何気ない路地に「裏側」感を嗅ぎ取るのも
「周縁」探索の醍醐味のひとつではないでしょうか。
前回の裏路地から少し離れた場所にも
そんな「周縁」スポットがありました。
【上の写真ご参照】
この風景なんかホントどうってことのない
路地ですが、奥のほうの曲がり具合が微妙に
「裏側」感を醸し出しています。
いったいこの小さな道はどこへつながっているんだろう?
と、つい、ふらふらっと行ってしまうと、な . . . 本文を読む
主に浅草寺本堂に向かって左手の界隈は
江戸時代に「奥山」と呼ばれていました。
そこは、見世物小屋などが並んだ繁華街であり、
猥雑な都市的空間だったといえましょう。
近代に入ると、繁華街の機能は
新たな開発された「六区」へと移動しましたが、
旧奥山エリアには、今でもなんとなく、
「表」にはない不思議な雰囲気があります。
上の写真はたぶん、その旧奥山の一画だと思われます。
一見して何の変哲もな . . . 本文を読む
浅草の「花やしき」の裏側第3弾です。
前回はさびしげな景色でしたが、
今日の写真は多少「賑やかな裏側」です。
見にくいと思いますが、よーく見ると、
右下に白いシャツ(洗濯物?)が吊るされています。
花やしき名物、ジェットコースターの仕掛けでしょうか?
ただ、場所的にジェットコースターの通路では
なさそうに思えますが……本物?
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昨日に続いて
浅草の「花やしき」の裏側第2弾です。
賑やかな遊園地なのに、
この写真はなぜかさびしげな瞬間ですね。
浅草寺を歩いていても、花やしきの歓声がよく
聞こえてくるのですが。
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浅草の遊園地といえば、ご存じ「花やしき」です。
正面から見ると、こんなかんじです(↓)。
表の花やしきの風景はおなじみかもしれませんが、
裏側に回ってみたことはありますか?
回ってみました、わたしは!
期待に違わぬ「裏側」感がそこにはあったのです(↓)。
とりわけ、下のほうの塀にカラーの絵看板(?)が
描かれているのがスバラシイ!
見るひとがいるかわからないのに、こんなところに . . . 本文を読む
上の写真は、前回とほとんど同じ場所かもしれません。
じつは、まったく別の日に撮影したはずなのですが、
曇り空といい、全体の雰囲気といい、そっくりです。
ただし、角度がちがうせいか、
前回の針金の代わりに、電線が乱雑に行き交っています。
いつかこの情景をさわやかな青空の下で撮ってみたいものです。
そういうミスマッチが面白かったりして。
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前回は「表」と「裏」の違いは紙一重と述べましたが、
とはいえ、
違いがあるのもたしかです。
「表浅草」の中心である浅草寺の裏通りを歩くと、
そこには、なんとなく、
「表」にはない不思議な雰囲気があります。
上の写真の界隈などはめったに
観光客が踏み入らないような空間ではないでしょうか。
浅草寺からほんの少ししか離れていないのですが。
針金と曇天が「裏側」感を醸し出しています…。
ですが、
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ものごと何であれ、
表があれば裏があるものです。
で、おなじみの浅草の観光コースを「表」とすれば、当然ながら、
裏の浅草
というのもあるはずです。
「裏」といいましても、
べつに特別な意味合いはありません。
たんに「裏側」、「裏町」、「裏通り」といった意味です。
■
まずは、文字どおり、浅草寺本堂の裏手から始めましょう。
【↑写真ご参照】
そこは、「裏側」イメージからすると . . . 本文を読む
ビートたけしの小説『漫才病棟』中の葛飾探訪の第3回目(最終回)
です。
■
前回ご紹介したとおり、
主人公たちは、内海師匠の通夜に出席するため、
金町の駅前団地へと向かいましたが、途中、
「駅前の赤提灯」へ立ち寄ることとなりました。
そこで、主人公は、
かつて内海師匠にゴルフに連れて行ってもらったとき
のことを回想します。
ゴルフといっても、場所は「江戸川の河川敷」。
内海師匠が晩年 . . . 本文を読む
前回に引き続き、
ビートたけしの小説『漫才病棟』中の葛飾探訪、第2回目です。
■
主人公らは、内海師匠の通夜に出席するため、
金町の駅前団地へと向かいました。
しかし、
とても素面(しらふ)で師匠の顔を見る気がしなかったので、
「団地とは反対側の出口に出て、とりあえず一杯引っかけようと、
駅前の赤提灯」
へ入りました。
そこは
「内海師匠によく奢って貰った店で、なにしろ金町の安酒 . . . 本文を読む