上半期の総括として捉えていたJCRC第3戦、群馬CSCラウンドを1周回でリタイアしました。
(公式ではDNSになっていますが、スタートラインを越えずにコースアウトしたためだと思われます)
今年はこんなのばかり。
でもそれが現実。それが実力。
自分には完走するだけの実力がありませんでした。
そんな一日を振り返っていきます。
と、その前に前日の夜。
就寝前の体重です。65.2Kg。
前走の69.3Kgよりも4.1Kg絞ることに成功しました。
登りがキーとなる群馬CSCで、この数字は大きなアドバンテージ。
またこの体重も、先週末よりも500gほど増やしての数字ですから、
過度なダイエットで、肝心なパワーが落ちてしまうこともないと思っていました。
次にここまでのトレーニング。
これも前走は、春先の体調不良で走り込むことができないまま出走したのですが
今回は予定した以上の乗り込みができていました。
5月、6月ともに1000Km越え。(月間1000Km越えは自分史上初)
7月も900Km(7/17日以降は調整のためほとんど乗らず)以上乗り込んで備えてきました。
ダイエット、トレーニングともに予定通りの準備をして臨んだ今回のJCRC。
ただ当日現地の天気予報は、お昼の12時以降の降雨。
9時12分スタートの私は、雨に降られるとは思っておらず、
雨天のレースは全く想定しておりませんでした。そこが甘かった・・・
私が走るDクラスの出走予定時刻は9:12。
今までのEクラスは、8時スタートだったので、およそ1時間遅いスタート。
そのためいつもより20分ほど遅く、4時20分に家を出ました。
空はまだ暗かったですが、暑い日が続いています。
今日は絶好の曇天でレースができると思っていました。
その考えが間違えているかも?と思い始めたのが関越道を走っている時。
予想外にもぽつぽつと雨が降ってきました。
事前に調べた現地の天気予報では雨が降り始めるのはお昼から。
「あれ?降り始めるのが早くない?」
そう思いながらも、現地はきっと大丈夫。と能天気に考えておりました。
しかし現地に近付くにつれて、だんだんと雨足が強くなってきます。
群馬CSCに到着した頃は、すでに本降りになっておりました。
ここでまた現地の天気予報を見ると、8時から雨は止む予報になっていました。
雨さえ止んでくれれば、路面はウェットでも走れる。
そう思って走ることを決意して、そのまま駐車場へ。
しかし駐車場に入ってからも、雨は一向に止む気配がありません。
どうしよう・・・
この日、現地に持ってきたホイールは決戦用のカーボンリムホイール。
雨の日には制動がほとんど得られない物です。
以前、雨の日用のブレーキシューを用意しておいたら?という助言をいただいたことがあります。
その頃私は「雨の日は自転車に乗らない」と考えていたので、
その助言を実行に移すことはありませんでした。
つまり今日の私の自転車は、雨が降るとブレーキが利かない自転車になっていました。
8時。
天気予報は9時から曇りマークになっていました。
実際雨はだんだんと小降りになってきたことで出走を決意。
ローラーでのウォーミングアップを開始しました。
約30分間、最初はゆっくり回し始め、最後は300~350wまで出力と心拍数を上げて終了。
自転車を再セッティングして、ジャージに着替えて出走を待ちました。
集合場所に行くと、すでにレースを走り終えたK氏がおりました。
K氏いわく
「雨とか路面がウエットとか関係なく、集団は普段どおりのスピードを出している」
「とにかく集団の前にいないと危険」
「下り区間の路面グリップはある。心配しなくていい」
とアドバイスしてくれました。
雨はまだ降り続いておりましたが、かなり小降りになってきました。
このままなら制動は十分に得られると思っていました。
「大丈夫。行ける」
そう判断してスタート地点に移動。
この時何度かブレーキが利くかどうか、確かめながら移動しました。
多少滑る感覚はありますが、問題のないレベル。
改めて今日は走れると思いました。
スタート地点に移動して、ボーッと時間を潰していると
前回のJCRCで一緒に走った方にお声をかけて頂きました。
お声をかけて頂いたことが幸いし、
緊張で120台まで上がっていた心拍数が、一気に90台まで下がりました。
(お顔は覚えていましたが、ジャージが違ったので気が付くまでに時間がかかりました)←前回千切られたからねw
そして9時12分の定刻どおり、スタート。
今回も一発でクリートが嵌ってくれ、幸先のいいスタートが切れました。
最初はいつものとおり、コースの一番低い位置までバイクが先導してくれます。
ただスタート地点に並ぶのが遅かったため、やっぱり最後尾での追走から始まりました。
今思うと当たり前なことですが
集団で走るということは、後輪から巻き上げられる水しぶきを浴びながら走ることになります。
この水しぶきがホイールを容赦なく濡らします。
このため私の自転車は、前後ともブレーキが利かなくなりました。
最後尾追走からダッシュをかけて、車間を詰め、ブレーキをかけた瞬間、パニックに・・・
危うくぶつかりそうになりました。
しかもしっかりとブレーキを握ったものだから、前後輪ともロックしてしまい、
一瞬コントロールが効かなくなりました。
「これはレースにならないかもしれない」
一瞬そう思いました。
でも雨はほとんど止んできているので、序盤さえクリアできれば・・・
祈りにも似たポジティブ思考で、レースの継続を考えようとしていました。
サスペンスに満ちた下り区間を、常にブレーキレバーを握りながらクリアし
S字コーナーをクリアした立ち上がりで少しコースアウト。
遅れてしまったS字コーナーからの立ち上がりを無理した結果でした。
それでもまだバイクが先導してくれる区間だったこともあり、集団最後尾を何とか死守。
しばらくしてクラクションが鳴り、本格的にレースがスタートしました。
そこからしばらく続く、アップダウンが続く区間を、アウター縛りで走り切りました。
いつもならインナーを使う場所もアウターで走れます。
推進力は問題なさそう。
でも最後尾追走の宿命の加速と減速の「減速」ができません。
ここでも2度ほどホイールをロックしてしまい、バランスを崩しかけました。
そして心臓破りの坂へのアプローチで加速した時に、今度は曲がり切れずにコースアウト。
ここで、今日はレースにならないと判断してDNFを決めました。
最後尾を走ってくるバイクの方にDNFを宣言。
その後はゆっくりと、他の選手の邪魔にならないようにスタート地点まで走りました。
車に戻り、フレームやホイールをタオルで拭きながら車に積み込んで
着替えをした後、ゼッケンやタグの返却に受付に行きました。
本当なら自分もあの集団の中で走っていたんだなぁ・・・
と思いながら、何とも言えない気持ちでレースを眺めていたら、1時間ほど経過していました。
K氏の表彰式を見に行くつもりだったのに・・・
ツイッターで激励して下さった皆さんに返信をして、
参加賞とかき氷をいただき、群馬CSCを後にしました。
今回雨が降っていたことを考えると、もっと早く「走らない」という判断が必要だったと思います。
またどうしても走りたかったのなら、雨の日用のブレーキシューを用意しておくべきでした。
事前の準備が上手くいっていただけに、最後の詰めが甘かったです。
自転車は言うまでもなく機材スポーツです。
適宜、その状況に合わせた機材を用意しておくことは、その人の実力のひとつです。
その機材を用意しておかなかったことは、私の判断力のなさが原因です。
また次に向けて、少しずつ歩んでいこうと思います。
「努力は運を支配する」
ラグビー元日本代表監督の故宿澤広朗氏の言葉が胸に突き刺さります。
私には運を支配できるだけの努力が不足していたことは間違いないでしょう。
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今年はこんなのばかり。
でもそれが現実。それが実力。
自分には完走するだけの実力がありませんでした。
そんな一日を振り返っていきます。
と、その前に前日の夜。
就寝前の体重です。65.2Kg。
前走の69.3Kgよりも4.1Kg絞ることに成功しました。
登りがキーとなる群馬CSCで、この数字は大きなアドバンテージ。
またこの体重も、先週末よりも500gほど増やしての数字ですから、
過度なダイエットで、肝心なパワーが落ちてしまうこともないと思っていました。
次にここまでのトレーニング。
これも前走は、春先の体調不良で走り込むことができないまま出走したのですが
今回は予定した以上の乗り込みができていました。
5月、6月ともに1000Km越え。(月間1000Km越えは自分史上初)
7月も900Km(7/17日以降は調整のためほとんど乗らず)以上乗り込んで備えてきました。
ダイエット、トレーニングともに予定通りの準備をして臨んだ今回のJCRC。
ただ当日現地の天気予報は、お昼の12時以降の降雨。
9時12分スタートの私は、雨に降られるとは思っておらず、
雨天のレースは全く想定しておりませんでした。そこが甘かった・・・
私が走るDクラスの出走予定時刻は9:12。
今までのEクラスは、8時スタートだったので、およそ1時間遅いスタート。
そのためいつもより20分ほど遅く、4時20分に家を出ました。
空はまだ暗かったですが、暑い日が続いています。
今日は絶好の曇天でレースができると思っていました。
その考えが間違えているかも?と思い始めたのが関越道を走っている時。
予想外にもぽつぽつと雨が降ってきました。
事前に調べた現地の天気予報では雨が降り始めるのはお昼から。
「あれ?降り始めるのが早くない?」
そう思いながらも、現地はきっと大丈夫。と能天気に考えておりました。
しかし現地に近付くにつれて、だんだんと雨足が強くなってきます。
群馬CSCに到着した頃は、すでに本降りになっておりました。
ここでまた現地の天気予報を見ると、8時から雨は止む予報になっていました。
雨さえ止んでくれれば、路面はウェットでも走れる。
そう思って走ることを決意して、そのまま駐車場へ。
しかし駐車場に入ってからも、雨は一向に止む気配がありません。
どうしよう・・・
この日、現地に持ってきたホイールは決戦用のカーボンリムホイール。
雨の日には制動がほとんど得られない物です。
以前、雨の日用のブレーキシューを用意しておいたら?という助言をいただいたことがあります。
その頃私は「雨の日は自転車に乗らない」と考えていたので、
その助言を実行に移すことはありませんでした。
つまり今日の私の自転車は、雨が降るとブレーキが利かない自転車になっていました。
8時。
天気予報は9時から曇りマークになっていました。
実際雨はだんだんと小降りになってきたことで出走を決意。
ローラーでのウォーミングアップを開始しました。
約30分間、最初はゆっくり回し始め、最後は300~350wまで出力と心拍数を上げて終了。
自転車を再セッティングして、ジャージに着替えて出走を待ちました。
集合場所に行くと、すでにレースを走り終えたK氏がおりました。
K氏いわく
「雨とか路面がウエットとか関係なく、集団は普段どおりのスピードを出している」
「とにかく集団の前にいないと危険」
「下り区間の路面グリップはある。心配しなくていい」
とアドバイスしてくれました。
雨はまだ降り続いておりましたが、かなり小降りになってきました。
このままなら制動は十分に得られると思っていました。
「大丈夫。行ける」
そう判断してスタート地点に移動。
この時何度かブレーキが利くかどうか、確かめながら移動しました。
多少滑る感覚はありますが、問題のないレベル。
改めて今日は走れると思いました。
スタート地点に移動して、ボーッと時間を潰していると
前回のJCRCで一緒に走った方にお声をかけて頂きました。
お声をかけて頂いたことが幸いし、
緊張で120台まで上がっていた心拍数が、一気に90台まで下がりました。
(お顔は覚えていましたが、ジャージが違ったので気が付くまでに時間がかかりました)←前回千切られたからねw
そして9時12分の定刻どおり、スタート。
今回も一発でクリートが嵌ってくれ、幸先のいいスタートが切れました。
最初はいつものとおり、コースの一番低い位置までバイクが先導してくれます。
ただスタート地点に並ぶのが遅かったため、やっぱり最後尾での追走から始まりました。
今思うと当たり前なことですが
集団で走るということは、後輪から巻き上げられる水しぶきを浴びながら走ることになります。
この水しぶきがホイールを容赦なく濡らします。
このため私の自転車は、前後ともブレーキが利かなくなりました。
最後尾追走からダッシュをかけて、車間を詰め、ブレーキをかけた瞬間、パニックに・・・
危うくぶつかりそうになりました。
しかもしっかりとブレーキを握ったものだから、前後輪ともロックしてしまい、
一瞬コントロールが効かなくなりました。
「これはレースにならないかもしれない」
一瞬そう思いました。
でも雨はほとんど止んできているので、序盤さえクリアできれば・・・
祈りにも似たポジティブ思考で、レースの継続を考えようとしていました。
サスペンスに満ちた下り区間を、常にブレーキレバーを握りながらクリアし
S字コーナーをクリアした立ち上がりで少しコースアウト。
遅れてしまったS字コーナーからの立ち上がりを無理した結果でした。
それでもまだバイクが先導してくれる区間だったこともあり、集団最後尾を何とか死守。
しばらくしてクラクションが鳴り、本格的にレースがスタートしました。
そこからしばらく続く、アップダウンが続く区間を、アウター縛りで走り切りました。
いつもならインナーを使う場所もアウターで走れます。
推進力は問題なさそう。
でも最後尾追走の宿命の加速と減速の「減速」ができません。
ここでも2度ほどホイールをロックしてしまい、バランスを崩しかけました。
そして心臓破りの坂へのアプローチで加速した時に、今度は曲がり切れずにコースアウト。
ここで、今日はレースにならないと判断してDNFを決めました。
最後尾を走ってくるバイクの方にDNFを宣言。
その後はゆっくりと、他の選手の邪魔にならないようにスタート地点まで走りました。
車に戻り、フレームやホイールをタオルで拭きながら車に積み込んで
着替えをした後、ゼッケンやタグの返却に受付に行きました。
本当なら自分もあの集団の中で走っていたんだなぁ・・・
と思いながら、何とも言えない気持ちでレースを眺めていたら、1時間ほど経過していました。
K氏の表彰式を見に行くつもりだったのに・・・
ツイッターで激励して下さった皆さんに返信をして、
参加賞とかき氷をいただき、群馬CSCを後にしました。
今回雨が降っていたことを考えると、もっと早く「走らない」という判断が必要だったと思います。
またどうしても走りたかったのなら、雨の日用のブレーキシューを用意しておくべきでした。
事前の準備が上手くいっていただけに、最後の詰めが甘かったです。
自転車は言うまでもなく機材スポーツです。
適宜、その状況に合わせた機材を用意しておくことは、その人の実力のひとつです。
その機材を用意しておかなかったことは、私の判断力のなさが原因です。
また次に向けて、少しずつ歩んでいこうと思います。
「努力は運を支配する」
ラグビー元日本代表監督の故宿澤広朗氏の言葉が胸に突き刺さります。
私には運を支配できるだけの努力が不足していたことは間違いないでしょう。
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彼らとまた走りたいという気持ちが強くありました。
また事前の準備から、本気で備えていただけに「走らない」という決断ができなかったです。
練習段階から雨の中走ることを避けてきた私に、雨の中のレースができるわけがないのに・・・
「雨の日ホイール」ですかw いいですねぇ~♪
でもその前に「決戦用フレーム」が欲しいですけど、何故かtotoが当たらないので、購入には至っておりませんw
残念でしたが、その状態でレースを棄権されたことの選択は間違いではないでしょう。むしろ英断だと思います。
この競技の特にアマチュアにおいて、落車や事故は悪だと思います。
次のレースでリベンジを!
その前に雨用ホイールとかどうですか(^^)