アメリカが頭をかかえている。日本の首相は滑る口元、ぐらつく足元。
定額給付金、道路特定財源の地方交付、日本郵政の株式売却、医師は常識がない。
僕は、黒澤明監督の「天国と地獄」を何度となく見た。いつもの生活の中に、
目の上のたんこぶのように、大きな大金持ちの家がある。それでもどうして誘拐の
ような大それた悪い事をするのか?きっと映画でのこと、日本社会では現実的でな
いと思って理解していたが、あの山崎努のいきいきした反逆的な若者の眼がおもい
だされる。今の山崎努の怖い顔のイメージが重なっているかもしれない。親に従い
生きる人、親に反抗して生きる人に親のない子の気持ちが判るヨシもなく・・・
これからの医療、福祉社会を誰にまかせる、いや委ねたらいいのだろうか?
折角、60年も平和に夢を持って生活してきた今、物質を得た分、心が通わなくな
るなんて、残りすくない人生さみしい世の中じゃござんせんか?