メール本文には「ファイルを送ります」とあるのに、
メールには添付ファイルが表示されないことがあった。
私のメーラーはThunderbird。
送信した人のメーラーは、apple mailだった。
調べた結果、原因は作成されたメールの構造にあった。
なぜそんな構造になるか、原因は次の2つが考えらえる。
・送信側のメーラーの問題(機能/UI)
・メールを送信するユーザーの問題
解決策は簡単で、メールをHTMLメールで送らないこと。
□原因について
HTMLメールを作った場合、互換性のために、本文の内容だけを
プレーンテキストにして読めるようにする機能がある。
メールの中で、Content-Type: multipart/alternative; とした後、
「プレーンテキストのメール」と「HTMLのメール」の両方を記載する。
これで、読み手の環境にあわせて「どちらか片方」を表示できる。
これとは別に、メールで複数の内容を送ることができる。
メール本文と画像ファイル、みたいなメールである。
これはメールの中で、Content-Type: multipart/mixed; とし、
その後にそれぞれの内容を記載すれば良い。
ファイルを添付する時に、この二つをどう組み合せるかによって、
メールの構造が変わる。
(A) 本文(テキスト もしくは HTML)+添付ファイル
(B) 本文{テキスト もしくは (HTML+添付ファイル)}
(A)は、メールの本文としてテキストとHTMLの両方用意する。
さらにメール本文とは別に、添付ファイルを加える構造になる。
(B)は、メールの本文としてテキストとHTMLの両方あるが、
HTMLにのみ、添付ファイルが加えられている構造になる。
読み手がHTMLメールを表示している場合、(A)でも(B)でも、
添付ファイルは表示される。問題は生じない。
読み手がHTMLメールを表示していない(できない)場合、
(A)だと、添付ファイルは表示される。
(B)だと、添付ファイルの存在すら表示されない。
これ自体は、どちらが良いとか悪いという問題ではなく、
そう表示する仕様になっているだけ。
問題なのは、添付ファイルを送ろうしているだけで、
HTMLの一部として送ろうとは考えてもいないのに、
(B)の構造で送っている人がいること。
□不必要なHTMLメールはやめよう
HTMLメールには良い所もあるけれど、
私は、メリットとデメリットを考えて、HTMLをオフにしている。
HTMLをオフにすると、迷惑メール対策になる、偽リンクを避けることができるなどなど。
メールを安全寄りで使いたいなら、HTMLはオフにせざるを得ない。
オンにしたところで、宣伝メールがきらびやかになるぐらい。
普通の仕事メール・連絡メールはテキストで十分伝わる。
今回のトラブルもHTMLメールだから生じている。
ちゃんとした狙いがあってHTMLメールを使うなら、大丈夫。
自信をもってHTMLメールを使いつづければいい。
問題なのは、最初からHTMLメールがオンになっているから、
知らずにHTMLメールを使っている人。
知らずに使うと、きづかないうちに、いろいろなトラブルの原因になります。
設定を見直してHTMLをオフにしませんか?
メールには添付ファイルが表示されないことがあった。
私のメーラーはThunderbird。
送信した人のメーラーは、apple mailだった。
調べた結果、原因は作成されたメールの構造にあった。
なぜそんな構造になるか、原因は次の2つが考えらえる。
・送信側のメーラーの問題(機能/UI)
・メールを送信するユーザーの問題
解決策は簡単で、メールをHTMLメールで送らないこと。
□原因について
HTMLメールを作った場合、互換性のために、本文の内容だけを
プレーンテキストにして読めるようにする機能がある。
メールの中で、Content-Type: multipart/alternative; とした後、
「プレーンテキストのメール」と「HTMLのメール」の両方を記載する。
これで、読み手の環境にあわせて「どちらか片方」を表示できる。
これとは別に、メールで複数の内容を送ることができる。
メール本文と画像ファイル、みたいなメールである。
これはメールの中で、Content-Type: multipart/mixed; とし、
その後にそれぞれの内容を記載すれば良い。
ファイルを添付する時に、この二つをどう組み合せるかによって、
メールの構造が変わる。
(A) 本文(テキスト もしくは HTML)+添付ファイル
(B) 本文{テキスト もしくは (HTML+添付ファイル)}
(A)は、メールの本文としてテキストとHTMLの両方用意する。
さらにメール本文とは別に、添付ファイルを加える構造になる。
(B)は、メールの本文としてテキストとHTMLの両方あるが、
HTMLにのみ、添付ファイルが加えられている構造になる。
読み手がHTMLメールを表示している場合、(A)でも(B)でも、
添付ファイルは表示される。問題は生じない。
読み手がHTMLメールを表示していない(できない)場合、
(A)だと、添付ファイルは表示される。
(B)だと、添付ファイルの存在すら表示されない。
これ自体は、どちらが良いとか悪いという問題ではなく、
そう表示する仕様になっているだけ。
問題なのは、添付ファイルを送ろうしているだけで、
HTMLの一部として送ろうとは考えてもいないのに、
(B)の構造で送っている人がいること。
□不必要なHTMLメールはやめよう
HTMLメールには良い所もあるけれど、
私は、メリットとデメリットを考えて、HTMLをオフにしている。
HTMLをオフにすると、迷惑メール対策になる、偽リンクを避けることができるなどなど。
メールを安全寄りで使いたいなら、HTMLはオフにせざるを得ない。
オンにしたところで、宣伝メールがきらびやかになるぐらい。
普通の仕事メール・連絡メールはテキストで十分伝わる。
今回のトラブルもHTMLメールだから生じている。
ちゃんとした狙いがあってHTMLメールを使うなら、大丈夫。
自信をもってHTMLメールを使いつづければいい。
問題なのは、最初からHTMLメールがオンになっているから、
知らずにHTMLメールを使っている人。
知らずに使うと、きづかないうちに、いろいろなトラブルの原因になります。
設定を見直してHTMLをオフにしませんか?