あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

お金を捨てて下さい

2010-10-31 17:58:24 | つれづれ
天気が悪い日が続いているので、食材をまとめ買いしておこうと車で出かけた。まっすぐ買い物に行くのもつまらないので、赤羽に行ってみた。そう、ドラマ『Q10』の舞台の街だ。

一回目を見てすぐ赤羽だとわかったのは、商店街の入り口に書いてあったこともあるが、学生時代にあの商店街近くの皮膚科に通っていたからだ。

コインパーキングに車を止めて歩き出すと、同じ目的らしい女の子が歩いていた。あのシーン、このシーンと思い浮かべながら駐車場に戻る少し前で、藤丘くんが先輩に「ヤバい仕事」に誘われた公園に行き着いた。

公園の前にあった佃煮屋さんを覗いたら、わかさぎの佃煮に目が止まり、買い求めた。

家に帰り、また昨日の回を見ている。Q10が藤丘のために発していた「お金を捨てて下さい」という言葉が心にぐぐっと突き刺さった。その言葉が僕に向けられたら、果たして彼女が差し出す落花生の袋にいくら入れるのだろう。いや、知らんぷりして通り過ぎるだけかもしれない。その前に、木皿さんが言いたかったのはもっと根源的なことに違いない。そして、その答えはもっと難しい。
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きみがすき

2010-10-31 09:23:11 | 見上げる
昨夜、打ち上げを途中で退席し、録画していた『Q10』を見ていた。

別にドラマが見たくて早く帰って来た訳ではなく、ぽっかりと空いた穴に耐えられずに帰って来た。そして、その穴を埋めることができないとわかりつつ、そこを満たす別のものが欲しくて、家に着いたら『Q10』を見ていた。

今回は、文化祭を舞台に平太やクラスメイトの心の変化が描かれていた。クラスメイトに乗せられてミスコンに参加することになった河合さんの気持ちや、そんな彼女への影山くんの思い、河合さんの悩みをクールに、だけどまっすぐに受け止める山本さんの言葉、そう、「ヤバい仕事」に手を染めそうになっている藤丘くんのことを思って動き出し、オーバーヒートして平太の父さんに救われるQ10の姿も、みんな温かい。
入院中の久保くんは、平太に約束をすっぽかされて寂しそうだったけど、栗子さんとゲームをする姿は楽しそうだったな。

一年生の頃に両思いだった柴田さんに「ミスコンに優勝したら、取り返せるかな?」と、また付き合いたいと言われ、「取り返すというのはたぶん、次に行けるってことだよ」という平太の言葉に、そして、エンディングの「同じ風は二度と吹かない。その中でおれたちは生きている」というモノローグに、心の穴は埋まらなくてもいいのかなと思えた。

河合さんが歌っていた『風』は聴いたことはあったが、画面に登場する彼女やクラスメイト、そして素振りする小川先生の姿がその歌詞によって浮かびあがっていた。
風 はしだのりひことシューベルツ 歌詞情報 - goo 音楽

好きな人に「好き」ということは、相手に気持ちを知ってもらいたいというのが一番の目的で、その先は相手も好きかそうでないかにより異なる。だけど、その言葉を発した瞬間、僕らは次に行ける。ぽっかり空いた穴を埋めるためでなく、その穴を自分のものとして受け止め、そしてその先に進んでいくために、「好き」と言おう。その先に何があっても「好き」」は変わらないと、何年もかけて思えるようになったから。

さて、先週から少しずつ登場してきた富士野さんは、来週以降もさらに物語の中心に関わってくる様子だ。久しぶりに連ドラで見る福田麻由子さんの演技が楽しみでもある。そんな楽しさ盛りだくさんの『Q10』を観ることができているだけで、何だろう、とても贅沢に思える。
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