物理って難しいです^^;高知白バイ事件 [高知白バイ事件]
先日の記事↓
http://hachiman-kumori.blog.so-net.ne.jp/2009-02-04
の中で、JとNの単位をごっちゃにしていたため、「数値は比較にならん」というご指摘をいただき、あらためて、物理のムズカシサを認識いたしました。
イメージでは理解できるのですが、数値的に証明するって言うのは大変です・・・。
でも、きっとこの辺りを解く鍵はあるのではないかと思っています。
もっと勉強しなくっちゃ^^;
で、今日はまた違った仮説について、書いてみたりします。
一審、二審とも、「衝突時の白バイの速度」は60kmであると認定しています。
また、その時の見通し距離は、中央分離帯側で98.6mと言っています。
まともに考えて、最低でも98mでバスが道路上にいることが見えたのですから余裕で避けられるだろうと言うのが、多くの皆さんの(私も含めて)意見です。
ですので、「前にトラックが走っていて見えなかった」と言う考え方などがあり得るのですが、そこでもう一つ、仮の話として試算してみました。
いったい白バイは何キロで走行していたのか????
http://hachiman-kumori.blog.so-net.ne.jp/2009-02-05
この記事で使用した、「等加速度運動」の式を使った計算です。
算式にはこの式を使います。
【式-3】初速 v0 kmから、速度 V まで、加速度 a で減速するために要する時間 t 秒を求める式
V=v0+at
t=(V-v0)/a
ここで、Vを60kmとして、初速v0に、70km、80km、90km・・・・・という形で、色々な速度をあてはめて計算をして見ます。
このとき、減速加速度は、-0.75Gとします。
すると・・・・
衝突時 60km → 16.66666667m/sec
減速加速度 -0.75G → -7.3500m/sec2
初速(Km/hr) 所要時間(秒) 空走距離(m) 走行距離(m) 白バイがバスに気づいた距離(m)
60 0.0000 12.5 0.0000 12.500
70 0.3779 14.5833 6.8237 21.407
80 0.7559 16.6666 14.6972 31.364
90 1.1338 18.75 23.6206 42.371
100 1.5117 20.8333 33.5937 54.427
110 1.8896 22.9166 44.6166 67.533
120 2.2676 25 56.6893 81.689
130 2.6455 27.0833 69.8119 96.895
140 3.0234 29.1666 83.9842 113.151
150 3.4014 31.25 99.2063 130.456
160 3.7793 33.3333 115.4783 148.812
空走距離は0.75秒間に、v0kmで走行した距離を算出しています。
仮に、白バイが130kmで走行していたとすれば・・・・・
96.9m手前でバスを発見できても、60kmの速度までしか減速できないで衝突する・・・という事になります。
そしてその間、2.6秒+反応時間0.75秒=3.35秒・・・・
同様に、100kmならば、54.4m手前。
衝突まで1.51+0.75=2.26秒と言う事になります。
あくまでも計算上の話ですけどね。
http://hachiman-kumori.blog.so-net.ne.jp/2009-02-04
の中で、JとNの単位をごっちゃにしていたため、「数値は比較にならん」というご指摘をいただき、あらためて、物理のムズカシサを認識いたしました。
イメージでは理解できるのですが、数値的に証明するって言うのは大変です・・・。
でも、きっとこの辺りを解く鍵はあるのではないかと思っています。
もっと勉強しなくっちゃ^^;
で、今日はまた違った仮説について、書いてみたりします。
一審、二審とも、「衝突時の白バイの速度」は60kmであると認定しています。
また、その時の見通し距離は、中央分離帯側で98.6mと言っています。
まともに考えて、最低でも98mでバスが道路上にいることが見えたのですから余裕で避けられるだろうと言うのが、多くの皆さんの(私も含めて)意見です。
ですので、「前にトラックが走っていて見えなかった」と言う考え方などがあり得るのですが、そこでもう一つ、仮の話として試算してみました。
いったい白バイは何キロで走行していたのか????
http://hachiman-kumori.blog.so-net.ne.jp/2009-02-05
この記事で使用した、「等加速度運動」の式を使った計算です。
算式にはこの式を使います。
【式-3】初速 v0 kmから、速度 V まで、加速度 a で減速するために要する時間 t 秒を求める式
V=v0+at
t=(V-v0)/a
ここで、Vを60kmとして、初速v0に、70km、80km、90km・・・・・という形で、色々な速度をあてはめて計算をして見ます。
このとき、減速加速度は、-0.75Gとします。
すると・・・・
衝突時 60km → 16.66666667m/sec
減速加速度 -0.75G → -7.3500m/sec2
初速(Km/hr) 所要時間(秒) 空走距離(m) 走行距離(m) 白バイがバスに気づいた距離(m)
60 0.0000 12.5 0.0000 12.500
70 0.3779 14.5833 6.8237 21.407
80 0.7559 16.6666 14.6972 31.364
90 1.1338 18.75 23.6206 42.371
100 1.5117 20.8333 33.5937 54.427
110 1.8896 22.9166 44.6166 67.533
120 2.2676 25 56.6893 81.689
130 2.6455 27.0833 69.8119 96.895
140 3.0234 29.1666 83.9842 113.151
150 3.4014 31.25 99.2063 130.456
160 3.7793 33.3333 115.4783 148.812
空走距離は0.75秒間に、v0kmで走行した距離を算出しています。
仮に、白バイが130kmで走行していたとすれば・・・・・
96.9m手前でバスを発見できても、60kmの速度までしか減速できないで衝突する・・・という事になります。
そしてその間、2.6秒+反応時間0.75秒=3.35秒・・・・
同様に、100kmならば、54.4m手前。
衝突まで1.51+0.75=2.26秒と言う事になります。
あくまでも計算上の話ですけどね。