another TOKYO ~もう一つの東京探検~

「周縁」の東京を探索します。下町アルキストのための町歩きブログです。

三島由紀夫の坂道(2)

2009-11-29 | 探検!馬込文士村
昨日ご紹介した「馬込山岳地帯」にある臼田坂。 三島由紀夫邸に近いこの坂道を 「三島由紀夫の坂道」第1号 に認定したいと思います。 臼田坂の上にはバス停がありましたから、 バスを利用することも可能なのでしょうが、 わたしは坂下からだらだらと延びるこの坂道を てくてく歩いて登りました。 さて、この坂の上には小祠がありました(↑)。 いったいどんな謂われがあるのやら存じませんが、 なにやら厳 . . . 本文を読む

三島由紀夫の坂道(1)

2009-11-28 | 探検!馬込文士村
東京都大田区内にある三島由紀夫邸は、 いくつもの坂道に囲まれた高台の上にあります。 このあたりの坂は急峻だったり長かったりで、 わたしのような下町の人間にはとてもキツイ…。 もっとも、この程度の上り下りは、 都心のひとにとっては「当たり前」なのかもしれません。 が、なにしろ、 下町にはほとんど坂道らしい坂道がありませんので。 ところで、 東京文学史にくわしいひとならよくご存知のとおり、 この . . . 本文を読む

「異界度」調査~綾瀬川の橋

2009-11-19 | 「異界度」調査
葛飾区の四つ木や堀切のあたりでは、 荒川と土手ひとつ隔てて 綾瀬川が平行して流れています。 荒川は大きな川ですが、 綾瀬川は小さな川。 2つの川に挟まれた「中土手」は、 わたしの密かなお気に入りスポットです。 で、いつだったか、その辺を のん気に散歩したときの一枚が上の写真です。 写っているのは、綾瀬川に架かった橋です。 残念ながら、 何本かあるうちのどの橋なのかは忘れました。 堀切か四 . . . 本文を読む

「異界度」調査~三菱製紙工場跡地

2009-11-14 | 「異界度」調査
JR金町駅北口を出て、中川方面へしばらく行くと、 広大な更地に出くわします。 いや、正確にいうと、「出くわしました」 とするべきかもしれません。 最近このあたりへ出かけていないので、 現況を知らないのですが、 たぶん、今では更地ではなく 工事中というべきでしょうか。 かつて、そこには三菱製紙工場(いやあ、でかい工場でした) がありましたが、数年前に移転し、 再開発までの束の間、更地となってい . . . 本文を読む

「異界度」調査~水元公園

2009-11-10 | 「異界度」調査
東京の北東の端にある 都立水元公園。 たしか、 都立公園のなかでは3番目に広い公園です。 ただ、難点は交通の便がわるいこと。 最寄りの金町駅からでも 歩くと30分かそれ以上かかります。 バスが出ています。 さて、 最近はすっかり出かけなくなりましたが、 この水元公園はわたしのお気に入り公園の一つです。 で、以前撮った写真(↑)、 そういえば、ちょっと「異界」っぽいなあ、と。 特に伝説があ . . . 本文を読む

「異界度」調査~姥が池

2009-11-08 | 「異界度」調査
今回は、東京下町を代表するフォークロアの一つ 「浅茅ヶ原一ツ家伝説」の現場を訪ねてみました。 まず、伝承度・伝説度はかなりの高レベルです。 さて、この伝説の中で旅人を殺す怖い老婆が 最後に自ら身を投げたという「姥が池」は、 昔は隅田川へ通じる大池でしたが、 明治24(1891)年に埋め立てられました。 そして、いまその「跡地」が、浅草寺のすぐ近く、 花川戸公園の一角にあります。 ↓池 . . . 本文を読む

「異界度」調査開始!~吾妻橋

2009-11-07 | 「異界度」調査
わたしたちがふだん何気なく通り過ぎる町角が、 実は、おどろおどろしい伝説の現場だったり、 あるいは、そういう謂われこそなくても、 なんとなく「違う」と思わせる雰囲気をもつ空間だったり することがあります。 そこで、当ブログでは、 そんな不思議な魅力をもつ「場所」を訪ねるという きわめて非学術的な「調査」を実施します! とりあえず、 「異界度」調査 と呼ぶことにして、 ついでに、 ただ見て歩 . . . 本文を読む

夜の浅草~浅草寺境内

2009-11-05 | 探検!浅草
以前から、  なぜ浅草寺にはベンチがないのか? と、ずっと不思議でしたが、 今やその問題は解消されました! ご覧のとおり(↓)、境内に 休憩コーナーが設置されています。 あたりが暗くなっても、まだひとが大勢います。 それから、すでにお伝えしたとおり、 現在、浅草寺本堂は改修中です。 わたしのお気に入りスポット 「浅草寺の側面」 の現在の夜景はこんなかんじです(↓)。 . . . 本文を読む

夜の浅草~六区

2009-11-03 | 探検!浅草
浅草の繁華街「六区」は、 かつて東京でいちばん賑やかだったところだとか。 しかし、 浅草の衰退が指摘されて久しいと思います。 とはいえ、 ここ六区とその周辺には、今でも映画館とか飲食店とか なんだかよくわからないお店とか いろいろあって、それなりに賑わっています。 六区の町かどに立って、 浅草を観察するのも一興です。 ●これ(↓)はオーソドックスな六区の風景ですね。  左手が浅草演芸ホール . . . 本文を読む

夜の浅草~仲見世の夜景

2009-11-01 | 探検!浅草
夜になっても電灯が煌々とともる 明るい仲見世も、 見ようによっては 光と影のコントラストが鮮やかです。 ●闇夜に浮かぶ「仲見世」の看板。 ●左右の電飾が中央奥へと集束する構図はまるで遠近法そのもの。  それに、ほぼ左右対称です。 ●写真の奥が宝蔵門(本堂の手前にある門)です。 いずれも夜の初め頃ですので、 ひとがまだまだ大勢います。 . . . 本文を読む