風はつらい、そして快適 その3

＜前回までのあらすじ＞　←今回はまじめに書きます。

関宿城で私、シロナゴさん、越谷市民さん、プチデビルさんの4名が集合。
しかし、左足の痛みで越谷市民さんが早々のリタイヤ。
車列を組んで、先頭を交代して一気に道の駅羽生へ。
道の駅羽生を出発したところで、inabaさんと意気投合。
再び4名となって大利根緑地公園に向かう。
大利根緑地公園到着後、登利平でとり飯を食べた後、R27から広瀬川CRへ

その辺りから、暴風＆砂嵐に見舞われ、逃げるようにスーパーベルクで休憩になりました。

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砂と花粉で涙と鼻水が止まらない状態で、逃げるようにベルクに入りました。
パンとコーヒーでゆっくり休もうと思っていると
新人の女の子の不慣れなレジが、イライラを通り越して、笑えれるレベル。
「このままだと、最初に会計を済ませたデビさんのコーヒーが冷めちゃうなぁ・・・」
と思っていると、なにやらデビさんの様子がおかしい。

話を聞いてみると、財布にあるはずの紙幣がない！とのこと。
記憶を辿ってみると、登利平のとり飯の会計で1万円札を出した記憶はあるけど
紙幣のおつりをもらった記憶はないらしい。
（後で判明したのですが、やはり紙幣のおつりをもらい忘れていたそうです）

デビさんが確認の電話をお店に入れていると、向こうから見たことのある顔がやってきました。
sepaさんです。
奥様と自慢の3姉妹のご家族総出で迎撃をしてくれましたｗ
（ツイッターで休憩場所を知り、わざわざ買い物場所を変更してくれたそうです）

sepaさん同様、今年のハルヒルに参加される予定のinabaさんをご紹介し、しばしの自転車談義。

sepaさんは終始、次女を抱いておられ、完全に無防備な”パパの顔”でしたが
次女と途中からやってきた長女は「大きなぬいぐるみで遊んでいる」感じでしたｗ

外を見ると強風は相変わらずでしたが、雨も降り始めてきました。
こうなるとさすがに動くことが出来ないので、かなり長めの休憩となってしまいました。

その後、sepaさん一家が帰宅する頃になると、雨も小降りになってきたので
やっと重い腰を上げて、広瀬川CRを下降して行きます。

雨の影響で、砂嵐は一服してくれましたが、強風は相変わらず。
しかし完全な追い風で、ペダルをちょっと回すだけで、あっという間に40Km/hの速度になってくれます。
久しぶりに快適で気持ちの良いサイクリングが始まりました。

こうなると、サイクリングロードは「自転車高速道路」に変貌します。

後ろから確認すると、みんなのギアは普段ほとんど使う事のない”アウタートップ”に常時入っています。
それでも、まだまだ踏める今日の追い風。
ローギアでは”もう一枚欲しい”と思ったことが何度もあったけど、トップギアでもう一枚欲しいと思ったのは初めてでした。

最高に快適なサイクリングを堪能して、再び道の駅羽生に到着。

お決まりの集合写真。

ここでinabaさんとはお別れです。
午前中で終わるはずのサイクリングが、夕方近くまでになってしまったこと。
自慢の高級車が、砂で汚れてしまったこと。
申し訳ないことになっちゃったなぁ・・・と思う反面
inabaさんが途中参加してくれたことで、この日のサイクリングが
更に楽しいものになってくれました。
これに懲りずに、またご一緒していただけるとうれしいです。

そして再び3人になった私たちも、家路を急ぎます。
いや、急がなくても自然に速くなりってくれます。

雄大な利根川を走ると、本当に日々の疲れが癒されます。
疲れたけど、こんな風景の中を走れるんだから、もう少しがんばるぞぉ！
しかし、そんな思いと裏腹に、あることが私の気持ちを徐々に暗くし始めていました。

実は羽生を出発する時に、私には大きな問題が残っていました。
それはこの後、利根川を2度渡らないといけないということでした。

この強風で、利根川を渡ることは私にはできそうにありませんでした。
最初は途中で利根川CRを降りて、一般道で帰ることを考えていたのですが
せっかくここまで一緒に来たのです。何とかして最後まで一緒に走りたい！
そう思って、意を決して2度の利根川を渡ることにしました。

まるでゴール前スプリントのように下ハンを持ち、体を屈めて必死の渡河。
シロナゴさんが風上側を並走して風除けになってくれた事で、
何とか2度の渡河をすることができました。
ありがとう。本当に助かりました。

真冬に比べると、日はかなり長くなってきました。
しかし、そろそろお日様も沈む時間。

私たちから伸びる影もだいぶ長くなってきてしまいました。
よい子は日が暮れるまでに家に帰らないといけません。
少なくとも小学校の時、私はそう教わりました。

この日は、本当にいろいろな方と出会える日。
関宿城に着いた私たちの前に、らんぼぅさんが現れましたｗ
ここでもしばし、自転車談義に花が咲きました。
（ブルベの話しがメインでした）
そしてらんぼぅさんに、本日の完走者3名の写真を撮っていただき

（3名とも満面の笑顔ｗ）
私たちは帰路に付きました。







追い風参考ではありますが、平地自己最高の63.1Km/hを記録。
満足ですｗ


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