another TOKYO ~もう一つの東京探検~

「周縁」の東京を探索します。下町アルキストのための町歩きブログです。

探検!裏浅草~裏路地2

2010-02-28 | 探検!裏浅草
何気ない路地に「裏側」感を嗅ぎ取るのも 「周縁」探索の醍醐味のひとつではないでしょうか。 前回の裏路地から少し離れた場所にも そんな「周縁」スポットがありました。 【上の写真ご参照】 この風景なんかホントどうってことのない 路地ですが、奥のほうの曲がり具合が微妙に 「裏側」感を醸し出しています。 いったいこの小さな道はどこへつながっているんだろう? と、つい、ふらふらっと行ってしまうと、な . . . 本文を読む

探検!裏浅草~裏路地

2010-02-27 | 探検!裏浅草
主に浅草寺本堂に向かって左手の界隈は 江戸時代に「奥山」と呼ばれていました。 そこは、見世物小屋などが並んだ繁華街であり、 猥雑な都市的空間だったといえましょう。 近代に入ると、繁華街の機能は 新たな開発された「六区」へと移動しましたが、 旧奥山エリアには、今でもなんとなく、 「表」にはない不思議な雰囲気があります。 上の写真はたぶん、その旧奥山の一画だと思われます。 一見して何の変哲もな . . . 本文を読む

探検!裏浅草~「花やしき」の裏側3

2010-02-26 | 探検!裏浅草
浅草の「花やしき」の裏側第3弾です。 前回はさびしげな景色でしたが、 今日の写真は多少「賑やかな裏側」です。 見にくいと思いますが、よーく見ると、 右下に白いシャツ(洗濯物?)が吊るされています。 花やしき名物、ジェットコースターの仕掛けでしょうか? ただ、場所的にジェットコースターの通路では なさそうに思えますが……本物? . . . 本文を読む

探検!裏浅草~「花やしき」の表と裏

2010-02-23 | 探検!裏浅草
浅草の遊園地といえば、ご存じ「花やしき」です。 正面から見ると、こんなかんじです(↓)。 表の花やしきの風景はおなじみかもしれませんが、 裏側に回ってみたことはありますか? 回ってみました、わたしは! 期待に違わぬ「裏側」感がそこにはあったのです(↓)。 とりわけ、下のほうの塀にカラーの絵看板(?)が 描かれているのがスバラシイ! 見るひとがいるかわからないのに、こんなところに . . . 本文を読む

探検!裏浅草~浅草寺の裏通り2

2010-02-22 | 探検!裏浅草
上の写真は、前回とほとんど同じ場所かもしれません。 じつは、まったく別の日に撮影したはずなのですが、 曇り空といい、全体の雰囲気といい、そっくりです。 ただし、角度がちがうせいか、 前回の針金の代わりに、電線が乱雑に行き交っています。 いつかこの情景をさわやかな青空の下で撮ってみたいものです。 そういうミスマッチが面白かったりして。 . . . 本文を読む

探検!裏浅草~浅草寺の裏通り

2010-02-21 | 探検!裏浅草
前回は「表」と「裏」の違いは紙一重と述べましたが、 とはいえ、 違いがあるのもたしかです。 「表浅草」の中心である浅草寺の裏通りを歩くと、 そこには、なんとなく、 「表」にはない不思議な雰囲気があります。 上の写真の界隈などはめったに 観光客が踏み入らないような空間ではないでしょうか。 浅草寺からほんの少ししか離れていないのですが。 針金と曇天が「裏側」感を醸し出しています…。 ですが、 . . . 本文を読む

探検!裏浅草~本堂裏手の大きな空

2010-02-18 | 探検!裏浅草
ものごと何であれ、 表があれば裏があるものです。 で、おなじみの浅草の観光コースを「表」とすれば、当然ながら、  裏の浅草 というのもあるはずです。 「裏」といいましても、 べつに特別な意味合いはありません。 たんに「裏側」、「裏町」、「裏通り」といった意味です。 ■ まずは、文字どおり、浅草寺本堂の裏手から始めましょう。 【↑写真ご参照】 そこは、「裏側」イメージからすると . . . 本文を読む

ビートたけし『漫才病棟』を歩く■葛飾編(3)

2010-02-14 | 探検!ビートたけし
ビートたけしの小説『漫才病棟』中の葛飾探訪の第3回目(最終回) です。 ■ 前回ご紹介したとおり、 主人公たちは、内海師匠の通夜に出席するため、 金町の駅前団地へと向かいましたが、途中、 「駅前の赤提灯」へ立ち寄ることとなりました。 そこで、主人公は、 かつて内海師匠にゴルフに連れて行ってもらったとき のことを回想します。 ゴルフといっても、場所は「江戸川の河川敷」。 内海師匠が晩年 . . . 本文を読む

ビートたけし『漫才病棟』を歩く■葛飾編(2)

2010-02-13 | 探検!ビートたけし
前回に引き続き、 ビートたけしの小説『漫才病棟』中の葛飾探訪、第2回目です。 ■ 主人公らは、内海師匠の通夜に出席するため、 金町の駅前団地へと向かいました。 しかし、 とても素面(しらふ)で師匠の顔を見る気がしなかったので、 「団地とは反対側の出口に出て、とりあえず一杯引っかけようと、 駅前の赤提灯」 へ入りました。 そこは 「内海師匠によく奢って貰った店で、なにしろ金町の安酒 . . . 本文を読む