に、

かっこよく颯爽と追い越していったロードのお兄さんが

隊員Bにエールを送ってくれた。

はっきりとは聞こえなかったけど、

気持ちが伝わってきて嬉しかった。

 

その後はほとんど休憩なしで、古江のAコープに到着。

早かった。

 

ここまでくれば、もう帰ったも同然。

隊員Bは夏休みにワタシと松江からここまでの道のりを走ってるので、

もう知った道。

気が楽になったことでしょう。

隊長に、道をレクチャーしてました(笑)。

 

このあと松江温泉駅で

足湯につかり、

宍道湖大橋の登り、下りを最後に、

アップダウンは終了。

 

無事に、一泊二日の

宍道湖一周ツーリングを終えたのでしました。

 

隊員B、サンタさんににもらった自転車で、約束のアドベンチャーできたかな?

 

 

 


宍道湖一周ツーリング(往路)

2009-09-21 | アウトドア

朝、バタバタと

荷物をいい加減に最終確認して

出発した。

 

どこへって?

 

宍道湖一周。

 

team-konishiメンバーそれぞれの

いい加減なちゃりんこで、

宍道湖一周ツアーの始まりです。

 

一泊の必要最小限のキャンピンググッズ。

ちっちゃなテントとタープ、鍋、ランタンも。(結構贅沢?)

各自、自分の荷物は自分で持って(背負って、あるいはくくりつけて)、

文字通り、自分の力で足で行くツアー。

 

突発的に計画したわりに、

隊長とワタシはノリノリ。

隊員Bにとってはきっと想像もつかない、でもなぜか意欲的。

 

朝9時前に松江を出発。

玉湯をとおり、

来待をとおり、

宍道をとおり、

斐川へ。

早く言えば、R9を西へ向かったのである。

比較的、軽快にすすんだ我々。

でも、途中、

歩道に雑草が生い茂ったとこがあり、

隊員B、

不覚にも、転倒!

いや、雑草側へ一瞬にして消えた感じかな。

 

立ち上がった彼は、次の瞬間

大切な、肝心なところを打っていたようで、涙がチョチョギレテいたのでした。

 

何とか立ち直り、

ツアー続行。

 

斐川のローダンでラーメンを食べて、

隊長とワタシは、

はやくも打ち上げ?

ビールで、乾杯をする有様。

 

さてさて、

時はまだお昼。

 

斐川平野を縦断せねば、、、(縦断って言うのかな?)。

 

 

飛行機の着陸をまじかで見て、

川で鴨をおいしそうに眺めたりしながら、

少し疲れ始めた感じの隊員Bのモチベーションを上げて、

進んだのです。

 

斐伊川を渡るときに

人知れず存在する、

川面すれすれぐらいの

沈下橋を探し当て、

落っこちないように3人とも慎重に渡り、

普段見れない角度で、斐伊川を感じたりして。。。

 

楽しかった。

 

斐伊川を渡ると、平田のゴールを目指して

進むのみ。

でも、

隊員B、

疲労の色が濃くなってきたのです。

ペース、乱れはじめました。

 

でも、何とか、平田駅に到着。

今夜のねぐらの算段です。

あらかじめ、把握していたキャンプ場を目指して進んだのですが、

道のアップダウンと、距離に阻まれ、

山道でつかれきった挙句に、

予定変更。

愛宕山の公園でテントを張ることにしたのです。

引き返して

“ゆらりぶらり”でお風呂に入って、

ここでもまたビールを飲んで、、、

そして

買出し後、公園へ。

距離はすぐなのに、公園までの急登がきつかった。

お風呂上りなのに、また汗かいたのが悔しかった。。

 

雨の予報だったので、展望デッキ?の下でテントを張って、

芝生の上にタープを張って、しばしの宴会。

そのうち、ポツポツ降ってきて、即撤収。

そこからは、就寝に向かったのでした。

 

夜中、結構な雨の音。

聞いてたようで、グッスリ寝てたかな。

 

 

 

 


sweet 10 (最終回)

2009-09-20 | sweet 10

結婚式前日、

 朝、開店前に待ち合わせ、料理長と食材の買い物。

大手の食品卸スーパーで、段取り良い料理長の指示のもと

次々とカートに入れる。

 

ダンボール、いくつあったか覚えていない。

事前に料理長が準備してくれていたものもあった。

店からはは別行動。

暴風の中 (なぜって、やっぱり台風が来た)、

必要物品を積んで料理長はすぐに現地に向かった。

 

ワタシは他の荷物も積み込み、遅れて現地に向かうことになっていた。

 

昼前には

忘れ物がないか点検し、

ひとり、運転して松江を出発した。

 

徐々に風雨が強くなる。

 

山あいに入ると、打ちつける雨で見通しも悪く、

看板が飛んできたり、

木が折れていたり、

落下物で道が狭くなっていたりした。

 

こわかった。

でも

いよいよ明日!

アドレナリンの放出のためか、道を突き進むことが出来た。

 

 

現地では料理長が調理場で物品の点検を済ませ

煮込み料理を開始していた。

 

今夜、泊り込んで準備してくれることになっていた。

素人でも出来る下準備を(料理長も素人なのだが)

松江の友人に託された。

帰りに持っていってお願いしてほしいということだった。

 

準備の進む中、台風は容赦なく私たちに向かって突き進んできた。

外の状況は最悪。

建設し終わったばかりの教会が心配だった。

ブルーシートで全体を覆い、

まだ乾ききっていない教会のシンボル、泥壁の無事を祈った。

 

心配してもしかたない。

最善の策で守り、信じて、準備をしていた。

 

夕方、新潟から来てくれることになっていた友人の一家が

車で松江に到着したと携帯に連絡が入った。

電波が通りにくい環境なので、話も途切れ途切れ。

遠方から見ず知らずの松江まで

しかも暴風雨の中、ほんとに大変だったと思う。

感謝の気持ちでいっぱいだった。

 

出来る限りの準備を済ませ、

いくらか雨も小降りになってきた(←希望的観測)真っ暗な空を見ながら、

帰りは彼の運転で、松江に戻った。

 

当然、翌日の天気が気になっていた。

悪天候だった場合の段取りもきちんとしていたが

前日の台風直撃ということで、雨天の確実性が増し、

雨天用の最終打ち合わせも済ませてから現地を後にしていた。

 

準備は万全との自信があったためか、

不思議と

“天候は天に任せる”気持ちの余裕があった。

 

その夜、

やっと

誓約書を

準備した。

 

前夜になってもまだ出来上がってなかった。

どんな言葉で誓約しようか、考える間もなくいろんな準備に追われていたと思う。

 

考えると、うまくいえない。

ありきたりでは、もちろんダメ。

ホントの気持ちを言葉にしたい。

 

誓約書の用紙だけ作成して、

遅くに眠りについた。

 

当日、

空は、

 

晴れていた。

 

 

快晴とは言いがたいが、雨は降ってない。

 

よしっ!

 

ふたり一緒に早朝、

現地に向かった。

 

向かう車の中で、今日の、今の気持ちで誓約の言葉を考えた。

  

現地では、泊り込みの料理長と友人達が当然準備に追われていた。

今まで協力してくれていた友人達が教会の周りで本番の作業を始めてくれていた。

 

あわただしく、みんなに挨拶を終え、

教会の確認。

OK!

 

そして、

ワタシ、花嫁は

信頼している友人にヘアスタイリング、メイクをしてもらった。

ドレスを着た。

もう一人の信頼おける友人は、その横で司会の内容確認をしてくれていた。

彼女の度胸で、きっとうまくいくと信じていた。

 

新郎はまだ、外でブルーシートをはずしたり、バージンロードを敷いたり、

式の段取りの連絡をしていた。

 

支度の合間に、

誓約の言葉を、震える手を平常心で押さえながら、

記した。

 

その頃になると、

新郎も支度を終え、

両家の親族も到着し、

出席者がそろってきていた。

 

さあ、

とうとう、

本番を迎えました。

 

ワタシは父とバージンロードに向かいました。

 

彼が、みんなが、教会で温かく見守ってくれていました。

 

 

 

 

             ~~~書ききれない思いと、感謝をこめて~~~

                                    

 

 

 


sweet 9

2009-09-19 | sweet 10

9月半ばになって

教会が8割がたは出来上がってきていた。

でも、

結婚式は、

9.25

1週間前には建物としての教会は完成していることが目標だった。

 

当然 

私たちは焦っていた。

 

土日はもちろん、平日も少しでも時間があれば現地に向かった。

 

二人で時間がとれた、そんな平日の午後

現地で二人だけで作業を始めた。

仲間と作業するのと違って、

気ばかりが焦り作業は遅々としてすすまない。

 

しかも

材料や道具が足りずに

麓まで買い物に下りた彼。

 

麓までといっても距離がかなりあるので、

しばらくは心細く一人で作業をするワタシ。

 

そのうちに

ポツリ。ポツリ。

雨が、、、

そして瞬く間にバケツをひっくり返したようなスコールになった。

カッパを着ようとしていたワタシはあわてて車に逃げ込んだ。

 

しばらくは作業できそうにもなく、

彼の帰りを待った。

騒々しくバチバチと雨に襲撃されている車の中で

なぜかワタシのココロは別世界のように静かだった。

 

ぼんやりと考えていた。

 

結婚式までに教会はできるのかなぁ。

出来なかったらどうなるかなぁ。

できなくてもいいんじゃないかなぁ。

完成していない教会でも結婚できるよねぇ。

がんばることに意味があるんじゃないかなぁ。

みんなが協力してくれたことで、教会の存在意味は完成してる、きっと。

 

こんなようなことが同時に、いや順繰りと頭の中に浮かんでは消えていた。

 

なんだか涙まで出てきていた。

きっと、ワタシも彼も知らず知らずにかなり追い込まれていたのだろう。

そんな自分にびっくりもしていた。

大変さも楽しんでいたはずなのに。。。

 

土砂降りの雨の中、

彼の車が帰ってきた。

 

彼に言った。

 

私たち、こんなにがんばってるじゃない。

ここまでやって完成しなくてもそれはそれで意味があるよ。

友達がかかわってくれたことが大切で、もう十分なはずだよ。

出来なくても、、、しょうがな、い、、よ、、、、、。

 

彼は感情的になってるワタシの気持ちを受けて、

それでも、

『完成しないとダメだ。』

と言った。

そして、ワタシを車に残して、雨の中、作業を始めた。

 

ワタシの思いが伝わらないのかと、思った。

でも、結婚しようとしている彼の真意も理解したかった。

きっと、ワタシの思いとは違う観点で大事に思うことがあるんだな、と思った。

 

完成させることの大事さ。

そこになにがあるのか。

完成させることで、これがどんなことなのか解るはず。

完成させようと思った。

結婚式を成功させようと思った。

 

ぎりぎりまでやらなくちゃ。

ん?、ちょっとちがう。

 

出来る限り

理想を追い求めて

とにかく

当日まで

動き続けようと思った。

 

 

今のワタシは、こう考える。

どこまでも進みたければ

どこが限界かなんて実際はわからないから

“ぎりぎり”で止めることなんて出来ないし、

ぎりぎりって言った時点で自分で限界を作ってるってことになるんだ、

手前でストップかける自分がいるんだと。

 

あの時、

彼について目標に向かって進み続けてよかったと思う。

彼の真意は今もベールに包まれてはいるが、、、

なんとなく大事なものは感じている。

そして、あの時感じた自分の思いも確かなことと認めている。

 

その後、作業は何とか結婚式に間に合いそうな目途となり、

ただ前日まで作業は続きそうだった。

 

こんなに間近になってもなお、

 

式次第の詳細や席次表をどうするか、

結婚指輪の製作にもなかなか行けずに完成が遅れていたし、

椅子やテーブルの手配の急な変更、

など、

まだまだやることが山積み、しかもさらに下から湧いてくるようだった。

 

 

寝る時間をずいぶん削ってたけど、まだまだもっともっと時間がほしかった。

 

ほんとにどうなるの?

 

そしてそろそろ気になる、週間天気予報。

 

ん?

なんだ?

天気図の下の方、ぐるぐるした渦巻きみたいの、、、

たいふ~~~~~~~~~~ゥ?

 

 

                      つづく (sweet 10 最終回へ)


sweet 8

2009-09-16 | sweet 10

9月にはいると

いよいよ教会作り。

目に見えて形になってゆく。

 

まずは

はで木を利用して三叉(みつまた)構造を適当な間隔でたくさんたてて、

教会の輪郭をかたち作る。

高さ4メートル強

幅も5メートルぐらいだったか、

奥行きはずいぶんあった。

図って作ったものでなく、

感覚が頼りで組み合わせていった感じなので、アバウトなデータ。

 

三叉組んだところへ

ラスを張ってゆく。

張るといっても針金で一枚一枚留めた。

古民家でいう木舞(こまい)。

これに泥を塗っていき乾燥させて泥壁にするのである。

 

高いところでの作業で、

アルミののラスは鋭く、

怪我をしないように、慎重に作業をした。

 

この頃は、招待状で呼びかけた仲間も手伝いにきてくれ、

知らないもの同士が仲良くなって、

みんな共通の目的で作業をすることも楽しかった。

 

ラスを張ったところから

追っかけるように

泥も塗っていった。

この作業は発酵臭でつらいんだけど、

すぐ麻痺して気にならなく(気にしないように努力するように)なる。

 

塗り方のコツがわかると

どんどん塗りたくなる。

おもしろくなる。

人によっては、自分は左官屋さんになれるかも、、と勘違いする。

 

子どもも悪さをしてる感じで、作業としてはいい加減だけど楽しくやっていた。

 

みんなが楽しんでくれることが大事。

そう思っていた。

大人も子どもも悪さしてる。

こんな光景が、まさに、望みどおり。

 

9月の土日はキャンプ場通い。

私たちは当然だけど、

仲間もたくさん協力してくれた。

忙しい上司も1時間だけの時間限定で手伝いに来てくれた。

(往復の時間のほうが時間を要していたかもしれないのに、感謝)

 

ワタシの父も母も

皆さんにと差し入れ持って来てくれた。

出来ることを少しでもと、作業に加わってくれた。

うれしかった。

教会立てて結婚式なんて、はじめに話したときはびっくりしただろうに。

私達のわがままを受け入れてくれた。

アリガト。

 

こんな風に

泥壁の教会が形になっていった。

でも途中、

涙ながらに彼に訴えたことがあった。

あの時は

とても大切な分岐点だったし、

あの時のキモチを言葉にすることで

ワタシはとても大切なことがわかった。

 

                                                   つづく (sweet 9へ)