浅草は本来、「水」とは切っても切れない関係にある。
もともとこの地域は低湿地帯であったし、観音像が見つかったのも隅田川だった。浅草の全盛期(?)には、ひょうたん池というのもあった。
ところが、残念ながら、いまの浅草はいささか「水」不足とはいえないか?
いま浅草を訪ねても、ほとんど「水」を感じない。伝法院の池にもほとんど近づけない。なんとなく、隅田川も随分遠くにあるような気がしてくる。
ふと . . . 本文を読む
正直いって、浅草にはもうウンザリしている。
どこを歩いても、もう見飽きたし、テレビや雑誌ではいつも同じような情報ばっかりだし。それに、ひとの口の端にのぼる浅草は、「昔はよかった」式の自慢話か、「テーマパーク」空間のステレオタイプ批判か、どちらかだ。
昔は日本一の繁華街で今も東京一の観光地? おまけに、画一化されたテーマパーク! そんな浅草にウンザリしないほうがおかしいではないか。
なのに、わ . . . 本文を読む